鉄キレート薬

出典: meddic

iron chelating agent
鉄キレート剤


和文文献

  • 治療薬 鉄キレート薬
  • 大屋敷 一馬
  • 日本内科学会雑誌 99(6), 1267-1271, 2010-06-10
  • NAID 10026426413
  • 日本の現状と病態
  • 鈴木 隆浩,小澤 敬也
  • 日本内科学会雑誌 99(6), 1233-1240, 2010-06-10
  • NAID 10026426348

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このお薬は、体内から鉄分を排出させる鉄キレート薬です。肝臓や心臓など体内に蓄積している過剰な鉄と結合しキレートを形成、胆汁を介して糞便中に排泄させます。肝障害など重い臓器障害を防ぎ、より長生きにつながることにも ...

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国試過去問098D032
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098D032」

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  • 52歳の女性。労作時息切れのため来院した。
  • 1か月前から息切れを自覚し、最近では駅の階段を昇るのが困難になった。48歳から糖尿病でインスリン治療を受けている。
  • 意識は清明。体温36.2℃。脈拍104/分、整。眼瞼結膜は蒼白で眼球結膜に黄染は認めない。下腿に浮腫を認める。血液所見:赤血球230万、Hb7.1g/dl、Ht22%、網赤血球1‰、白血球4,000、血小板17万。
  • 血清生化学所見:総ビリルビン0.8mg/dl、LDH350単位(基準176~353)、Fe180μg/dl(基準80~160)、フェリチン220 ng/ml(基準20~120)。
  • 骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
  • この患者の治療として最も適切なのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098D031]←[国試_098]→[098D033

鉄キレート剤」

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iron chelating agentiron chelate
鉄キレート薬


iron chelating agent」

  [★]

iron chelate

鉄」

  [★]

iron Fe
scissors
ヘモグロビン赤血球血清鉄、iron salts

概念

  • ヘモグロビン、ミオグロビン、およびペルオキシダーゼなどの正常な働きのために必須の元素である。ヒトは一日10-15mgの鉄を摂取しており、そのうちわずか1mgが小腸で吸収される。主に十二指腸でFe2+の形で吸収されるので、胃酸、ビタミンC、クエン酸などによりFe3+→Fe2+になっていると吸収の効率が高まる。生体内には4gの鉄が存在しており、その2/3がヘム鉄(2.5g)(ほぼヘモグロビン鉄、一部ミオグロビン鉄)で存在し、残りのほとんど(1g)は貯蔵鉄(網内系の中。フェリチン・ヘモジデリンとして)として組織に貯蔵される。鉄は受動的に1mgが主に消化管から失われ、その他皮膚、尿路からも失われる。

基準値

血清鉄

鉄の体内分布(SP.499)

  • 成人の体内鉄量:3-4g
[mg] 成人男性 成人女性
総鉄量 4050 2750
ヘモグロビン 2700 2000
貯蔵鉄 1000 450
組織の機能蛋白 350 300
血清トランスフェリン 3 3
血清フェリチン 0.3 0.1

鉄の収支 (SPC.280)

  • 喪失
  • 糞、汗、脱落皮膚:1mg/day
  • 月経中の女性:30mg/月経期間中
  • 妊娠中:500mg/満期まで
  • 必要摂取量
  • 月経中の女性:1.4mg/day
  • 妊娠中:5-6mg/day
  • 男性:0.5-1.0mg/day
  • 食物としての摂取量 (SP. 500)
  • 10-15mg
うち0.9mg程度しか吸収されない

鉄の吸収 (詳しくは図:SP.500)

  • 十二指腸で良く吸収される。 (吸収部位:十二指腸空腸上部(LAB.579))
  • Fe2+は水溶性、Fe3+は難溶性なので、Fe2+であるほうが吸収されやすい。また、ヘム鉄、アミノ酸鉄などキレート状の鉄は吸収が容易である(SP.499)
  • 鉄は摂取量の10%しか吸収されない。腸上皮中ではフェリチンと結合して存在するが、フェリチンが飽和するとそれ以上取り込まない。腸上皮のフェリチンは血清中のトランスフェリンに鉄を渡すが、トランスフェリンが飽和するとそれ以上鉄を渡せなくなる。鉄が飽和した状態の腸上皮はやがて脱落する。これで、必要以上の鉄が吸収されないように厳密に制御されている(←過剰の鉄は生体内でフリーラジカルを産生する反応を触媒するので危険)。ビタミンCは鉄の吸収を促進し、肉に含まれるヘム鉄は食物中の無機鉄より効率よく吸収される。またアルコールやフルクトースは鉄の吸収を促進するが、カルシウムは鉄の吸収を阻害する。(HBC.486)

QB.A-366

  • 鉄の吸収には胃酸の分泌、十二指腸からの吸収が必要。胃全摘が施行された場合には、胃酸の分泌減少と、Billroth II法が施行された場合には食物が十二指腸を通過せず鉄の吸収が障害される。



治療薬

臨床関連



薬」

  [★]

drug, agent
薬物
作用薬ドラッグ媒介物病原体麻薬薬剤薬物代理人薬品


キレート」

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chelatechelate
キレート化

キレート薬」

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chelating agent
キレート化剤




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