- 英
- eicosatetraenoic acid
- 関
- アラキドン酸、ビタミンF
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/01/27 14:39:42」(JST)
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エイコサテトラエン酸(エイコサテトラエンさん、英: eicosatetraenoic acid)は、直鎖の20:4の構造を有する脂肪酸を意味する。
特に、2つの異性体が代表的である。1つは、all-cis 5,8,11,14-エイコサテトラエン酸であり、アラキドン酸と呼ばれる俗称を持つω-6脂肪酸である。この脂肪酸は、ジホモ-γ-リノレン酸(20:3 ω-6)が不飽和化されることで生成する。
もう1つは、all-cis-8,11,14,17-エイコサテトラエン酸であり、18:4 ω-3であるステアリドン酸の長鎖化により生成され、この脂肪酸が不飽和化されることでエイコサペンタエン酸(20:5 ω-3, EPA)が生成される。
ある化学関係機関は、どのようなエイコサテトラエン酸でも「アラカドン酸」と呼ぶように定義を試みたが、生化学、医学、栄養学での記述ではall-cis-5,8,11,14-エイコサテトラエン酸(ω-6)のみを「アラキドン酸」と呼ぶこととしている。
エイコサテトラエン酸は、二枚貝であるモエギイガイ(英語版)から発見され、シクロオキシゲナーゼ(COX)とリポキシゲナーゼの両方の経路によりアラキドン酸の酸化を二重に阻害する作用を有するようである[1]。
脚注[編集]
- ^ Bierer TL, Bui LM (2002). “Improvement of arthritic signs in dogs fed green-lipped mussel (Perna canaliculus)”. J. Nutr. 132: 1634S-6S. PMID 12042477. http://jn.nutrition.org/content/132/6/1634S.long.
脂肪:主な脂肪酸 |
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飽和脂肪酸
(「*」印は揮発性)
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C1 蟻酸* - C2 酢酸* - C3 プロピオン酸* - C4 酪酸* - C5 吉草酸 - C6 カプロン酸 - C7 エナント酸 - C8 カプリル酸 - C9 ペラルゴン酸 - C10 カプリン酸 - C11 ウンデシル酸 - C12 ラウリン酸 - C13 トリデシル酸 - C14 ミリスチン酸 - C15 ペンタデシル酸 - C16 パルミチン酸 - C17 マルガリン酸 - C18 ステアリン酸 - C19 ノナデシル酸 - C20 アラキジン酸 - C21 ヘンイコシル酸 - C22 ベヘン酸 - C23 トリコシル酸 - C24 リグノセリン酸
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不飽和脂肪酸
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ω-3脂肪酸
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α-リノレン酸 - ステアリドン酸 - エイコサペンタエン酸 - ドコサペンタエン酸 - ドコサヘキサエン酸
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ω-6脂肪酸
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リノール酸 - γ-リノレン酸 - ジホモ-γ-リノレン酸 - アラキドン酸 - ドコサペンタエン酸
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ω-7脂肪酸
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パルミトレイン酸 - バクセン酸 - パウリン酸
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ω-9脂肪酸
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オレイン酸 - エライジン酸 - エルカ酸 - ネルボン酸
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主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |
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Japanese Journal
- 1P-140 油糧微生物Mortierella alpinaの分子育種によるエイコサテトラエン酸(ETA)の常温生産(発酵生理学,発酵工学,一般講演)
- P405 15(S)ヒドロペルオキシエイコサテトラエン酸による内皮依存性血管弛緩・収縮作用機序に関する実験的検討
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エイコサテトラエン酸
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- アラキドン酸
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- 12-hydroxy-5,8,10,14-eicosatetraenoic acid、12-HETE
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ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
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