- 英
- cytosol
- 同
- 細胞質ゾル、細胞質基質 cytoplasmic matrix、シトゾル
- 関
- 原形質
WordNet
- the aqueous part of the cytoplasm within which various particles and organelles are suspended
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/09 13:24:19」(JST)
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典型的な動物細胞の模式図: (1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11)
細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体
細胞質基質(さいぼうしつきしつ)とは細胞内の部分の呼称で、細胞質から細胞内小器官を除いた部分のことである。細胞質ゾル、サイトゾル, シトソール (cytosol) あるいは細胞礎質とも呼ばれる。古くは透明質、可溶性部分などと呼ばれたこともあるが、その後の分析技術の向上により、これらの部分にもさまざまな構造や機能が認められたため、この呼称の利用には問題がある。
遠心分画法で上清画分に回収される流動性の成分からなり、可溶性のタンパク質やリソソーム等が含まれている。
基本的には水を溶媒とし、酵素蛋白質をおもな分散質とし(細胞質基質は20〜30%の蛋白質を含む)、アミノ酸、脂肪酸などの各種有機酸、糖、核酸塩基、各種タンパク質を溶質あるいは低分子分散質として含む、複雑なコロイドとなっている。
細胞内部の流体として、(主に細胞骨格の働きにより)原形質流動を起こし、細胞内の各種物質の移動、細胞内小器官の配置、細胞間で伝達される信号の細胞内での転送の場となっている。
原核細胞ではほとんどあらゆる生化学反応が細胞質基質中で行われるが、真核細胞では特定の機能に特化した細胞内小器官が大規模な反応の舞台となっているため、細胞質基質はどちらかと言えば細胞の基礎的な代謝機能の場となっている。
- 糖代謝(解糖系、ペントースリン酸経路)
- 糖新生
- 脂肪酸のβ酸化
- 脂肪酸合成
- アミノ酸の合成と代謝
- ヌクレオチド合成
- タンパク質合成
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 平成25年度日韓バイオマテリアル学会若手研究者交流AWARD がん免疫治療用抗原デリバリーシステムとしてのpH応答性ポリマー修飾リポソーム (特集 平成25年度日本バイオマテリアル学会各賞紹介)
- pH 応答性ポリマー修飾リポソームを用いた抗原デリバリーとがん免疫治療への応用
- 9-8 サイトゾル型グルタミン合成酵素1;2遺伝子破壊がイネの収量に及ぼす影響(9.植物の多量栄養素,2010年度北海道大会)
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★リンクテーブル★
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- 英
- cytosol、cytosolic
- 関
- サイトゾル、細胞質ゾル、細胞内可溶質
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- 英
- cytosol、cytosolic
- 関
- サイトゾル、細胞基質、細胞質ゾル
[★]
- 英
- cytoplasmic matrix
- 関
- サイトゾル
[★]
- 英
- sol
- 同
- コロイド溶液 colloidal solution
- 関
- ポリメチルメタクリレート polymethyl methacrylate、コロイド
[★]
- 英
- site
- 関
- 場所、部位