- 英
- dehydroacetic acid DHA
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デヒドロ酢酸[1] |
|
優先IUPAC名
3-Acetyl-2-hydroxy-6-methyl-4H-pyran-4-one[要出典]
|
別称
E番号265 Methylacetopyronone[要出典]
|
識別情報 |
略称 |
DHAA |
CAS登録番号 |
520-45-6 |
PubChem |
10623 |
ChemSpider |
10177 |
UNII |
2KAG279R6R |
EINECS |
208-293-9 |
MeSH |
dehydroacetic+acid |
|
- InChI=1S/C8H8O4/c1-4-3-6(10)7(5(2)9)8(11)12-4/h3,11H,1-2H3
Key: JEQRBTDTEKWZBW-UHFFFAOYSA-N
|
特性 |
化学式 |
C8H8O4 |
モル質量 |
168.15 g mol−1 |
精密質量 |
168.042258744 g mol-1 |
外観 |
白色の結晶 |
融点 |
109 °C, 382 K, 228 °F
|
沸点 |
270 °C, 543 K, 518 °F
|
危険性 |
EU分類 |
Xn |
EU Index |
607-163-00-2 |
Rフレーズ |
R22 |
Sフレーズ |
(S2) |
関連する物質 |
関連物質 |
4-ピロン |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
デヒドロ酢酸(デヒドロさくさん、英: Dehydroacetic acid)はピロンの誘導体で、防かび剤や殺菌料として、イチゴやカボチャ、漬物などに使われる[2]。抗酵素歯磨剤にも使用される。
多くの場合、水への溶解度調整のため、ナトリウム塩のデヒドロ酢酸ナトリウムとして使用される。
工業的には、さまざまな合成樹脂の可塑剤として利用される[1]。
脚注
- ^ a b Merck Index, 11th Edition, 2855
- ^ Handbook of Biocide and Preservative Use, Harold William Rossmoore, p. 341 ISBN 0751402125
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 松本 比佐志
- 別府大学紀要 (54), 159-168, 2013-02
- … 各試料中の保存料(安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸)の濃度を分析し、その1日摂取量を求めた。 … 即ち、1日摂取量は安息香酸でそのADI の0.55%、ソルビン酸でそのADI の1.08%であり、デヒドロ酢酸は全く検出されなかった。 …
- NAID 120005265152
Related Links
- デヒドロ酢酸(デヒドロさくさん、英: Dehydroacetic acid)はピロンの誘導体で、防かび剤 や殺菌料として、イチゴやカボチャ、漬物などに使われる。抗酵素歯磨剤に ... 多くの 場合、水への溶解度調整のため、ナトリウム塩のデヒドロ酢酸ナトリウムとして使用され る。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ネオバルギンHD
組成
- 本品100g中硫酸バリウム2) 98.6gを含有する。
- 添加物として、トラガント末、CMC-Na、アラビアゴム末、ポリリン酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、クエン酸、シリコーン樹脂、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、サッカリンナトリウム、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、香料、粉末還元麦芽糖水アメを含有する。
禁忌
- 消化管の穿孔又はその疑いのある患者[消化管外(腹腔内等)に漏れることにより、バリウム腹膜炎等の重篤な症状を引き起こすおそれがある。]
- 消化管に急性出血のある患者[出血部位に穿孔を生ずるおそれがある。また、粘膜損傷部等より硫酸バリウムが血管内に侵入するおそれがある。]1)
- 消化管の閉塞又はその疑いのある患者[穿孔を生ずるおそれがある。]
- 全身衰弱の強い患者
- 硫酸バリウム製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 検査部位及び検査方法に応じ、本剤の適量に適量の水を加えて適当な濃度とし、その適量を経口投与又は注腸する。
通常成人は下記量を標準とする。
検査部位 |
検査方法 |
硫酸バリウム濃度(w/v%) |
用量(mL) |
食道 |
(経口) |
50〜200 |
10〜150 |
胃・十二指腸 |
(経口) 充盈 レリーフ 二重造影 |
30〜200 |
10〜300 |
小腸 |
(経口) |
30〜150 |
100〜300 |
大腸 |
(注腸) |
20〜130 |
200〜2000 |
慎重投与
(経口・注腸)
- 消化管に瘻孔又はその疑いのある患者 [穿孔を生じ、消化管外に漏れるおそれがある。]
- 穿孔を生ずるおそれのある患者(胃・十二指腸潰瘍、虫垂炎、憩室炎、潰瘍性大腸炎、腸重積症、腫瘍、寄生虫感染、生体組織検査後間もない患者等)3)〜8)
- 消化管の狭窄又はその疑いのある患者[腸閉塞、穿孔等を生ずるおそれがある。]
- 腸管憩室のある患者[穿孔を生ずるおそれがある。]
重大な副作用
1)ショック、アナフィラキシー様症状
- まれに(0.1%未満)ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、顔面蒼白、四肢冷感、血圧低下、チアノーゼ、意識消失、潮紅、蕁麻疹、顔面浮腫、喉頭浮腫、呼吸困難等があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。9),10)
2)消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎
- まれに(0.1%未満)消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎を起こすことがあるので、観察を十分に行い、検査後、腹痛等の異常が認められた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
分子式:
性状:
- 無味無臭の白色の粉末で、水、エタノール(95)、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
塩酸、硝酸、水酸化ナトリウム試液に溶けない。約1,600℃で融解する。
★リンクテーブル★
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