経皮的胆嚢ドレナージ

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1. 急性胆管炎 acute cholangitis
2. 妊婦中の胆石 gallstones in pregnancy
3. 化膿性肝膿瘍 pyogenic liver abscess
4. 経皮経肝胆管造影 percutaneous transhepatic cholangiography
5. ST上昇型心筋梗塞に対する血栓溶解後の経皮的冠動脈インターベンション percutaneous coronary intervention after fibrinolysis for acute st elevation myocardial infarction

★リンクテーブル★

国試過去問	「113D043」「112C019」
関連記事	「胆嚢」「経皮的」「経皮」「嚢」「ドレナージ」

「113D043」

82歳の男性。頻回の嘔吐を主訴に救急車で搬入された。10年以上前から胆嚢結石症と診断されていたが無症状のため経過観察となっていた。昨日の昼食時に食物残渣が混じった嘔吐が2回あり、夕食は摂取しなかった。深夜になっても嘔吐を3回繰り返したため救急車を要請した。体温 36.8℃。心拍数 100/分、整。血圧 100/58mmHg。呼吸数 20/分。腹部は膨満し、心窩部から臍周囲に圧痛を認めるが、筋性防御を認めない。聴診で金属音を聴取する。血液所見：赤血球 395万、Hb 12.4g/dL、Ht 37%、白血球 12,600、血小板 18万。血液生化学所見：総蛋白 6.6g/dL、アルブミン 3.3g/dL、総ビリルビン 1.4mg/dL、AST 18U/L、ALT 8U/L、尿素窒素 38mg/dL、クレアチニン 1.8mg/dL。発症年前の腹部単純CT(別冊No.16Ａ)及び今回の腹部単純CT(別冊No.16Ｂ)を別に示す。
適切な治療はどれか。

a　下剤の投与
b　イレウス解除術
c　腹腔鏡下胆嚢摘出術
d　経皮的胆嚢ドレナージ
e　内視鏡的胆管ドレナージ

※国試ナビ4※　［113D042］←［国試_113］→［113D044］

「112C019」

胆道疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

※国試ナビ4※　［112C018］←［国試_112］→［112C020］

「胆嚢」

英: gallbladder (Z)
ラ: vesica fellea

図：N.290

解剖

胆嚢径：長径8cm x 短径4cm以下
胆嚢壁：3mm以下

胆管

胆嚢管→ + 総肝管 → 総胆管

血管

動脈

後上膵十二指腸動脈と胃十二指腸動脈が十二指腸後部の胆管に血液を送る
胆嚢動脈が胆管の近位部に血液を送る
右肝動脈が胆管の中部に血液を送る

静脈

壁構造

粘膜筋板、粘膜下組織/粘膜下層を欠く(YN.B-64)　→消化器系

胆嚢の収縮

臨床関連

胆嚢の徴候

Courvoisier徴候：クールボアジェ徴候：閉塞性黄疸の際に、腫大した胆嚢を無痛性に触知することをいう
Murphy徴候：マーフィー徴候：胆嚢炎

胆嚢壁の肥厚

慢性胆嚢炎、胆嚢腺筋症、胆嚢癌。(SRA.506)
急性胆嚢炎、慢性胆嚢炎、胆嚢癌、胆嚢腺筋腫症、急性肝炎、慢性肝炎～肝硬変、低蛋白血症(ネフローゼ症候群、悪液質)、胆嚢頸部リンパ節腫大、正常(摂食後)。(副部長音波テキストp.107)

Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

「経皮的」

英: percutaneous、transdermal、transcutaneous、percutaneously、transdermally、dermally、transcutaneously
関: 経皮、経皮性

「経皮」

英: percutaneous、dermal、transdermal、transepidermal
関: 経皮的、真皮、真皮性、皮膚、経皮性

「嚢」

pouch、sac、bursa、bursae、cysterna

関: 滑液包、ブルサ、包、ポーチ

「ドレナージ」

英: drainage
同: 誘導法、排液法、排膿法

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