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- designer drug
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- 類似麻薬
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/04 19:33:20」(JST)
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デザイナードラッグ (designer drug) は向精神薬を評価する用語で、現存する麻薬の分子構造を組変えたり、同じような機序を目的とした医薬品設計(drug design)を行い、現行法では対処できなくなっている薬物の事を指す。類似麻薬とも呼ばれる。日本では、行政や規制者が脱法ドラッグの危険性に警鐘を促すために好んでよく使う用語である。広義の意味では、単に現存する薬物の分子構造を組変えた事により作られた薬物の事を指す。 この用語はもともと、1980年代にヘロインに構造が似た数々のフェンタニル系合成麻薬に言及するため、アメリカ当局が利用し始めたものである。アメリカでこの用語が知名度を得たのは、1980年代中盤のMDMAの流行時であった。
トリプタミン系薬物は5-MeO-DIPT(麻薬)のデザイナードラッグ、フェネチルアミン系の薬物はMDMA(麻薬)のデザイナードラッグ、と評される。2000年頃から、ケミカルな脱法ドラッグの流通、使用が日本でも盛んなため、ぞれを指してデザイナードラッグと評価されることが多い。
ドーピング規制にも同様の事があり、特にドーピング検査で検出されないように作られたアナボリックステロイドをデザイナーステロイドと呼ぶことがある。
1960年から1980年代に化学者のアレクサンダー・サーシャ・シュルギンが多くのデザイナードラッグを生み出しその合成法や作用について記した著書を出版している。 サーシャは、2050年までに新たな幻覚剤が2000種類ほど誕生するのではないかと予測している[1]。
著名なデザイナードラッグ
- 初期の麻薬性デザイナードラッグ
- アルファ-メチルフェンタニル - チャイナホワイトとして知られる。
- パラフルオロフェンタニル
- MPPP - MPTPが混入していた事で悪名高い。MPTPは単一使用でもパーキンソニズムを引き起こす。
- トリプタミン系デザイナードラッグ
- 4-Acetoxy-DiPT - n,n-diisopropyl-4-acetoxytryptamine
- 5-MeO-AMT - 5-methoxy-alpha-methyltryptamine
- 5-MeO-DIPT - 5-methoxy-di-isopropyltryptamine
- 5-MeO-DMT - 5-methoxy-dimethyltryptamine
- AMT - alpha-methyltryptamine
- DIPT - di-isopropyl-tryptamine
- DPT - n,n-dipropyltryptamine
- フェネチルアミン系デザイナードラッグ
- 2C-B - 4-bromo-2,5-dimethoxyphenethylamine
- 2C-C - 2,5-dimethyoxy-4-chlorophenethylamine
- 2C-I - 2,5-dimethoxy-4-iodophenethylamine
- 2C-E - 2,5-dimethoxy-4-ethyl-phenethylamine
- 2C-T-2 - 2,5-dimethoxy-4-ethylthiophenethylamine
- 2C-T-7 - 2,5-dimethoxy-4-(n)-propylthiophenethylamine
- 2C-T-21 - 2,5-dimethoxy-4-(2-fluoroethylthio)phenethylamine
- MDMA - 3,4-methylenedioxymethamphetamine
- PCP系デザイナードラッグ
- TCP - 1-[1-(2-thienyl)-cyclohexyl]-piperidine 又は thienylcyclohexylpiperidine
- PCE - cyclohexamine
- PCPP - phenylcyclopentylpiperidine
- その他のデザイナードラッグ
- BZP - benzylpiperazine
- TFMPP - 3-Trifluoromethylphenylpiperazine
- GBL - γ-butyrolactone。GHBの先駆物質でもあり、これの代用にもなりうる。
- 1,4-butanediol - GHB類似薬物
脚注
- ^ 合成ドラッグのオンライン販売、終身刑の可能性も(下) (WIRED.jp、2005年7月13日)
関連項目
- 医薬品設計
- アレクサンダー・シュルギン
- 脱法ドラッグ
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Japanese Journal
- デザイナードラッグとして検出された合成カンナビノイドの異性体分析について
- 内山 奈穂子,花尻(木倉) 瑠理,正田 卓司 [他],福原 潔,合田 幸広
- 薬学雑誌 131(7), 1141-1147, 2011
- Recently, many psychotropic herbal products, named such as "Spice", were distributed worldwide via the Internet. In our previous study, several synthetic cannabinoids were identified as ad …
- NAID 130000927005
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