脂質異常症

出典: meddic

dyslipidemia
高脂血症 hyperlipidemia脂質代謝異常 lipoprotein disorders
高脂血症治療薬リポ蛋白

定義

  • 血清:Total-CHO≧220 mg/dl。LDL-C≧140 mg/dl。TG≧150 mg/dl。HDL-C<40 mg/dl

病型

  • 原発性
  • 家族性
  • 特発性
  • 二次性

分類

原発性高脂血症のWHO分類

型分類   増加するリポ蛋白 血清脂質の変動 コレステロール
(mg/dl)
トリグリセリド
(mg/dl)
正常   - - <220 <150
I型高脂血症 高カイロミクロン血症 hyperchylomicronemia カイロミクロン 中性脂肪著明増加 <260 >1000
IIa型高脂血症 高コレステロール血症 hypercholesterolemia LDL コレステロール増加 >220 >150
IIb型高脂血症 複合型高脂血症 combined hyperlipidemia LDL, VLDL コレステロール中性脂肪増加 >220 150-300
III型高脂血症 異常βリポ蛋白血症 dysbetalipoproteinemia IDL 電気泳動でbroad β 350-500 350-500
IV型高脂血症 高トリグリセリド血症 hypertriglyceridemia VLDL 中性脂肪増加 <240 200-1000
V型高脂血症 複合型高トリグリセリド血症 mixed hypertriglyceridemia カイロミクロン, VLDL 中性脂肪著明増加 <300 >1000

原発性高脂血症の型分類 (臨床検査法提要第32版 p.533)

  I型 II型 III型 IV型 V型
IIa型 IIb型
高カイロミクロン血症 高コレステロール血症 複合型高脂血症 異常βリポ蛋白血症 高トリグリセリド血症 複合型高トリグリセリド血症
増加リポ蛋白 CM ++        
VLDL      
IDL          
LDL        
血漿脂質 TC +++ ++ ++ /+
TG +++   ++ ++ ++ +++
TC/TG <0.2 >1.6 不定 0.6-1.6 <0.6
病因 LPL欠損
アポCII欠損
(外因性高脂血症)
LDL受容体異常 不明 アポE異常
(E2/E2など)
不明
(内因性高脂血症)
LPL欠損へテロ(一部)
(外因性高脂血症
and
(内因性混合型高脂血症)
臨床所見 発症時期 小児期 小児期~成人 成人 成人 小児期~成人
肝脾肥大
+++ +++
脾のみ
+++
腹痛    
膵炎      
網膜脂血症      
肥満      
角膜輪      
冠動脈疾患 まれ 最も高率 高率 中程度 比較的まれ
黄色腫 発疹状 黄色板状
結節状
腱黄色腫
手掌線
結節状
発疹状
  発疹状
耐糖能 正常 正常 正常 異常多い 異常多い
高尿酸血症 なし なし 少ない 多い 多い
遺伝 劣性遺伝 優性遺伝 劣性遺伝 優性遺伝 不明
頻度 まれ 多い
500人中
1人(ヘテロ)
100万人中
1人(ホモ)
多い
200人中
1人
少ない
1万人中
2-3人
最も多い まれ
血清静置試験 上層:乳濁 透明 わずかに混濁 混濁、
時にミルク状
混濁 上層:乳濁
下層:透明 下層:混濁
特徴     small dense LDL
の存在
broad β    
  • 頻度:IIa > IIb > IV
  • 遺伝(AR)I, III (AD)その他
  • 症状
  • 動脈硬化:IIa,IIb,III
  • 膵炎:TG多い:I,IV,V
  • TC優位に多いのがIIa, TG優位に多いのがIV
  • リポ蛋白のパターンは、IIa + IV = IIb で IIIはその中間(IDL)。I + IV = V

原発性高脂血症

  血清TG 血清TC
内分泌代謝疾患 甲状腺機能低下症   +++
クッシング症候群 + ++
先端性肥大症 +  
糖尿病 +++ +~++
痛風 +  
神経性食思不振症   ++
ウェルナー症候群   ++
肝疾患 閉塞性肝・胆道疾患   +++
肝癌   ++
腎疾患 ネフローゼ症候群 ++ +++
慢性腎不全 +++  
免疫異常 全身性エリテマトーデス +++  
骨髄腫 ++ +
薬剤など サイアザイド + +
β遮断薬 +  
シクロスポリン   +
経口避妊薬 +++  




リスク別脂質管理目標値 (http://jas.umin.ac.jp/pdf/guideline_summary.pdf)

  治療方針の原則 カテゴリー 脂質管理目標値(mg/dL)
リスク群 LDL-C以外の主要危険因子 LDL-C HDL-C TG
一次予防 まず生活習慣の改善を 行った後、薬物治療の 適応を考慮する I 低リスク群 0 <160 ≧40 <150
II 中リスク群 1~2 <140
III 高リスク群 3以上 <120
二次予防 生活習慣の改善とともに 薬物治療を考慮する 冠動脈疾患の既往 <100
  • LDL-C値以外の主要危険因子
  • 加齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、高血圧、糖尿病(耐糖能異常を含む)、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低HDL-C血症(<40mg/dL)
  • 糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の合併はカテゴリーIIIとする。




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/01 15:54:08」(JST)

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和文文献

  • 脂質異常症と肥満の関係 (特集 肥満症に関する最新知識と今後の展望) -- (肥満の健康障害)
  • 新井 康通,広瀬 信義
  • 診断と治療 100(11), 1837-1841, 2012-11
  • NAID 40019488671
  • 博士のアンテナ(第35回)脂質異常症の遠隔成績はいかに?
  • プライマリケア・マスターコース 老年内科 標榜をめざして(第18回)高齢者における脂質異常症管理の問題点
  • カラダご医見番・ライフスタイル編(Number 119)糖尿病リスクか心疾患か : 脂質異常症治療薬-○○スタチン

関連リンク

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★リンクテーブル★
国試過去問106H036」「106H035」「105B058」「105B056」「105B057」「106E066」「107B057」「106E064」「106E065」「106D038」「106G042」「105F030」「105F031」「106G050」「108A042」「107I055」「105E044」「108E058」「106A031」「102E053
リンク元リポ蛋白」「コレステロール」「プロポフォール注入症候群」「高脂血症治療薬」「ピックアップ

106H036」

  [★]

  • 次の文を読み、 35、 36の問いに答えよ。
  • 78歳の男性。悪心嘔吐とを主訴に来院した。
  • 現病歴: 1年前に肺癌と診断され、右上葉切除術と抗癌化学療法とを受けた。その後、定期的に通院をしていたが、 1か月前に背部から右の側胸部にかけて疼痛が出現した。外来受診の際、骨シンチグラフィ胸椎と右肋骨とに骨転移巣が判明した。疼痛に対して消炎鎮痛薬を処方された。その後も疼痛が増悪し、呼吸困難が出現したため、昨日の外来受診時にオピオイドの処方が追加された。昨夕からオピオイドの内服を開始したが、吐き気が出現し食物を嘔吐したため、家族に伴われて来院した。頭痛や腹痛はないという。
  • 既往歴: 65歳時から高血圧症脂質異常症とで治療中。
  • 生活歴:喫煙は20本/日を57年間。 1年前の手術時から禁煙している。
  • 家族歴 :兄が肺癌のため75歳で死亡。
  • 現 症:意識は清明。身長168cm、体重57kg。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧128/72 mmHg。呼吸数20/分。 SpO2 93 %(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。咽頭に異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。腸雑音は低下している。背部と右肋骨部とに圧痛を認める。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球402万、Hb11.9g/dL、 Ht36%、白血球9,300、血小板39万。血液生化学所見:アルブミン 3.2g/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、 AST 28IU/L、 ALT 26IU/L、 LD 421IU/L(基準176-353)、 ALP 403IU/L(基準115-359)、アミラーゼ 150IU/L(基準37-160)、CK 42IU/L(基準30-140)、 Na 131mEq/L、 K 4.4mEq/L、 Cl 97mEq/L、 Ca 9.7mg/dL、 P 2.5mg/dL。 CRP 3.4mg/dL。胸部エックス線写真で浸潤影を認めない。腹部立位エックス線写真ではガス像がやや多いが、鏡面形成を認めない。
  • この患者の骨転移による疼痛のコントロールに有効なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106H035]←[国試_106]→[106H037

106H035」

  [★]

  • 次の文を読み、 35、 36の問いに答えよ。
  • 78歳の男性。悪心嘔吐とを主訴に来院した。
  • 現病歴: 1年前に肺癌と診断され、右上葉切除術と抗癌化学療法とを受けた。その後、定期的に通院をしていたが、 1か月前に背部から右の側胸部にかけて疼痛が出現した。外来受診の際、骨シンチグラフィ胸椎と右肋骨とに骨転移巣が判明した。疼痛に対して消炎鎮痛薬を処方された。その後も疼痛が増悪し、呼吸困難が出現したため、昨日の外来受診時にオピオイドの処方が追加された。昨夕からオピオイドの内服を開始したが、吐き気が出現し食物を嘔吐したため、家族に伴われて来院した。頭痛や腹痛はないという。
  • 既往歴: 65歳時から高血圧症脂質異常症とで治療中。
  • 生活歴:喫煙は20本/日を57年間。 1年前の手術時から禁煙している。
  • 家族歴 :兄が肺癌のため75歳で死亡。
  • 現 症:意識は清明。身長168cm、体重57kg。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧128/72 mmHg。呼吸数20/分。 SpO2 93 %(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。咽頭に異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。腸雑音は低下している。背部と右肋骨部とに圧痛を認める。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球402万、Hb11.9g/dL、 Ht36%、白血球9,300、血小板39万。血液生化学所見:アルブミン 3.2g/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、 AST 28IU/L、 ALT 26IU/L、 LD 421IU/L(基準176-353)、 ALP 403IU/L(基準115-359)、アミラーゼ 150IU/L(基準37-160)、CK 42IU/L(基準30-140)、 Na 131mEq/L、 K 4.4mEq/L、 Cl 97mEq/L、 Ca 9.7mg/dL、 P 2.5mg/dL。 CRP 3.4mg/dL。胸部エックス線写真で浸潤影を認めない。腹部立位エックス線写真ではガス像がやや多いが、鏡面形成を認めない。
  • 悪心と嘔吐の原因として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106H034]←[国試_106]→[106H036

105B058」

  [★]

  • 次の文を読み、 56-58の問いに答えよ。
  • 75歳の男性。不穏状態のため家族に伴われて来院した。
  • 現病歴   3年前からParkinson病の診断で内服治療中であった。 1週前から水様下痢微熱とがあり、食欲がなく水分摂取も不十分であった。 3日前から内服をすべて中断している。昨日から39℃台の発熱が出現し、身体が硬くなって起き上がることができなくなった。眼前に小さな虫がいると言い、振り払うような動作を繰り返し、徐々に不穏状態となってきた。
  • 既往歴   5年前から脂質異常症で内服治療中。
  • 生活歴   72歳の妻との2人暮らし。喫煙は20歳から20本/日を30年間。飲酒は週に1回、日本酒2台程度。
  • 家族歴   特記すべきことはない。
  • 現 症  意識レベルはJCS II-20。身長164cm、体重52kg。体温39.2℃。脈拍124/分、整。血圧86/60mmHg。口腔内は乾燥している。四肢に強い筋強剛があり、右上肢に静止時振戦を認める。腱反射は正常である。
  • 検査所見:血液所見:赤血球 508万、Hb 14.8g/dl、Ht 48%、白血球 9,500、血小板 22万。血液生化学所見:血糖 86mg/dl、HbA1c 5.1%(基準4.3-5.8)、総蛋白 7.2g/dl、アルブミン 3.8g/dl、尿素窒素 56mg/dl、クレアチニン 1.4mg/dl、尿酸 8.9mg/dl、総コレステロール 160mg/dl、トリグリセリド 156mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、 AST 86IU/l, ALT 40IU/l、 LD 420IU/l(基準176-353)、ALP 180IU/l(基準115-359)、CK 820IU/l(基準60-196)、Na 147mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 101mEq/l、Ca 9.2mg/dl。CRP 1.2mg/dl。胸部エックス線写真に異常を認めない。
  • 初期対応で適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105B057]←[国試_105]→[105B059

105B056」

  [★]

  • 次の文を読み、 56-58の問いに答えよ。
  • 75歳の男性。不穏状態のため家族に伴われて来院した。
  • 現病歴   3年前からParkinson病の診断で内服治療中であった。 1週前から水様下痢微熱とがあり、食欲がなく水分摂取も不十分であった。 3日前から内服をすべて中断している。昨日から39℃台の発熱が出現し、身体が硬くなって起き上がることができなくなった。眼前に小さな虫がいると言い、振り払うような動作を繰り返し、徐々に不穏状態となってきた。
  • 既往歴   5年前から脂質異常症で内服治療中。
  • 生活歴   72歳の妻との2人暮らし。喫煙は20歳から20本/日を30年間。飲酒は週に1回、日本酒2台程度。
  • 家族歴   特記すべきことはない。
  • 現 症  意識レベルはJCS II-20。身長164cm、体重52kg。体温39.2℃。脈拍124/分、整。血圧86/60mmHg。口腔内は乾燥している。四肢に強い筋強剛があり、右上肢に静止時振戦を認める。腱反射は正常である。
  • 検査所見:血液所見:赤血球 508万、Hb 14.8g/dl、Ht 48%、白血球 9,500、血小板 22万。血液生化学所見:血糖 86mg/dl、HbA1c 5.1%(基準4.3-5.8)、総蛋白 7.2g/dl、アルブミン 3.8g/dl、尿素窒素 56mg/dl、クレアチニン 1.4mg/dl、尿酸 8.9mg/dl、総コレステロール 160mg/dl、トリグリセリド 156mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、 AST 86IU/l, ALT 40IU/l、 LD 420IU/l(基準176-353)、ALP 180IU/l(基準115-359)、CK 820IU/l(基準60-196)、Na 147mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 101mEq/l、Ca 9.2mg/dl。CRP 1.2mg/dl。胸部エックス線写真に異常を認めない。
  • この患者の病態の誘因として考えにくいのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105B055]←[国試_105]→[105B057

105B057」

  [★]

  • 次の文を読み、 56-58の問いに答えよ。
  • 75歳の男性。不穏状態のため家族に伴われて来院した。
  • 現病歴   3年前からParkinson病の診断で内服治療中であった。 1週前から水様下痢微熱とがあり、食欲がなく水分摂取も不十分であった。 3日前から内服をすべて中断している。昨日から39℃台の発熱が出現し、身体が硬くなって起き上がることができなくなった。眼前に小さな虫がいると言い、振り払うような動作を繰り返し、徐々に不穏状態となってきた。
  • 既往歴   5年前から脂質異常症で内服治療中。
  • 生活歴   72歳の妻との2人暮らし。喫煙は20歳から20本/日を30年間。飲酒は週に1回、日本酒2台程度。
  • 家族歴   特記すべきことはない。
  • 現 症  意識レベルはJCS II-20。身長164cm、体重52kg。体温39.2℃。脈拍124/分、整。血圧86/60mmHg。口腔内は乾燥している。四肢に強い筋強剛があり、右上肢に静止時振戦を認める。腱反射は正常である。
  • 検査所見:血液所見:赤血球 508万、Hb 14.8g/dl、Ht 48%、白血球 9,500、血小板 22万。血液生化学所見:血糖 86mg/dl、HbA1c 5.1%(基準4.3-5.8)、総蛋白 7.2g/dl、アルブミン 3.8g/dl、尿素窒素 56mg/dl、クレアチニン 1.4mg/dl、尿酸 8.9mg/dl、総コレステロール 160mg/dl、トリグリセリド 156mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、 AST 86IU/l, ALT 40IU/l、 LD 420IU/l(基準176-353)、ALP 180IU/l(基準115-359)、CK 820IU/l(基準60-196)、Na 147mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 101mEq/l、Ca 9.2mg/dl。CRP 1.2mg/dl。胸部エックス線写真に異常を認めない。
  • 今後、急激に上昇する可能性があるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105B056]←[国試_105]→[105B058

106E066」

  [★]

  • 次の文を読み、 64-66の問いに答えよ。
  • 22歳の女性。運動時の疲労感と「理由もなく氷が食べたくなる」ことを主訴に受診した。
  • 現病歴:受診3か月前の1月から、運動時の疲労感が強いことを自覚するようになった。所属している大学剣道部の最後の大会を夏に控え、特に熱心に練習していたので、そのための疲労感だろうと考えていた。 4月になると、軽い稽古だけで今までよりも強い疲労感を感じるようになったが、 3月にあった春合宿の疲労が残っているものと考えてそのままにしていた。ただ、暑くもないのに氷が食べたくなるときが増えたことは気になっていた。本日、大学内の医務室前を通りがかったとき、偶然「寒い日でも氷が食べたくなったときは医務室へ相談を! 」と書かれたポスターが目に入り、心配になったため受診した。
  • 既往歴: 12歳時に虫垂炎の手術を受けた。
  • 生活歴 : 喫煙・飲酒はしない。
  • 家族歴:母(48歳)が脂質異常症で内服加療中。父(52歳)は高血圧症で内服加療中。妹(18歳)と弟(15歳)とは健康である。
  • 月経歴 :初経13歳。周期28日型、整。
  • 現 症:意識は清明。身長152cm、体重40kg。体温36.8℃。脈拍96/分、整。血圧100/60mmHg。呼吸数20/分。眼瞼結膜はやや蒼白である。眼球結膜に黄染を認めない。心音呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 内服薬による治療を行う場合、同時に摂取することでこの内服薬の生体への吸収効率を上昇させるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106E065]←[国試_106]→[106E067

107B057」

  [★]

  • 次の文を読み、55~57の問いに答えよ。
  • 68歳の男性。血痰を主訴に来院した。
  • 現病歴:3か月前から咳嗽があり、時々血痰も出現していた。最近血痰の回数が増加したため来院した。
  • 既往歴:55歳時に胆石症で手術。
  • 生活歴:中華料理店に50年間勤務。喫煙は20本/日を48年間。飲酒は日本酒5合/日を40年間。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長173cm、体重77kg。体温36.6℃。脈拍64/分、整。血圧134/82mmHg。呼吸数18/分。SpO2 93%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。心音に異常を認めないが、呼吸音は右上前胸部で減弱している。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 検査所見:血液所見:赤血球468万、Hb 13.9g/dl、Ht 42%、白血球8,800(桿状核好中球20%、分葉核好中球45%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球27%)、血小板15万。血液生化学所見:血糖130mg/dl、HbA1c(NGSP)7.4%(基準4.6~6.2)、総蛋白7.5g/dl、アルブミン3.9g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸6.9mg/dl、総コレステロール246mg/dl、トリグリセリド190mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 35IU/l、ALT 28IU/l、LD 198IU/l(基準176~353)、ALP 264IU/l(基準115~359)、γ-GTP 50IU/l(基準8~50)、アミラーゼ98IU/l(基準37~160)、CK 42IU/l(基準30~140)。CEA 3.5ng/ml(基準5以下)、SCC 9.7ng/ml(基準1.5以下)。CRP1.5mg/dl。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.5A)と胸部造影CT(別冊No.5B)とを別に示す。
  • この疾患のリスクファクターはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107B056]←[国試_107]→[107B058

106E064」

  [★]

  • 次の文を読み、 64-66の問いに答えよ。
  • 22歳の女性。運動時の疲労感と「理由もなく氷が食べたくなる」ことを主訴に受診した。
  • 現病歴:受診3か月前の1月から、運動時の疲労感が強いことを自覚するようになった。所属している大学剣道部の最後の大会を夏に控え、特に熱心に練習していたので、そのための疲労感だろうと考えていた。 4月になると、軽い稽古だけで今までよりも強い疲労感を感じるようになったが、 3月にあった春合宿の疲労が残っているものと考えてそのままにしていた。ただ、暑くもないのに氷が食べたくなるときが増えたことは気になっていた。本日、大学内の医務室前を通りがかったとき、偶然「寒い日でも氷が食べたくなったときは医務室へ相談を! 」と書かれたポスターが目に入り、心配になったため受診した。
  • 既往歴: 12歳時に虫垂炎の手術を受けた。
  • 生活歴 : 喫煙・飲酒はしない。
  • 家族歴:母(48歳)が脂質異常症で内服加療中。父(52歳)は高血圧症で内服加療中。妹(18歳)と弟(15歳)とは健康である。
  • 月経歴 :初経13歳。周期28日型、整。
  • 現 症:意識は清明。身長152cm、体重40kg。体温36.8℃。脈拍96/分、整。血圧100/60mmHg。呼吸数20/分。眼瞼結膜はやや蒼白である。眼球結膜に黄染を認めない。心音呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • この患者に対する医療面接で、重要度が低い情報はどれか。
  • a 経血
  • b 便の色調
  • c 偏食の有無
  • d 貧血の家族歴
  • e 氷を食べたくなる時間帯


[正答]


※国試ナビ4※ 106E063]←[国試_106]→[106E065

106E065」

  [★]

  • 次の文を読み、 64-66の問いに答えよ。
  • 22歳の女性。運動時の疲労感と「理由もなく氷が食べたくなる」ことを主訴に受診した。
  • 現病歴:受診3か月前の1月から、運動時の疲労感が強いことを自覚するようになった。所属している大学剣道部の最後の大会を夏に控え、特に熱心に練習していたので、そのための疲労感だろうと考えていた。 4月になると、軽い稽古だけで今までよりも強い疲労感を感じるようになったが、 3月にあった春合宿の疲労が残っているものと考えてそのままにしていた。ただ、暑くもないのに氷が食べたくなるときが増えたことは気になっていた。本日、大学内の医務室前を通りがかったとき、偶然「寒い日でも氷が食べたくなったときは医務室へ相談を! 」と書かれたポスターが目に入り、心配になったため受診した。
  • 既往歴: 12歳時に虫垂炎の手術を受けた。
  • 生活歴 : 喫煙・飲酒はしない。
  • 家族歴:母(48歳)が脂質異常症で内服加療中。父(52歳)は高血圧症で内服加療中。妹(18歳)と弟(15歳)とは健康である。
  • 月経歴 :初経13歳。周期28日型、整。
  • 現 症:意識は清明。身長152cm、体重40kg。体温36.8℃。脈拍96/分、整。血圧100/60mmHg。呼吸数20/分。眼瞼結膜はやや蒼白である。眼球結膜に黄染を認めない。心音呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • この患者の検査結果で予測されるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106E064]←[国試_106]→[106E066

106D038」

  [★]

  • 70歳の男性。右利き。言動が異常であることを心配した家族に伴われて来院した。 2日前、急に不可解な発言をするようになり、落ち着きがなくなった。昨日は症状がやや改善した印象であったが、今朝から奇妙な言動が続いている。 10年前から脂質異常症の治療を受けている。不整脈を指摘されたことがある。母親と兄とが高血圧症である。意識は清明。身長160cm、体重67kg。体温36.0℃。脈拍68/分、不整。血圧160/68mmHg。呼吸数17/分。項部硬直を認めない。脳神経系に異常を認めない。頸部で血管雑音を聴取しない。心雑音を聴取しない。呼吸音に異常を認めない。四肢に運動麻痺を認めない。発話量は多いが、質問とは無関係なことを答える。 「口を開けて舌を出して下さい」と指示を与えても別の動作をする。胸部エックス線写真上、心胸郭比58%であり、肺野に異常を認めない。心電図で心房細動を認める。頭部単純CT(別冊No. 12)を別に示す。
  • この患者の病態として正しいのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D037]←[国試_106]→[106D039

106G042」

  [★]

  • 37歳の女性。右側のふくらはぎが痛むことを主訴に来院した。 1年前の職場の健康診断で脂質異常症を指摘されたため、その後は毎日4kmのウォーキングを継続していた。 1週前に社内の診療所で検査したところ、総コレステロール302mg/dL、トリグリセリド125mg/dLであり、改善していなかったため、同日に処方された治療薬の内服を開始した。 3日前から右ふくらはぎの痛みがあり、心配になって受診した。身長162cm、体重58kg。右上眼瞼に黄色腫を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右側下腿を把持すると強い疼痛を認める。血液生化学所見:尿素窒素31mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、尿酸7.2mg/dL、総コレステロール256mg/dL、トリグリセリド131mg/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、 AST45IU/L、 ALT40IU/L、 LD203IU/L(基準176-353)、 ALP288IU/L(基準115-359)、 γ-GTP12IU/L(基準 -50)、 CK1,889IU/L(基準30-140)、 Na 137mEq/L、 K 4.4mEq/L、 Cl97mEq/L。
  • この患者に投与された可能性が最も高いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106G041]←[国試_106]→[106G043

105F030」

  [★]

  • 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
  • 77歳の男性。発熱と咳とを主訴に来院した。
  • 現病歴  1週前から咳と黄色の喀痰とを自覚していた。2日前から発熱があり、倦怠感が強くなったため受診した。胸痛と呼吸困難とはなかった。
  • 既往歴   5年前から糖尿病脂質異常症とで内服治療中。
  • 生活歴   喫煙歴はない。飲酒は日本酒1合/日を50年間。
  • 家族歴   特記すべきことはない。
  • 現症   意識は清明。身長165cm、体重72kg。体温38.6℃。呼吸数28/分。脈拍104/分、整。血圧152/90mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)93%。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。咽頭に異常を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は右背部で減弱している。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
  • この患者の聴診で認められるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 105F029]←[国試_105]→[105F031

105F031」

  [★]

  • 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
  • 77歳の男性。発熱と咳とを主訴に来院した。
  • 現病歴  1週前から咳と黄色の喀痰とを自覚していた。2日前から発熱があり、倦怠感が強くなったため受診した。胸痛と呼吸困難とはなかった。
  • 既往歴   5年前から糖尿病脂質異常症とで内服治療中。
  • 生活歴   喫煙歴はない。飲酒は日本酒1合/日を50年間。
  • 家族歴   特記すべきことはない。
  • 現症   意識は清明。身長165cm、体重72kg。体温38.6℃。呼吸数28/分。脈拍104/分、整。血圧152/90mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)93%。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。咽頭に異常を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は右背部で減弱している。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
  • この患者がその後重篤な転帰をきたす可能性を示唆するのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105F030]←[国試_105]→[105G001

106G050」

  [★]

  • 62歳の女性。数日前からの息切れ全身倦怠感とを主訴に来院した。心不全の治療のために専門外来に通っていたが、症状が安定したので3か月前に自宅近くの診療所を紹介された。同診療所を受診した際、新たに脂質異常症変形性膝関節症および不眠症と診断され、それぞれに対し3週前から薬物療法が開始されたという。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧122/88mmHg。呼吸数16/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。頸静脈の怒張を認める。心尖部III音を聴取する。両側の胸部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を2cm触知する。脾を触知しない。両側の下腿に圧痕性浮腫を認める。
  • この病態の原因になった内服薬として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106G049]←[国試_106]→[106G051

108A042」

  [★]

  • 76歳の女性。高血圧脂質異常症および陳旧性心筋梗塞の定期受診のため来院した。 5年前に急性心筋梗塞と診断され、経皮的冠動脈インターベンションを受けている。以後、胸痛発作はないが、階段や長く歩いたときに息切れを感じている。脈拍 64 /分、整。血圧 122/80 mmHg。呼吸数 14/分。 SpO2 97% ( room air)。頸静脈の怒張を認めない。左側臥位で IV音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。両側の下肢に軽度の浮腫を認める。本日の心電図 (別冊 No. 16)を別に示す。
  • 患者への説明として適切なのはどれか。
  • a 「脈が速すぎるようです」
  • b 「左脚ブロック]]が認められます」
  • c 「心房細動]]の状態になっています」
  • d 「高血圧による左室肥大が認められます」
  • e 「心筋梗塞のあとが左心室の前側と下側にあります」



[正答]


※国試ナビ4※ 108A041]←[国試_108]→[108A043

107I055」

  [★]

  • 55歳の男性。胸痛を主訴に来院した。3年前から脂質異常症のため外来通院中である。今朝5時に圧迫感を伴う胸痛を布団の中で自覚したため受診した。胸痛は3分間続いたが受診時には自覚症状はない。脈拍72/分。血圧122/80mmHg。心音に異常を認めない。心電図検査を実施しようとしたところ急に胸痛が出現したが、ニトログリセリン錠の舌下投与で速やかに消失した。胸痛出現時と消失後の心電図(別冊No.15A、B)を別に示す。緊急に施行した冠動脈造影では冠動脈の閉塞や有意な狭窄は認められない。
  • 治療薬で適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107I054]←[国試_107]→[107I056

105E044」

  [★]

  • 65歳の男性。1時間前からの胸内苦悶を主訴に来院した。10年前から脂質異常症を指摘され内服治療中である。意識は清明。呼吸数20/分。脈拍60/分、整。血圧108/72mmHg。12誘導心電図でII、III、aVF誘導でST上昇を認めた。直ちに緊急冠動脈造影を行ったところ、右冠動脈に99%の狭窄を認めたため、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行した。再潜流直後に脈拍が120/分に上昇しショック状態となり、意識レベルが低下した。
  • この患者に発生した可能性が高いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105E043]←[国試_105]→[105E045

108E058」

  [★]

  • 72歳の男性。繰り返す右上下肢の脱力発作を主訴に来院した。糖尿病高血圧症および脂質異常症に対して内服治療中である。神系学的診察で異常を認めない。左頸部で血管雑音を聴取する。頭部 MRIで明らかな脳梗塞を認めない。左総頸動脈造影像 (別冊 No. 13)を別に示す。
  • 治療法で適切なのはどれか。2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 108E057]←[国試_108]→[108E059

106A031」

  [★]

  • 78歳の男性。 3時間前から持続する胸痛冷汗とを主訴に来院した。 1か月前に受けた健康診断では心電図の異常を指摘されなかった。 10年前から脂質異常症を指摘されている。喫煙は20本/日を50年間。脈拍88/分、整。血圧162/98mmHg。来院時の心電図(別冊No. 9)を別に示す。
  • 診断として最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106A030]←[国試_106]→[106A032

102E053」

  [★]

  • 32歳の男性。会社の健康診断で血清脂質異常を指摘されて来院した。父は40歳で突然死した。姉に高コレステロール血症がある。身長170cm、体重61kg、右上眼瞼内側に黄色い皮腫を認める。健康診断時の血清総コレステロール320mg/dl、トリグリセライド120mg/dl。
  • この疾患にみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102E052]←[国試_102]→[102E054

リポ蛋白」

  [★]

lipoprotein, LP
リポ蛋白質リポタンパクリポタンパク質リポプロテイン
アポリポ蛋白脂質異常症血漿リポタンパクリポプロテイン(a)
  • WIL.1595
密度
(g/mL)
電気移動度 産生部位 組成 主なアポ蛋白  




AI AII AIV B48 B100 CI CII CIII E apo(a)
Chylomicrons < 0.95 Origin 85            
Chylomicron remnants <1.006 Origin 60 20                    
VLDL <1.006 Pre-β 肝臓 55 20              
IDL 1.006-1.019 β VLDL由来 35 25                    
LDL 1.019-1.063 β IDL由来 60 5                      
HDL 1.063-1.210 α 肝臓、腸、血漿 5 20 25 50        
HDL2 1.063-1.125 α                              
HDL3 1.125-1.210 α                              
Lp(a) 1.050-1.090 α 肝臓 5 60                    
  • IDLをpre-Bとする文献もある。
WIL TABLE 36-3
リポ蛋白 AI AII AIV AV B100 B48 CI CII CIII E apo(a) D
平均血漿濃度 (mg/dL) 130 40 40 <1 85 Variable 6 3 12 5 Variable 10
染色体 11 1 11 11 2   19 19 11 19 6 3
分子量(kDa) ∼29 ∼17 (dimer) ∼45 39 ∼513 ∼241 ∼6.6 8.9 8.8 ∼34 ∼400-800 ∼20
ペプチドの長さ(a.a.) 243 77 376 343 4536 2152 57 79 79 299 4000-6000 169
主な合成部位 肝臓
小腸
肝臓 小腸 肝臓 肝臓 小腸 肝臓 肝臓 肝臓 肝臓

皮膚
精巣
脾臓
肝臓 肝臓
小腸
主な機能 ・HDLの構造蛋白
・LCATのCofactor
・コレステロールの逆転送に重要
・apo-Eの受容体への結合を妨げる
(E-AII複合体形成による)
・細胞からのコレステロールの流出を促進する
・LCATの活性化
・小腸からの脂質分泌を促進
・LPLを介した脂質分解の活性化
・肝でのVLDL合成を妨げる?
・VLDL・LDLの構造蛋白
・LDL受容体のリガンド
・カイロミクロンの構造蛋白 ・レムナントの受容体への結合を調節する
・LCATを活性化する
LPLのcofactor ・レムナントの受容体への結合を調節する
・LPLを阻害する
・LDLとレムナント受容体のリガンド
・局所の脂質の再配分
・コレステロール逆転送(apo-EをもったHDL)
血栓形成と線維素溶解を調節する LCATの活性化?
  • Functions and interrelationships of different classes of plasma lipoproteins

PNAS 1969 64:1128-1137

リポ蛋白の構成 QB CBT vol.1 p.140

  • コレステロールが多いのがLDL。トリグリセリドが除去されることでVLD L→ IDL → LDL
  • HDLは蛋白質が多い。HDLは末梢からコレステロールの逆転送のいわばキャリアーとなる。


参考

  • 1. リポ蛋白・コレステロールの代謝マップ
[display]http://www.jokoh.com/dandi/taisya.gif



コレステロール」

  [★]

cholesterol
コレステリン cholesterin
lipoprotein

分子式

  • C27H46O = 386.66

吸収

カイロミクロンに含まれる脂質は、血管内皮に存在するリポ蛋白リパーゼ(LPL)により分解されて脂肪酸を遊離し、コレステロールの比が高いカイロミクロンレムナントとなる。
  • 肝臓はカイロミクロンレムナントを取り込む

生合成

  • コレステロールは酢酸を原料として合成される。
acetyl-CoA→hydroxymethyl-glutaryl coenzyme A(HMG-CoA)-(HMG-CoA reductase)→mebaronate→・・・→コレステロール
コレステロールの生合成

体内循環

  • 肝臓は血液循環にVLDLを放出する
血液循環中のVLDLの脂質は、、血管内皮に存在するリポ蛋白リパーゼ(LPL)により分解されて脂肪酸を遊離し、コレステロールの比が高いIDLLDLとなる。
組織からはコレステロール比型が高いHDLが放出され、そのまま肝臓に取り込まれるか、IDLにコレステロールを渡すことでコレステロールの逆輸送を行っている(内因性の抗動脈硬化作用)。
  • 肝臓は血液循環からHDL, IDL, VDLを受容体を介して取り込む

排泄

  • 肝臓でコレステロールは胆汁酸に変換され、胆汁として排出される
see HBC.236
Lipoprotein Source Diameter
(nm)
Density
(g/mL)
Composition Main Lipid
Components
Apolipoproteins
Protein Lipid
(%) (%)
Chylomicrons Intestine 90~100 < 0.95 1~2 98.99 Triacylglycerol A-I, A-II, A-IV,1 B-48, C-I, C-II, C-III, E
Chylomicron remnants Chylomicrons 45~150 < 1.006 6~8 92.94 Triacylglycerol, phospholipids, cholesterol B-48, E
VLDL Liver (intestine) 30~90 0.95~1.006 7~10 90~93 Triacylglycerol B-100, C-I, C-II, C-III
IDL VLDL 25~35 1.006~1.019 11 89 Triacylglycerol, cholesterol B-100, E
LDL VLDL 20~25 1.019~1.063 21 79 Cholesterol B-100
HDL1 Liver, intestine, VLDL, chylomicrons 20~25 1.019.1.063 32 68 Phospholipids, cholesterol A-I, A-II, A-IV, C-I, C-II, C-III, D,2 E
HDL2   10~20 1.063~1.125 33 67    
HDL3   5~10 1.125~1.210 57 43    
Preβ-HDL3   < 5 > 1.210       A-I
Albumin/free fatty Adipose acids tissue   > 1.281 99 1 Free fatty acids  

基準値

脂質異常症→ 血清:Total-CHO≧220 mg/dl。LDL-C≧140 mg/dl。TG≧150 mg/dl。HDL-C<40 mg/dl

参考

  • 1.
[display]http://rockymuku.sakura.ne.jp/naibunnpitunaika/koresutero-runotanninokannzann.pdf



プロポフォール注入症候群」

  [★]

propofol infusion syndrome, PRIS
プロポフォール


概念

  • 集中治療分野における、長期間鎮静のためにプロポフォールが投与された患者の病態
  • 集中治療における人工呼吸中の鎮静の目的でプロポフォール投与中に代謝性アシドーシス横紋筋融解症高カリウム血症心不全が発現した症例が報告されており、このような病態をプロポフォール症候群と呼ぶ
  • 4mg/kg•hr(60kgで24ml/hr)以上の高用量プロポフォールを48時間以上使用している患者で代謝性アシドーシス、徐脈を伴うショック(徐脈性不整脈)、横紋筋融解症、高脂血症、腫大肝・脂肪肝を呈する疾患
  • 5mg/kg/hを48時間以上としている情報源あり

疫学

  • 死亡率が高い
  • 小児で多いが、成人でもまれならず
  • PRISはまれではあるが、致死性合併症

診断基準

Brayによる小児PRISの診断基準

  • 突発性もしくは比較的突発性に治療抵抗性の徐脈が発現し不全収縮(心静止)へ移行する
  • 以下のうち少なくとも1項目を含む
  • 脂質異常症の発現
  • 肝腫大または剖検による肝臓の脂肪浸潤
  • BE≦-10を呈する代謝性アシドーシス
  • 横紋筋融解もしくはミオグロビン尿を伴う筋症状

リスク因子

PRIS発症に関する危険因子

  • 高容量(>5mg/kg/h)、長時間(>48時間)のプロポフォール投与
  • 乳幼児
  • 上気道感染
  • 多発外傷、頭部外傷
  • 内因性ストレスの存在、カテコラミンやグルココルチコイドの投与
  • 糖摂取の不足

PRIS発症時の所見


病態生理

検査

治療

  • プロポフォールの中止
  • 対症療法
  • 血液浄化など

予防

  • プロポフォールを使用する際は4mg/kg•hrを越えないようにする
  • 48時間以内でも除外しない。疑えば中止を考える。
  • 使用中は心電図(徐脈に注意、ブルガダ変化も)、pH、CK、TGをモニタリング
  • プロポフォールを漫然と長期投与しないように、鎮静レベルはRASSなどで評価


高脂血症治療薬」

  [★]

lipid-lowering drug, lipid-lowering agent
脂質異常症
  Cho TG LDL-C↓ HDL-C↑ TG↓ 副作用
HMG-CoA還元酵素阻害薬 Choの合成阻害
→LDL受容体増加
    発疹、胃不快感、肝障害、
筋肉痛、筋脱力、横紋筋融解症
フィブラート系薬物   VLDL産生抑制
→VLDL,IDL異化促進
単独で、横紋筋融解症
腹痛、下痢、嘔吐などの腹部症状、肝障害
ニコチン酸系薬 VLDL分泌抑制 皮膚、特に顔面および上半身の紅潮、掻痒感
肝障害、胃腸障害、耐糖能の悪化、尿酸値上昇
陰イオン交換樹脂系薬物 胆汁酸再吸収抑制       腹部膨満感、便秘、肝障害
ビフェニル化合物 Choの胆汁排泄促進       肝障害、胃腸障害、耐糖能の悪化、尿酸値上昇発疹
まれにQT延長にともなう不整脈
EPA製剤   VLDL産生抑制
→VLDL異化促進
    胃部不快感、腹痛、下痢などの腹部症状
肝障害、出血傾向

高脂血症治療薬一覧

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