商品名
テリルジー
会社名
グラクソ・スミスクライン
成分
薬効分類
第6の1
薬効
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)を効能・効果とする新医療用配合剤
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Japanese Journal
- 注目の新薬 テリルジー(フルチカゾンフランカルボン酸エステル・ウメクリジニウム臭化物・ビランテロールトリフェニル酢酸塩)
- 權 寧博
- 診断と治療 = Diagnosis and treatment 107(11), 1415-1418, 2019-11
- NAID 40022086917
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- 通常、成人にはテリルジー100エリプタ1吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg、ウメクリジニウムとして62.5μg及びビランテロールとして25μg)を1日1回吸入投与する。
- 総称名 テリルジー 一般名 フルチカゾンフランカルボン酸エステル ウメクリジニウム臭化物 ビランテロールトリフェニル酢酸塩 この情報は KEGG データベースにより提供されています。 日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。
- テリルジーは あくまでも長期管理を目的 として使用される薬剤です。 これはテリルジーに限らず、ICSやLABA、LAMA全般に言えることです。 なので以下の内容はテリルジー特有のものではなく、コントローラーとして使用される吸入薬全てに
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
一般的名称
効能または効果
- 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β刺激剤の併用が必要な場合)
作用機序
- FFは合成コルチコステロイドの一種であり、炎症性サイトカイン産生の抑制、抗炎症蛋白発現の促進、上皮細胞の保護及び好酸球浸潤の抑制等の作用を介して抗炎症作用を示す。UMECは長時間作用性の選択的ムスカリン受容体拮抗薬であり、気管支平滑筋に存在するムスカリン受容体へのアセチルコリンの結合を競合的に阻害することにより気管支平滑筋収縮を抑制する。VIは長時間作用性吸入β刺激剤であり、アデニル酸シクラーゼを活性化し細胞内の環状アデノシン一リン酸を増加させることで、気管支平滑筋を弛緩させる。
禁忌
- 有効な抗菌剤の存在しない感染症、深在性真菌症の患者[ステロイドの作用により症状を増悪するおそれがある。]
組成
- 1ブリスター中フルチカゾンフランカルボン酸エステル100μgウメクリジニウム臭化物74.2μg(ウメクリジニウムとして62.5μg)ビランテロールトリフェニル酢酸塩40μg(ビランテロールとして25μg)
添加物
重大な副作用
過量投与
- 本剤の過量投与により、抗コリン剤の薬理学的作用による症状(口内乾燥、視調節障害及び頻脈等)、β刺激剤の薬理学的作用による症状(頻脈、不整脈、振戦、頭痛及び筋痙攣等)や副腎皮質機能抑制等の全身性の作用が発現するおそれがある。また、外国人健康成人にフルチカゾンフランカルボン酸エステル・ビランテロール 800・100μgを1日1回7日間吸入投与したとき、又はウメクリジニウム臭化物・ビランテロールトリフェニル酢酸塩 500・100μgを1日1回10日間吸入投与したときQT間隔延長が認められた。,
妊婦
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。フルチカゾンフランカルボン酸エステルの高用量の吸入投与により、ラットの胎児では母動物毒性に関連した胎児の低体重、胸骨の不完全骨化の発現率増加、ウサギでは流産が報告されている。また、ビランテロールの高用量の吸入又は皮下投与により、ウサギの胎児に眼瞼開存、口蓋裂などの所見及び発育抑制が報告されている。
授乳婦
- 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。他のβ刺激剤及び副腎皮質ステロイド剤はヒト乳汁中に移行することが知られている。ラットの授乳期にフルチカゾンフランカルボン酸エステル、ウメクリジニウム臭化物又はビランテロールを単独で投与したとき、生後10日の出生児血漿中に薬物が検出された(それぞれ6/54、2/54又は1/54例)。