- 関
- 低用量ピル
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- このページは、はじめてピルを服用する女性のためにあすか製薬が製作したアンジュ28 錠の服薬指導箋の内容をインターネット上で閲覧しやすくするために体裁を整え、編集 したものです。 illust, アンジュ28錠の服用方法はじめて経口避妊薬をおのみになる方 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量
レボノルゲストレル
- 赤褐色(6錠):0.050mg
白色(5錠):0.075mg
黄色(10錠):0.125mg
日局エチニルエストラジオール
- 赤褐色(6錠):0.030mg
白色(5錠):0.040mg
黄色(10錠):0.030mg
添加物
- カルナウバロウ,サラシミツロウ,ステアリン酸マグネシウム,タルク,沈降炭酸カルシウム,トウモロコシデンプン,乳糖水和物,白糖,ポビドン,マクロゴール6000
赤褐色(6錠):グリセリン,酸化チタン,黄色三二酸化鉄,三二酸化鉄
黄色(10錠):グリセリン,酸化チタン,黄色三二酸化鉄
禁忌
- (次の患者又は女性には投与しないこと)
- 本剤の成分に対し過敏性素因のある女性
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば,乳癌,子宮内膜癌),子宮頸癌及びその疑いのある患者
[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある.]
- 診断の確定していない異常性器出血のある患者
[性器癌の疑いがある.出血が性器癌による場合は,癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある.]
- 血栓性静脈炎,肺塞栓症,脳血管障害,冠動脈疾患又はその既往歴のある患者
[血液凝固能が亢進され,これらの症状が増悪することがある.]
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
[心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 前兆(閃輝暗点,星型閃光等)を伴う片頭痛の患者
[前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者,亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性腎症,糖尿病性網膜症等)
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 血栓性素因のある女性
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 抗リン脂質抗体症候群の患者
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 手術前4週以内,術後2週以内,産後4週以内及び長期間安静状態の患者
[血液凝固能が亢進され,心血管系の副作用の危険性が高くなることがある.]
- 重篤な肝障害のある患者
[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため,症状が増悪することがある.]
- 肝腫瘍のある患者
[症状が増悪することがある.]
- 脂質代謝異常のある患者
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.また,脂質代謝に影響を及ぼす可能性があるため,症状が増悪することがある.]
- 高血圧のある患者(軽度の高血圧の患者を除く)
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.また,症状が増悪することがある.]
- 耳硬化症の患者
[症状が増悪することがある.]
- 妊娠中に黄疸,持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者
[症状が再発するおそれがある.]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性(「妊婦,授乳婦等への投与」の項参照)
- 授乳婦(「妊婦,授乳婦等への投与」の項参照)
- 骨成長が終了していない可能性がある女性
[骨端の早期閉鎖を来すおそれがある.]
効能または効果
- 経口避妊剤使用開始1年間ののみ忘れを含めた一般的使用における失敗率は8%との報告がある.(「臨床成績」の項参照)
- アンジュ21錠
1周期目は1日1錠を毎日一定の時刻に赤褐色錠から開始し,指定された順番に従い21日間連続経口投与し,7日間休薬する.
2周期目は,1周期服用開始29日目より1周期目と同様に赤褐色錠から1日1錠を21日間連続投与し,7日間休薬する.
3周期目以降は2周期目と同様に投与する.
- アンジュ28錠
1周期目は1日1錠を毎日一定の時刻に赤褐色錠から開始し,指定された順番に従い28日間連続経口投与する.
2周期目は,1周期服用開始29日目より1周期目と同様に赤褐色錠から1日1錠を28日間連続投与し,3周期目以降は2周期目と同様に投与する.
毎日一定の時刻に服用させること.(「重要な基本的注意」の項参照)
服用開始日
- 経口避妊剤を初めて服用させる場合,月経第1日目から服用を開始させる.服用開始日が月経第1日目から遅れた場合,のみはじめの最初の1週間は他の避妊法を併用させること.
慎重投与
- (次の患者又は女性には慎重に投与すること)
- 40歳以上の女性
[一般に心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなる年代であるため,これを助長するおそれがある.]
- 子宮筋腫のある患者
[子宮筋腫の発育を促進するおそれがある.]
- 乳癌の既往歴のある女性
[乳癌が再発するおそれがある.]
- 乳癌の家族歴又は乳房に結節のある女性
[エストロゲン投与と乳癌発生との因果関係についてその関連性を示唆する報告もあるので,定期的に乳房検診を行うなど慎重に投与すること.]
- 喫煙者(「禁忌」の項参照)
- 肥満の女性
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 血栓症の家族歴を持つ女性
[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 前兆を伴わない片頭痛の患者
[脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある.]
- 心臓弁膜症の患者(「禁忌」の項参照)
- 軽度の高血圧(妊娠中の高血圧の既往も含む)のある患者(「禁忌」の項参照)
- 耐糖能の低下している女性(糖尿病患者及び耐糖能異常の女性)
[耐糖能が低下することがあるので,十分コントロールを行いながら投与すること.]
- ポルフィリン症の患者
[症状が増悪することがある.]
- 肝障害のある患者(「禁忌」の項参照)
- 心疾患,腎疾患又はその既往歴のある患者
[ナトリウム又は体液の貯留により症状が増悪することがある.]
- てんかん患者
[症状が増悪することがある.]
- テタニーのある患者
[症状が増悪することがある.]
重大な副作用
血栓症(0.1%未満)
- 血栓症(四肢,肺,心筋,脳,網膜等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,下肢の疼痛・浮腫,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,急性視力障害等の初期症状があらわれた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- 本剤は下垂体からの黄体化ホルモン及び卵胞刺激ホルモンの分泌抑制による排卵抑制作用を主作用とし,子宮内膜変化による着床阻害作用,頸管粘液変化による精子通過阻害作用が加味されて避妊効果を発揮する4)〜7).
有効成分に関する理化学的知見
分子量
融 点
性 状
- 白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末で,においはない.
ピリジン又はテトラヒドロフランに溶けやすく,エタノール(95)又はジエチルエーテルにやや溶けやすく,水にほとんど溶けない.
水酸化ナトリウム試液に溶ける.
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- low-dosage pill
- 同
- 低用量経口避妊薬
- 関
- ピルの副作用、経口避妊薬
概念
- 避妊を目的として用いられる。月経障害あるいは子宮内膜症に対する治療効果もある。
適応
副効用
- 月経周期のコントロール、月経量が減少して月経痛が軽減、月経前症候群の軽減、子宮内膜症の予防、ニキビや多毛症の改善(改善することがある)、卵巣癌・子宮体癌のリスクが低下。
副作用
- 悪心、頭痛、不正出血、乳房の張り、倦怠感
- 血栓症(35歳以上かつ1日15以上喫煙者でリスク上昇)
製品
参考
- http://mixi-pill.com/images/mixi-pill.com_ichiran.pdf
[★]
エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル