- 英
- Achilles tendon rupture, rupture of Achilles tendon
- 関
- スクイーズテスト
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/11/27 13:36:07」(JST)
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アキレス腱断裂 |
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
S86.0 |
eMedicine |
sports/1 |
アキレス腱断裂(アキレスけんだんれつ、英:rupture of Achilles tendon、独:Ruptur der Achillessehne)は、腓腹筋の自動収縮、介達外力、直達外力、過伸展などにより、踵骨後上部に付着して下腿三頭筋の末梢部を形成するアキレス腱が断裂した状態である。かつては男性のスポーツ選手に多く見られたが、女性のスポーツ人口増加にともなって、性差がなくなってきている。
目次
- 1 概要
- 2 参考文献
- 3 外部リンク
- 4 関連項目
概要
下腿三頭筋に強い張力が発生している時、跳躍運動などのために急激に足関節の背屈を強制されることによって断裂することが多い。断裂は多くの場合、踵骨付着部より3 - 4cmの部分に起こるが、筋腱移行部に起こることもある。完全断裂の場合と部分断裂の場合とがある。
断裂すると歩行障害が発生するが、足底筋や腱膜、足指屈筋などに底屈力が存在するため、完全に歩行不可能な状態にはならない。
一般的な発生機転の他に、ニューキノロンの副作用でアキレス腱断裂が生じることもあり、また長期にアキレス腱周囲炎を経験した症例で断裂が発生したとの報告もある。
診断
診断には、アキレス腱断裂テスト(Squeeze test, Thompson test, Simmonds' test)を行う。これは下腿三頭筋の筋腹(腓腹筋部)を把握するもので、正常な状態では足関節が足底へ向く底屈が認められるが、この足関節底屈が起こらず、可動性が認められなければ陽性である。
治療
完全断裂では腱縫合術による治療が主流であるが、部分断裂などの場合にギプス固定による保存的治療が行われることもある。
腱縫合術は断裂した腱の断端を寄せる方法で、癒合過程で発生する周囲組織との癒着を防止し、縫合材料を腱表面に露出させないために、代表的なBunnell法の他に、Kessler法、津下法などの方法がある。
軟鋼線を用いる場合は癒合後の抜去を考慮し、pull-out wire法が用いられる。
参考文献
- 『南山堂 医学大辞典』 南山堂 2006年3月10日発行 ISBN 978-4-525-01029-4
外部リンク
- アキレス腱断裂:日本整形外科学会
- アキレス腱炎・アキレス腱断裂の治療法
関連項目
スポーツ障害 |
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頭・脳の障害 |
脳挫傷 - 脳震盪 - パンチドランカー
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首の障害 |
外傷性頸部症候群 - バーナー症候群
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肩の障害 |
ベネット損傷 - SLAP損傷 - 野球肩(三角筋炎 - 腱板炎 - リトルリーガーズショルダー) - 水泳肩 - テニス肩 - ゴルフ肩 - バレーボール肩 - バドミントン肩 - 投擲肩
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上腕の障害 |
上腕二頭筋長頭腱炎
|
|
肘の障害 |
離断性骨軟骨炎 - 野球肘 - テニス肘 - ゴルフ肘 - 水泳肘 - 岩登り肘 - バドミントン肘 - 卓球肘 - 投擲肘
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|
前腕の障害 |
コーレス骨折 - ボウリング腕
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手の障害 |
腱鞘炎(ド・ケルバン病) - キーンベック病 - TFCC損傷
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大腿の障害 |
大腿骨頭すべり症 - 筋断裂 - 肉離れ
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下腿の障害 |
シンスプリント - コンパートメント症候群 - アキレス腱炎(アキレス腱周囲炎 - アキレス腱滑液包炎) - アキレス腱断裂
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フットボール足 - サッカー足 - フットサル足 - サイクリング足 - スケート足 - テニス足 - 足底筋膜炎 - 踵骨骨端症 - 捻挫 - モートン病
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- 柳澤 信明,大澤 敏久,高澤 英嗣,新井 厚
- The Kitakanto medical journal 61(4), 563-563, 2011-11-01
- NAID 120003824724
- 蔡 栄美
- 日本足の外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Society for Surgery of the Foot 32(2), 177-180, 2011-05-31
- NAID 10029404986
Related Links
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- 関
- 破壊、破裂、裂傷、裂創、破綻、挫創
[★]
- 英
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- 同
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