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【希少疾病用医薬品】
UpToDate Contents
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- 1. 原発性骨髄線維症のマネージメントmanagement of primary myelofibrosis [show details]
…of ruxolitinib. An alternative myelosuppressive therapy (eg, hydroxyurea) may be necessary to control progressive leukocytosis or increasing blasts during withdrawal of ruxolitinib. Ruxolitinib can …
- 2. 移植片対宿主病の予防および治療に使用される免疫抑制剤の概要overview of immunosuppressive agents used for prevention and treatment of graft versus host disease [show details]
…studies demonstrated significant activity for ruxolitinib in mouse models of GVHD . Small trials and retrospective reviews suggest that the efficacy of ruxolitinib in acute and chronic GVHD is comparable to …
- 3. 急性移植片対宿主病の治療treatment of acute graft versus host disease [show details]
…when ruxolitinib is discontinued in myelofibrosis . Dose reduction should be gradual rather than abrupt, caution is advised to monitor for a withdrawal-like syndrome, and resumption of ruxolitinib (and …
- 4. 真性多血症の予後および治療prognosis and treatment of polycythemia vera [show details]
…to ruxolitinib remained on therapy (83 percent); none of the patients assigned to BAT remained on that therapy and 88 percent crossed over to ruxolitinib. The majority of responses with ruxolitinib were …
- 5. 慢性移植片対宿主病の治療treatment of chronic graft versus host disease [show details]
…when ruxolitinib is discontinued in myelofibrosis . Dose reduction should be gradual rather than abrupt, caution is advised to monitor for a withdrawal-like syndrome, and resumption of ruxolitinib (and …
Japanese Journal
- JAK阻害薬ルキソリチニブ(ジャカビ錠<sup>®</sup>)の薬理学的特長および臨床成績
- 田中 基晴,池田 七,田原 さやか
- 日本薬理学雑誌 146(1), 54-61, 2015
- … には血液細胞の分化・増殖に関与するJanusキナーゼ(JAK)2の活性化,および消耗性の全身症状には炎症性インターロイキンシグナル伝達に寄与するJAK1が関与することが示唆されている.ルキソリチニブ(ジャカビ錠<sup>®</sup>)はJAK1およびJAK2に選択性を示す新規のJAK阻害薬である.ピロロピリミジン誘導体(一リン酸塩)である本薬はJAK1およびJAK2に高い選択性(IC<sub>50</sub><5 nM)を示し,恒常的 …
- NAID 130005087186
- 新薬紹介委員会
- ファルマシア 50(12), 1247-1251, 2014
- このコラムでは既に「承認薬の一覧」に掲載された新有効成分含有医薬品など新規性の高い医薬品について,各販売会社から提供していただいた情報を一般名,市販製剤名,販売会社名,有効成分または本質および化学構造,効能・効果を一覧として掲載しています.<br>今回は,50巻10号「承認薬の一覧」に掲載した当該医薬品について,表解しています.<br>なお,「新薬のプロフィル」欄においても …
- NAID 130005316654
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- 「ジャカビ錠5mg」の用法用量や効能・効果、副作用、注意点を記載しており、添付文書も掲載しています。 ジャカビ錠5mgの使用上の注意 病気や症状に応じた注意喚起 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- ジャカビ錠5mgの添付文書 添付文書PDFファイル PDFファイルを開く ※添付文書のPDFファイルは随時更新しておりますが、常に最新であるとは限りません。予めご了承ください。 効果・効能 骨髄線維症。 真性多血症(既存治療が効果不 ...
- 総称名 ジャカビ 一般名 ルキソリチニブリン酸塩 欧文一般名 Ruxolitinib Phosphate 製剤名 ルキソリチニブリン酸塩錠 薬効分類名 この情報は KEGG データベースにより提供されています。 日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ジャカビ錠5mg
組成
成分・含量
- 1錠中ルキソリチニブリン酸塩6.6mg(ルキソリチニブとして5mg)
添加物
- 乳糖、セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン、無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 骨髄線維症
- 真性多血症(既存治療が効果不十分又は不適当な場合に限る)
骨髄線維症の場合
- 患者のリスク分類、脾臓の大きさ等について、臨床成績の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
- 病理組織学的検査を行い、骨髄線維症と診断された患者に使用すること。
真性多血症の場合
- ヒドロキシカルバミドによる適切な治療を行っても十分な効果が認められない場合、又はヒドロキシカルバミドによる治療が不適当と判断される場合に本剤の投与を考慮すること。
- 臨床試験に組み入れられた患者の脾臓の大きさ等について、臨床成績の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
- 骨髄線維症の場合
通常、成人には本剤を1日2回、12時間毎を目安に経口投与する。用量は、ルキソリチニブとして1回5mg〜25mgの範囲とし、患者の状態により適宜増減する。
- 真性多血症の場合
通常、成人にはルキソリチニブとして1回10mgを開始用量とし、1日2回、12時間毎を目安に経口投与する。患者の状態により適宜増減するが、1回25mg1日2回を超えないこと。
全効能共通
- 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
- 十分な効果が認められず、血球数から増量可能と判断できる場合は、1回の投与量を5mgずつ2週間以上の間隔をあけて増量することができる。ただし、本剤の初回投与後、4週間は増量しないこと。
- 肝機能障害患者又は腎機能障害患者では、未変化体又は活性代謝物の血中濃度が上昇するとの報告があるため、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。
骨髄線維症の場合
- 本剤の投与開始にあたっては、血小板数に基づき下記を参考に開始用量を決定すること。
血小板数注):20万/mm3超
血小板数注):10万/mm3以上20万/mm3以下
- 開始用量:1回15mg 1日2回
- 注)血小板数5万/mm3以上10万/mm3未満の患者に対する開始用量の情報は限られているため、臨床成績の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤の投与の可否を慎重に検討すること。血小板数5万/mm3以上10万/mm3未満の患者に投与可能と判断する場合、1回5mgを1日2回から投与を開始するとともに、観察を十分に行い、有害事象の発現に十分注意すること。血小板数5万/mm3未満の患者に対する投与は避けること。
- 本剤の投与中に血小板数が減少した場合、下記を参考に減量又は休薬を考慮すること。なお、血小板数が休薬前の数値以上に回復した場合には、1回5mgを1日2回から投与を再開できる。ただし、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。
血小板数:10万/mm3以上12.5万/mm3未満
- 1回あたりの用量(1日2回)
25mg:20mg
20mg:変更なし
15mg:変更なし
10mg:変更なし
5mg:変更なし
血小板数:7.5万/mm3以上10万/mm3未満
- 1回あたりの用量(1日2回)
25mg:10mg
20mg:10mg
15mg:10mg
10mg:変更なし
5mg:変更なし
血小板数:5万/mm3以上7.5万/mm3未満
- 1回あたりの用量(1日2回)
25mg:5mg
20mg:5mg
15mg:5mg
10mg:5mg
5mg:変更なし
血小板数:5万/mm3未満
- 1回あたりの用量(1日2回)
25mg:休薬
20mg:休薬
15mg:休薬
10mg:休薬
5mg:休薬
- 本剤の投与中に好中球数が500/mm3未満に減少した場合には休薬すること。なお、好中球数が休薬前の数値以上に回復した場合には、1回5mgを1日2回から投与を再開できる。ただし、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。
真性多血症の場合
- 血小板数が5万/mm3以上10万/mm3未満の患者における開始用量の情報は得られていないため、臨床成績の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤の投与の可否を慎重に検討すること。血小板数5万/mm3以上10万/mm3未満の患者に投与可能と判断する場合、低用量から投与を開始するとともに、観察を十分に行い、有害事象の発現に十分注意すること。血小板数5万/mm3未満の患者に対する投与は避けること。
- 本剤の投与中に血小板数又はヘモグロビンが減少した場合、下記を参考に減量又は休薬を考慮すること。減量幅は、1回の投与量として5mgとする。なお、血小板数及びヘモグロビンが休薬前の数値以上に回復した場合には、1回5mg1日2回から投与を再開できる。ただし、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。
血小板数
- 5万/mm3以上、10万/mm3未満:減量
5万/mm3未満:休薬
ヘモグロビン
- 8g/dL以上、12g/dL未満:減量
8g/dL未満:休薬
- 本剤の投与中に好中球数が1,000/mm3未満に減少した場合には休薬すること。なお、好中球数が休薬前の数値以上に回復した場合には、1回5mgを1日2回から投与を再開できる。ただし、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。
慎重投与
- 重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)のある患者及び透析中の末期腎障害患者〔血中濃度が上昇するおそれがある。〕(【薬物動態】の項参照)
- 肝機能障害のある患者〔血中濃度が上昇するおそれがある。〕(【薬物動態】の項参照)
- 結核の既感染者(特に結核の既往歴のある患者及び胸部レントゲン上結核治癒所見のある患者)〔結核を活動化させるおそれがある。〕(「重要な基本的注意」の項参照)
- 感染症(敗血症、肺炎、ウイルス感染等)を合併している患者〔免疫抑制作用により病態を悪化させるおそれがある。〕(「重要な基本的注意」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
骨髄抑制
- 血小板減少症(40.9%)、貧血(37.5%)、好中球減少症(4.3%)があらわれることがあるので、定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画等)を実施するなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には休薬、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。
感染症(10.4%)
- 細菌、真菌、ウイルス又は原虫による重篤な感染症(帯状疱疹(2.6%)、尿路感染(1.9%)、結核(0.2%)等)や日和見感染が発現又は悪化することがあり、死亡に至った症例が報告されている。本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には休薬、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。
進行性多巣性白質脳症(頻度不明)
- 進行性多巣性白質脳症があらわれることがあるので、本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合には、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を実施するとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
出血
- 脳出血等の頭蓋内出血(0.2%)(初期症状:頭痛、悪心・嘔吐、意識障害、片麻痺等)、胃腸出血(0.8%)、処置後出血(0.2%)、鼻出血(1.7%)、血尿(0.6%)等があらわれることがあり、死亡に至った症例が報告されている。本剤投与中は定期的に血液検査を実施するなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺疾患(頻度不明)
- 間質性肺疾患があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害
- AST(GOT)(3.2%)、ALT(GPT)(4.1%)の上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあり、死亡に至った症例が報告されている。本剤投与中は定期的に肝機能検査を実施するなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
心不全(0.6%)
- 心不全があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
作用機序
- 骨髄線維症及び真性多血症の患者では多くの場合、JAK2遺伝子の変異等によるJAK2キナーゼの恒常的な活性化が認められている。ルキソリチニブは、in vitroで野生型及び変異型(V617F)のJAK2活性を阻害し、そのシグナル伝達を抑制した。20,21)また、骨髄線維症における臨床症状の原因の一つと考えられているIL-6の細胞内シグナル伝達に関わるJAK1の活性を阻害した。20)変異型JAK2(V617F)を発現させたマウス腫瘍細胞株を移植したマウスにおいて、ルキソリチニブは脾臓重量を減少させ、炎症性サイトカインであるIL-6及びTNF-αの血中濃度の上昇を抑制した。22,23)変異型JAK2(V617F)を発現するマウス由来骨髄細胞を移植し、赤血球数増加等の真性多血症様の症状を呈したマウスにおいて、ルキソリチニブは赤血球数、白血球数及び脾臓重量を減少させた。24)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ルキソリチニブリン酸塩(Ruxolitinib Phosphate)
化学名
- (3R)-3-Cyclopentyl-3-[4-(7H-pyrrolo[2,3-d]pyrimidin-4-yl)-1H-pyrazol-1-yl]propanenitrile monophosphate
分子式
分子量
性状
- 白色の粉末である。水にやや溶けやすく、エタノールにやや溶けにくく、アセトニトリルに極めて溶けにくい。
融点
分配係数
- −0.057(1-オクタノール/pH1.0緩衝液)、2.562(1-オクタノール/pH4.3緩衝液)、2.814(1-オクタノール/pH7.4緩衝液)
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- mold、mould
- 関
- 菌類、糸状菌