血液尿素窒素

出典: meddic

blood urea nitrogen BUN
血中尿素窒素血清尿素窒素 serum urea nitrogen SUN ←最近は、ほとんどの施設で血清をサンプルとしているので、こっちを使うべき
BUN/Cr比尿素窒素クレアチニン
[show details]

  • 血中残余窒素の半分が尿素。腎障害の時に増加する(医学略語辞典)

基準値

  • 8-20mg/dl(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.12)
  • 7-20mg/dl(HIM A.)

検査値の異常 (異常値の出るメカニズム第5版 p.144)

BUN上昇

  • 1. 組織の異化亢進
  • 2. 蛋白摂取量の増加
  • 3. 消化管出血
  • 赤血球・血漿蛋白が腸管内で分解 → 分解されて生成するNH3が小腸で吸収される → BUN↑
  • 4. 腎血流量の減少
  • 重症心不全、ショック
  • 5. 腎障害
  • 尿素排泄機能が低下
  • 6. 尿路の閉塞
  • 腎後性に尿排泄が阻害されると尿素が血液中にうっ滞する。


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血液中の尿素に含まれる窒素分を尿素窒素といいます。尿素窒素は腎臓から尿に排出されますが、腎臓に障害があって十分に排出されないと、血液中に増えます。そのため、腎機能が正常に機能しているかを知るための重要な指標になります。
尿素窒素(BUN)とは、尿素は、体内で蛋白質が分解されてできる最終代謝産物で、腎機能が低下すると高値を示すことから腎機能検査として用いられています。このページでは、尿素窒素(BUN)が高い・低い値を示す病態や基準値などを ...

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★リンクテーブル★
先読みクレアチニン」「SUN」「blood urea nitrogen
リンク元BUN/Cr比」「血清尿素窒素」「BUN
拡張検索血液尿素窒素/クレアチニン比」「血液尿素窒素定量法
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クレアチニン」

  [★]

creatinine, Cr, Cre, CRE
メチルグリコシアミジン methylglycocyamidine
クレアチン


物性

  • 分子量:113.12 g/mol (wikipedia en)

臨床検査



SUN」

  [★] 血清尿素窒素 serum urea nitrogen

blood urea nitrogen」

  [★] 血中尿素窒素 BUN

BUN/Cr比」

  [★]

血液尿素窒素クレアチニン
  • 一般臨床ではBUN(血液尿素窒素)とCr(血中クレアチニン)を同時に測定し,BUN/Cr比を出す

解釈

1

  • BUN/Cr比<10:
  • 低蛋白食、血液透析直後
  • BUN/Cr比>10:
  • 1. 過剰蛋白摂取
  • 2. 消化管への出血
  • 3. 熱傷、高熱、大量ステロイド投与、手術、消耗性疾患(癌)などの蛋白異化亢進
  • 4. 尿路不完全閉塞
  • 5. 尿管直腸吻合
  • 6. 脱水症(長時間の激しい運動、発汗、下痢、嘔吐、熱傷、アジソン病、腸閉塞、腹膜炎、出血(胃腸、内臓)、肺炎、重症心不全、大量出血で急に腎血流が低下したとき

2 診療の基本 p.126

  • BUN/Cr比≦25:下部消化管出血??????????????
  • BUN/Cr比≧25:上部消化管出血??????????????

3 めざせ外来診療の達人 第3版 p.31

  • BUN/Cr比≧20:脱水、消化管出血

注意

  • 消化管出血といっても、大腸出血の場合はBUNは上昇しない。 (消化器疾患ビジュアルブック p.12)



血清尿素窒素」

  [★]

serum urea nitrogen
血液尿素窒素


BUN」

  [★] 血液尿素窒素 blood urea nitrogen


血液尿素窒素/クレアチニン比」

  [★]

blood urea nitrogen/creatinine ratio
BUN/Cr ratio
尿素窒素クレアチニンBUN/Cr比


血液尿素窒素定量法」

  [★]

determination of blood urea nitrogen
BUN定量法 determination of BUN


血液」

  [★]

blood (PT,Z)
sanguis
全血球計算値循環血液量血球血液量

概念

  • 血液は45%の細胞成分と55%の血漿成分から構成される。
  • 弱アルカリ性(pH7.4)でやや粘稠の鮮紅色から暗赤色の体液 (HIS.189)
  • 成人の血液量は約5L (HIS.189)
  • 体重の1/13 (SP.484),体重の約7% (HIS.189), 体重の約8% (2007年度前期解剖学授業)
  • 全血液量の約1/3が失われると死亡する

構成

血液の量

091208II 麻酔
  新生児 乳児 幼児以降 高齢者
循環血液量(ml/kg) 90 80 70 60
体重に対する血液量(%) 9 8 7 6

血液に関する標準値

SP.484
  男性 女性 単位など
ヘマトクリット 45 40 %
血液量 75 65 ml/kg
比重 1.057 1.053 (血漿1.027)
浸透圧 275-290 mOsm/Kg・H2O

基準値

  • 赤血球 (2007前期解剖学プリント)
♂:4.95±0.75 x 10^6 (/μl)
♀:4.65±0.85 x 10^6 (/μl)
  • 白血球 (2007前期解剖学プリント)
  • 血小板 (2007前期解剖学プリント)
  • ヘマトクリット
♂:40-50 (%) 45%
♀:35-45 (%) 40%

LAB.1790

項目名   性別/
種類
 
赤血球   414~563 x10^4/ul
373~495
ヘモグロビン Hb 12.9~17.4 g/dl
10.7~51.3
ヘマトクリット Ht 38.6~50.9 %
33.6~45.1
平均赤血球容量 MCV 84.3~99.2 fl
80.4~101.0
平均赤血球血色素量 MCH 28.2~33.8 pg
25.5~34.6
平均赤血球血色素濃度 MCHC 32.2~35.5 %
30.8~35.4
網赤血球   0.5~1.8 %
0.4~1.6
血小板 Plt 14.3~33.3 x10^4/ul
13.7~37.8
白血球 WBC 2970~9130 /ul
3040~8720
好中球桿状核 0~9 %
好中球分葉核 28~68 %
好酸球 0~10 %
好塩基球 0~2 %
リンパ球 17~57 %
単球 0~10 %





尿素」

  [★]

urea
カルバミド carbamideウレア
アセチロールイソジンシュガーパスタウリモックスウレアウレパールカフコデN配合ケラチナミンケラベンスコンベルビーノルニチカミンパスタロンパステルハップ ビタルファピロニックプラチアミンブロバリンブロムワレリル尿素 ベギンユービットワイドコール
尿素クリアランスウレアーゼ
  • 溶解度 700g/L

O=C(NH2)2

腎臓

  • 多くの組織では浸透圧物質として無効であるが、腎臓のネフロンの多くの部位では有効な浸透圧物質である (文献名不明 p.373)
  • 再吸収:近位尿細管、集合管(ADH作用時)
  • 分泌 :ヘンレプールの細い部分
  • GFRが低下すると血中尿素濃度と血中クレアチン濃度は上昇し、GFRが正常の1/3-1/4になると顕著となる。

腎髄質での尿濃縮機構

  • 腎臓における尿の濃縮は(1)腎髄質の浸透圧勾配(NaCl尿素が形成)と(2)集合管による水透過性に支配されている。
  • 尿素が腎髄質の浸透圧勾配に重要な役割を果たしている。
  • シスプラチンは尿素サイクルを抑制し、尿濃縮機構を障害する。


臨床関連

  • GFRが低下して血中に窒素化合物が蓄積している状態




尿素窒素」

  [★]

urea nitrogen UN
血中尿素窒素 blood urea nitrogen BUN
尿素ウレアーゼクレアチニン残余窒素


意義

  • 血中の尿素
  • 尿素は肝臓で尿素サイクルによって産生される。

尿素窒素を構成する要素 LAB

基準値

  • 8-20 mg/dL (QB)
単位の変換:1 mg/dL = 10 x 10^-3 g/L = 10^-2 / 28 mol/L = 0.0003751 mol/L = 0.3751 mmol/L
N2 = 28 g/L

判別(検査値の本より)

  • 3g/日以下(減少)
  • [高頻度]肝不全(肝硬変末期など)、高度腎不全、低蛋白食、妊娠
  • [可能性]飢餓
  • 15g/日以上(増加)
  • [高頻度]高蛋白食、蛋白異化の亢進する病態(悪性腫瘍、感染、外傷、手術など)
  • [可能性]コルチコステロイド、利尿薬、テトラサイクリンなどの薬物投与


窒素」

  [★]

nitrogenNN2nitric
アスパラギンヌクレオシド規定濃度
  • 原子番号:7
  • 原子量:約14




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