- 英
- xanthochromia
- 同
- 髄液キサントクロミー
- 関
- 脳脊髄液
- 原因:(1)出血に由来する場合(破壊された赤血球からの間接ビリルビン)、(2)高蛋白による場合
- (1)出血による場合、脳脊髄液は出血後2-3時間から上清が黄色となり始め、1週間で著明となり、15-20日で退色する(LAB.253)
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Japanese Journal
- Spontaneous intracranial hypotension に合併した両側慢性硬膜下血腫の一例
- 登坂 雅彦,高玉 真,坂本 和也,矢内 由美,小野田 公夫
- The KITAKANTO Medical Journal 49(6), 455-459, 1999
- … で壁を拭く作業中, 突然背部に激痛が生じ続いて後頭部に強い頭痛が出現, その後起立性頭痛が存続した.頭部CTで, 脳幹周囲髄液槽と両側のシルビウス裂が不明瞭.髄液は初圧20mm H<SUB>2</SUB>O, 軽度キサントクロミーを呈した為, クモ膜下出血が疑われたが, 脳血管写にて異常はなかった.頭部MRIにて両側硬膜下腔にT2WIにて高信号域を認めた.SIHに合併した慢性硬膜下血腫に対する穿頭血腫除去手術は, 低髄液圧が基盤 …
- NAID 130000880137
- 吉成 元孝,藤島 正敏,柊山 幸志郎,井上 謙次郎,尾前 照雄
- 日本内科学会雑誌 70(12), 1750-1755, 1981
- … し,後頭部痛も消失した.しかし,眼底所見が改善されないので,第21病日に精査のため当科へ入院した.入院時,神経学的には何ら異常はなく,本態性高血圧の悪性期と診断された.入院当初の髄液初圧280mmH2Oで,キサントクロミーを示した.第35病日のCTで右側基底核putamenを中心とした部分に造影剤で輪状に増強される等吸収域を認め,大きさは計測値で2.5×4cmあり,第53病日にはその領域は縮小した.第39病日の脳血管造影では,右内頸 …
- NAID 130000891151
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★リンクテーブル★
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- 英
- cerebrospinal fluid (KH), CSF
- 同
- 髄液、髄液圧
- 成人での総量:100-150ml 採取するときはせいぜい10-15ml程度にとどめたほうがよい
性状など
- SCN.113
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正常
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備考
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脊髄圧
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100-180 mmH2O
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>200mmH2Oで頭蓋内圧亢進
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外観
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水様透明
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比重
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1.005-1.009
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細胞数
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0-5mm3
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蛋白
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15-45mg/dl
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炎症、頭蓋内出血、腫瘍、外傷、中毒、MSなどでみられる
|
グルコース
|
50-75mg/dl
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血糖値の60-80%
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クロール
|
120-130mEq/l
|
結核性髄膜炎の初期で低下
|
多発性硬化症とギラン・バレー症候群の比較
- 多発性硬化症:細胞・蛋白・IgG・ミエリン塩基性蛋白は軽度から中等度上昇。電気泳動:60-80%でオリゴクローナルIgGバンド、ミエリンベーシック蛋白質陽性。
- ギラン・バレー症候群:蛋白細胞解離(蛋白は上昇するが細胞は正常レベル。発症から1週間後の患者の80-90%の患者で見られる。近位神経根のレベルで血液神経関門の透過性が亢進したことによるのかもしれない)。
臨床関連
-
- 細胞増多:好中球(細菌性感染症の存在)、リンパ球(ウイルス性や真菌性の感染症、腫瘍性病変の存在)
- 蛋白増加
- グルコース減少
- ミエリン塩基性蛋白出現:多発性硬化症
- オリゴクローナルバンド出現:多発性硬化症