血管迷走神経性失神

出典: meddic

vasovagal syncope
神経心臓性失神 neurocardiogenic syncope血管抑制性失神 vasodepressor syncope
失神
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誘因

  • ストレス、不安、恐怖、緊張、排泄、咳嗽、排尿、嘔吐、疼痛

病態

  • 迷走神経の興奮が脳幹血管運動中枢を介して、心拍数低下、血管拡張により血圧低下をきたす。



国試

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参考

[display]http://suuchan.net/pukiwiki/index.php?%B7%EC%B4%C9%CC%C2%C1%F6%BF%C0%B7%D0%C8%BF%BC%CD
[display]http://www.kenkokanri.com/byouki/shinzo/kekkanmesoshinkeiseishisshin

UpToDate Contents

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和文文献

  • 血管迷走神経性失神 (特集 見逃されやすい低血圧症) -- (低血圧を伴う病態)
  • 河野 律子,荻ノ沢 泰司,南口 仁 [他]
  • 治療 92(11), 2523-2529, 2010-11
  • NAID 40017345753
  • 意識消失発作とけいれんを繰り返した血管迷走神経性失神の1例 (主題 神経疾患)
  • 洲鎌 盛一,黒沢 健司,豊田 茂
  • 小児科臨床 55(8), 1619-1622, 2002-08
  • NAID 40005444637
  • P528 血管迷走神経性失神における発症頻度の日内分布
  • 峰田 自章,戸叶 隆司,中田 八洲郎,住吉 正孝,関田 学,山下 晴世,中里 馨,安田 正之,中里 祐二,山口 洋
  • Japanese circulation journal 64(SupplementI), 591, 2000-03-01
  • NAID 110002571293

関連リンク

またアルコールや睡眠薬の使用も血管迷走神経反射性失神を起こしやすい。酔っ払い が居酒屋のトイレで排尿し失神したといった病歴が典型的である。 近年は原因不明の 失神の約50%が神経調節性失神 ...
これは血管迷走神経反射性失神と言われるものです。強い痛みや精神的ショック、 ストレスが誘因となって自律神経のバランスがくずれ、抹消血管の抵抗が減少し血液が 心臓に戻らなくなり、 血圧低下となり脳血流が低下して意識がなくなります。この際徐脈 、 ...

関連画像

 血管迷走神経反射性失神”とは時における血管迷走神経性失神 見上げると真っ赤な楓の紅葉が 症状A.神経調節性失神 (最も 血管迷走神経性失神などなかの、 血管迷走神経性失神


★リンクテーブル★
国試過去問101D033」「102E022
リンク元血管抑制性失神」「vasovagal syncope」「神経心臓性失神
関連記事迷走神経」「失神」「血管」「神経」「神経性

101D033」

  [★]

  • 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
  • 25歳の男性。意識消失発作を主訴に来院した。
  • 現病歴:受診日の早朝、車を運転中に便意を自覚した。排便したかったが、我慢をして運転を続けた。ガソリンスタンドに車を止めて、車外に一歩踏み出したところで、発汗を認めた。そして頭から血が引いてゆく感じがして気が遠くなり、その場にゆっくりと倒れ込んだ。数秒後に意識は戻り、怪我はなく、歩行することができた。
  • 既往歴:特記すべきことはない。
  • 現症:身長170cm、体重65kg。体温36.5℃。呼吸数14/分。脈拍80/分、整。血圧100/80mmHg。眼瞼結膜に貧血はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的に異常所見を認めない。
  • この患者の診断に最も有用なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101D032]←[国試_101]→[101D034

102E022」

  [★]

  • 急性ストレスに伴う失神時にみられる身体反応はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102E021]←[国試_102]→[102E023

血管抑制性失神」

  [★]

vasodepressor syncope
脈管性減圧性失神
血管迷走神経性失神血管緊張低下性失神神経心臓性失神


vasovagal syncope」

  [★]

neurocardiogenic syncopevasodepressor syncope


神経心臓性失神」

  [★]

neurocardiogenic syncope
血管迷走神経性失神血管抑制性失神


迷走神経」

  [★]

vagus nerve (KL,N,M), vagal nerve (B)
nervus vagus
第10脳神経 第X脳神経 第十脳神経 cranial nerve X CNX CN X, the tenth cranial nerve tenth cranial nerve
脳神経



一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞(橋) 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
          脳神経Xの上神経節           頚静脈孔 耳介、外耳道、後頭蓋窩からの感覚
          脳神経Xの上神経節           舌底、咽頭、喉頭、器官、気管支、心臓、食道、胃、腸の臓性感覚
          脳神経Xの下神経節           喉頭蓋と口蓋の味覚
                  内臓近傍のニューロン 副交感神経:平滑筋(気管、気管支、消化管)、心筋(心臓)
                    支配筋:咽頭収縮筋、口蓋帆張筋を除く口蓋の筋、食道上2/3の横紋筋

由来

  • 延髄のオリーブの後側 (KL.652)

支配

  • 臓性感覚性
    • 舌底、咽頭、喉頭、気管、気管支、心臓、食道、胃、腸の臓性感覚
  • 特殊感覚性
    • 喉頭蓋と口蓋の味覚
  • 臓性運動性
    • 副交感神経:平滑筋(気管、気管支、消化管)、心筋(心臓)(M)
  • 鰓弓運動性
    • 嚥下・発声・構音に関与 (KL.654)
    • 支配筋:咽頭収縮筋、口蓋帆張筋を除く口蓋の筋、食道上2/3の横紋筋 (M)

走行

  • 頭部
    • 後頭蓋窩から頚静脈孔を通って頭蓋腔の外に出る(KL.321)
  • 頚部
    • 咽頭の左右両側で内頚動脈・総頚動脈の後外側に沿って(頚動脈鞘に包まれている)真っ直ぐに下行し、鎖骨下動脈の前を走って胸腔にはいる(KL.321)
    • 右迷走神経は右反回神経を分枝し、この枝は右鎖骨下動脈の腹側から背側に回り込む。
  • 胸部
    • 左迷走神経は大動脈弓の前を走って、肺根の後側を下行する(KL.321)
    • 左迷走神経は左反回神経を分枝し、この枝は動脈索の左側で大動脈弓の腹側から背側に回り込む。
    • 右迷走神経は肺根の後側を下行する(KL.321)
    • ここまで下行しながら細かく分枝し、肺神経叢と心臓神経叢を作っている
    • 食道に沿って下行し、食道の周囲で食道神経叢を作る(KL.321)
    • 食道の前と後ろで前迷走神経幹と後迷走神経幹を作る(KL.321)
    • 右迷走神経が後迷走神経幹、左迷走神経が前迷走神経幹を、主に作っている気がする (N.205をみるとそう思える)
    • 食道と共に食道裂孔を通って腹腔に達する
  • 腹部
    • 腹腔にはいると腹腔神経叢に加わり、交感神経と共に腹部の臓器に達する(KL.321)


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


臨床関連

  • 迷走神経の障害 (M.612)
    • 咽頭枝:嚥下障害
    • 上喉頭神経:咽頭上部の感覚脱出、輪状甲状筋の麻痺



失神」

  [★]

syncope, faint


定義

  • 1. 発作的に起こる脳の血流低下による一過性意識消失
  • 2.
  • 一過性の意識消失の結果、姿勢が保持できなくなり、かつ自然に、また完全に意識の回復が見られること(失神の診断・治療ガイドライン)
  • 発症は比較的速やかであり、意識は多くの場合速やかに回復する。「意識障害」のうちで、特異な臨床像を持った1 つの症候である。(失神の診断・治療ガイドライン)
  • 3. 元来、一過性の全脳虚血による一時的な意識消失で、かつ数秒から数分で意識を回復する物を指していたが、現在ではあいまい、より広義となっている。例えば、てんかん発作、低血糖、過換気、一過性脳虚血発作を含んでいる。(IMD.241) ← ホント?誰かが誤用しつづけているだけなんちゃうか?

症状

  • 眼前暗黒感、めまい感、悪心などの前駆症状に引き続き、顔面が蒼白となり、ついに意識が消失

意識消失までの時間経過と症状

  • 脳への血流停止が5-10秒程度で失神、10秒前後で筋弛緩・尿失禁、15秒以上で痙攣を生じる、らしい(参考2)  ← 根拠となる文献を調査中

原因

救急での覚え方
  • SYNCOPE
QB.C345


研修医当直御法度 症例帳 p.36
    (%)
1 血管迷走神経性失神 39.5
2 体位性低血圧による失神 7.6
3 心血管性失神 4.1
4 目撃者なしの痙攣 8.8
5 低血糖 1.8
6 ヒステリー 0.6
7 原因不明 37.6

参考

  • 1. 失神の診断・治療ガイドライン(2007)
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_inoue_h.pdf
  • 2. 失神 国立療養所西札幌病院循環器科 別役徹生
http://www.aurora-net.or.jp/life/heart/saizensen/86/index.html


血管」

  [★]

blood vessel, blood vessels
  • 図:M.28

構造

  • 内皮細胞(単層扁平上皮細胞)
  • 基底板
  • 内皮下結合組織(内皮下層 subendothelial layer):疎性結合組織、縦走平滑筋
  • 内弾性板
  • 結合組織に移行

動脈 内膜 中膜 外膜
弾性血管 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞膠原線維)
不完全な内弾性板
40-70層の有窓性弾性板
弾性板の間に存在する平滑筋細胞
薄い弾性板
外半分には脈管栄養細胞が分布
線維・弾性結合組織
脈管栄養血管
リンパ管
神経細胞
筋性動脈 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞膠原線維)
厚い内弾性板
40層に及ぶ平滑筋細胞層
厚い外弾性板
薄い線維・弾性結合組織
脈管栄養血管は著明でない
リンパ管
神経線維
細動脈 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層:目立たない
内弾性板はなく、弾性線維がある
1-2層の平滑筋細胞 疎性結合組織
神経線維

分類



神経」

  [★]

nerve
nervus
ニューロン


解剖で分類

情報で分類

機能で分類


神経性」

  [★]

神経神経学神経学的神経原性神経因性神経型




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