シアノコバラミン、ピリドキシン、チアミンジスルフィド
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Japanese Journal
- 糸川 嘉則
- ビタミン 79(1), 1-2, 2005-01-25
- … 昭和34年筆者はアリチアミン(商品名アリナミン)の発見者である藤原元典教授が主宰する京都大学医学部衛生学教室に入ることに決めていたので, 当時医師免許を取るために義務付けられていたインターンの時期から教室に出入りしB1の定量方法の薫陶を受けた. …
- NAID 110002880360
- 野菜類の脂質成分に関する研究(第22報) : ニンニクおよびラッキョウの脂質について
- 北村 光雄
- 研究紀要 30, 57-63, 1986-12-00
- … ニンニク中のアリイン(S-アリルシステインスルホキシド)はニンニクをすりつぶすと酵素(アリイナーゼ)によってアリシンになり,これにビタミンB1が結合するとアリチアミンになる。 …
- NAID 110001166267
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- アリチアとは?ビタミンB1,B6,B12の効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アリチア配合錠
組成
成分・含量(1錠中)
- チアミンジスルフィド(T.D.S.) 10.0mg
日局 ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 50.0mg
日局 シアノコバラミン(ビタミンB12) 0.25mg
添加物
- 乳糖水和物、無水リン酸水素カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、白糖、合成ケイ酸アルミニウム、アラビアゴム末、ゼラチン、酸化チタン、黄色5号、黄色5号アルミニウムレーキ、カルナウバロウ
効能または効果
- 本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
- 通常成人1回1錠を1日2回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
- チアミンジスルフィドが還元されたチアミンは、ATP存在下でthiamine diphosphate に変換し、生理作用を現す。糖質、タンパク質、脂質代謝で、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のα-ケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与している。1)
ピリドキシン塩酸塩は、生体内で主としてリン酸ピリドキサール(ビタミンB6の補酵素型)となって作用する。アミノ酸・タンパク代謝酵素群の補酵素として各種アミノ酸・タンパクの分解・生合成に重要な役割を果たす。2)
シアノコバラミンは、多くの代謝系に関与し、正常な発育、造血、神経組織のミエリン鞘形成などに重要な役割を果たしている。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- チアミンジスルフィド (Thiamine Disulfide)
化学名:
- N, N’-{Dithiobis〔2-(2-hydroxyethyl)-1-methyl-2,1-ethenediyl〕}bis{N-〔(4-amino-2-methyl-5-pyrimidinyl)methyl〕formamide}
分子式:
分子量:
- 562.71
- 本品は暗赤色の結晶又は粉末である。
本品は水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
本品は吸湿性である。
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