出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/14 08:18:40」(JST)
| シマジン | |
|---|---|
| 
 IUPAC名 
6-クロロ-N,N'-ジエチル-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン  | 
|
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 122-34-9 | 
| PubChem | 5216 | 
| KEGG | C11172 | 
| 
 SMILES 
  | 
|
| 特性 | |
| 化学式 | C7H12ClN5 | 
| モル質量 | 201.657 g/mol | 
| 外観 | 白色の結晶性粉末 | 
| 密度 | 1.3 kg/dm3 | 
| 融点 | 
 225-227℃  | 
| 水への溶解度 | 微溶 (5 mg/L water) | 
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
シマジン(英: Simazine)は、トリアジン系除草剤の一種。
チバガイギー社が開発した除草剤で、1999年の実績では単剤生産量1,360トン、日本では原体57.5トンと製剤15.2トンが輸入されている。シマジン自体は安定で分解が遅く、薬害が強いために水田よりも畑地で使用される。雑草の発生初期に使用すると根から吸収され、成長抑制・殺草作用を示す。カヤツリグサやメヒシバ、タデなどに有効で、畑地や果樹園のほかに住宅地や河川敷、ゴルフ場にも使用される。日本での農薬登録は1958年6月30日。農薬取締法により水質汚濁性農薬に指定されているため、使用には都道府県知事の許可が必要である。
可燃性であり、燃焼や加熱により有害なフュームを生じる。毒物及び劇物取締法により毒物・劇物に分類されてはいないが、農薬取締法による水質汚濁性農薬、および土壌汚染対策法による第3種特定有害物質に指定されている。排水基準を定める省令および水質汚濁防止法による排出基準は0.03mg/l以下と定められている。一日許容摂取量は0.0013mg/kg/日。
| この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。 | 
| リンク元 | 「水質汚濁に係る環境基準」 | 
| 項目 | 基準値 | 
| カドミウム | 0.003mg/L 以下 | 
| 全シアン | 検出されないこと。 | 
| 鉛 | 0.01mg/L 以下 | 
| 六価クロム | 0.05mg/L 以下 | 
| 砒素 | 0.01mg/L 以下 | 
| 総水銀 | 0.0005mg/L以下 | 
| アルキル水銀 | 検出されないこと。 | 
| PCB | 検出されないこと。 | 
| ジクロロメタン | 0.02mg/L 以下 | 
| 四塩化炭素 | 0.002mg/L以下 | 
| 1,2-ジクロロエタン | 0.004mg/L以下 | 
| 1,1-ジクロロエチレン | 0.1mg/L 以下 | 
| シス-1,2-ジクロロエチレン | 0.04mg/L 以下 | 
| 1,1,1-トリクロロエタン | 1mg/L 以下 | 
| 1,1,2-トリクロロエタン | 0.006mg/L以下 | 
| トリクロロエチレン | 0.03mg/L 以下 | 
| テトラクロロエチレン | 0.01mg/L 以下 | 
| 1,3-ジクロロプロペン | 0.002mg/L以下 | 
| チウラム | 0.006mg/L以下 | 
| シマジン | 0.003mg/L以下 | 
| チオベンカルブ | 0.02mg/L 以下 | 
| ベンゼン | 0.01mg/L 以下 | 
| セレン | 0.01mg/L 以下 | 
| 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 | 10mg/L 以下 | 
| ふっ素 | 0.8mg/L 以下 | 
| ほう素 | 1mg/L 以下 | 
| 1,4-ジオキサン | 0.05mg/L以下 | 
.