- 英
- acetanilide
- 同
- アンチフェブリン antifebrin
WordNet
- a white crystalline compound used as an analgesic and also as an antipyretic (同)acetanilid, phenylacetamide
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- アセトアニリド(下熱・鎮痛剤)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/07/11 14:12:27」(JST)
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アセトアニリド |
|
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
103-84-4 |
KEGG |
C07565 |
|
特性 |
化学式 |
C8H9NO |
モル質量 |
135.17 g/mol |
密度 |
1.219 g/cm3 |
融点 |
115℃ (239°F)
|
沸点 |
305℃
|
水への溶解度 |
0.1g/100 mL(22℃) |
特記なき場合、データは常温(25 ℃)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
アセトアニリド (acetanilide) はアミドの一種で、フレーク状の外見を持つ無色の固体。N-フェニルアセトアミド、アセタニルなどとも呼ばれる。アンチフェブリンという名称でかつて解熱鎮痛剤として用いられていた有機化合物。
合成[編集]
アセトアニリドは、アニリンと無水酢酸から合成できる。アニリニウム塩や塩化アセチルを使っても良い。
性質[編集]
熱水に溶ける。545 ℃ まで加熱すると発火するが、通常の条件では安定。純粋な結晶は無色である。
用途[編集]
アセトアニリドは、セルロース系ニスの酸化防止剤、ゴムの加硫促進剤、色素や医薬品の合成中間体として用いられる。19世紀には、写真の現像液の成分のひとつとされていた。
アセトアニリドには鎮痛作用、解熱作用が知られる。アセトアミノフェン(パラセタモール、4'-ヒドロキシアセトアニリド)と同族の医薬品である。かつては大衆薬として "acetanilid" という名で販売されていた。しかし1948年にジュリアス・アクセルロッドとバーナード・ブローディは、アセトアニリドが他の同用途の薬品に比べ高い毒性を持ち、メトヘモグロビン血症を引き起こして肝臓や腎臓に損傷を与えることを発見した。そのためアセトアニリドは、アセトアミノフェンなど毒性のより低い医薬品にその地位をゆずることとなった。アセトアミノフェンがアセトアニリドの代謝産物であることもまた、アクセルロッドとブローディにより示唆されたことであった。
Japanese Journal
- フーリエ変換赤外分光法によるエリトロ-2-アミノ-1-フェニルプロパン-1-オール塩酸塩と4'-ヒドロキシアセトアニリドの混合割合の推定
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- - 60 - 11. アセトアニリドの合成 [目的] アニリンと無水酢酸との反応により,アセトアニリドが生成すること(アセチル化反応)を学 ぶ.また,その収率を求める. [解説] 1.アセトアニリド 人工的に作られた最初の合成解熱剤が ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- methemoglobinemia
- 同
- MetHb血症
- 関
- 遺伝性メトヘモグロビン血症、メトヘモグロビン
定義
- メトヘモグロビンが約15g/L以上に増加し、チアノーゼに始まり、呼吸困難、頭痛、めまいなどを呈する病態。
- MetHbが1%以上に増加した病態
病因
- a) 酵素の欠損によりメトヘモグロビンを還元できない:NADHシトクロム還元酵素欠損:methemoglobin reductase, NADP diaphorase
- b) ヘムをferric stateに安定化できないヘモグロビン:Hb M Iwata(α87His→Tyr)
- a) 過酸化物による(亜硝酸ナトリウム、ニトログリセリン、サルファ剤、ニトロベンゼンなど)
- アセトアニリド、フェナセチン
病態生理
- HIM.640
- メトヘモグロビンは酸素との親和性が高く酸素運搬能がない → >50-60%以上で致死的
- メトヘモグロビンはbluish-brown muddy colorを呈しており、cyanosisに似る → メトヘモグロビン血症ではチアノーゼ様に見えやすい、ということか
治療
[★]
アセトアニリド