注視眼振

出典: meddic

gaze nystagmus
眼振
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  • 注視によって出現する眼振をいう。

分類

小松崎(1975)
  • A群:定方向性の眼振で、水平性、回旋性の眼振である。末梢前庭性障害でみられる。
  • B群:水平方向の注視方向性眼振は、脳幹や小脳などの中枢性障害で見られる。
  • C群:定方向性の純回旋性眼振であり、下部脳幹、特に延髄の障害が疑われる
  • D群:垂直眼振であり、下方への眼振は延髄下方の障害、上方への眼振はまれであるが、小脳や脳幹の障害と関係があるとされる。
  • E群:振子様眼振交代性眼振がここに分類される。先天性眼振でみられる。




UpToDate Contents

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和文文献

  • 腫瘍随伴性小脳変性症を合併した小細胞肺癌の1例
  • 法華 大助,西尾 渉,若原 鉄平,眞庭 謙昌,吉村 雅裕
  • 日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 24(4), 701-703, 2010-05-15
  • … 症例は70歳男性.亜急性に進行する歩行困難のため近医を受診し,胸部X線(単純)写真にて右肺門側の腫瘤影を指摘され,精査加療目的で当院を紹介された.注視眼振,下肢・体幹失調を認め,腫瘍随伴性小脳変性症(Paraneoplastic cerebellar degeneration)を合併したcT3N2M0(Stage III A)の非小細胞癌と診断した.神経症状の改善目的で右上葉切除,胸腺・心嚢合併切除を行ったところ神経症状は著明に改善した.腫瘍随伴性小 …
  • NAID 10026475639
  • 前庭神経炎患者の Body Tracking Test を用いた動的体平衡機能の検討
  • 吉田 友英,山本 昌彦,野村 俊之,大和田 聡子,高澤 玲緒,池宮城 慶寛,重田 芙由子
  • 日本耳鼻咽喉科學會會報 111(9), 617-622, 2008-09-20
  • 注視眼振を認めるが, 立位姿勢にて検査が可能な時期に重心動揺検査と左右・前後方向定速刺激BTTを施行した.左右方向定速刺激BTTでは, 左右方向動揺速度の平均 (cm/秒) を比較したが, 明らかな左右差は認められなかった. …
  • NAID 10024371280
  • 注視眼振検査を指標とした末梢前庭障害の病状経過把握と急性期治療の検討
  • 伏木 宏彰,渡辺 行雄
  • Equilibrium research 67(3), 188-193, 2008-06-01
  • Vertigo attacks with severe nausea and vomiting are frequently seen in emergency medical care. The present study was conducted to investigate whether bedside nystagmus observation might provide useful …
  • NAID 10026087422

関連リンク

... することで眼振を抑えようとします。この小脳や脳幹の機能が正常に働かないと、ものを注視する注視眼振検査でも眼振が現れることになります。一方、障害が内耳にある場合は、小脳や脳幹の機能は正常に働くため、注視眼振検査 ...
眼振の記載法 監修:聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科 教授 肥塚 泉 先生 眼振の一般的な記載法について、解説します。 眼振方向 急速相の方向 記載法 眼振は矢印の記号であらわす。 眼振は下図に記載する。 PAGE TOP ...
注視眼振検査・非注視眼振検査 めまいを総合的に検査する眼振検査 病院におけるめまいの検査としてよく行われるのが 「眼振検査」 です。 人間、めまいが起きているときはそのめまいに合わせるように眼振(眼が一方向に繰り返し ...

関連画像

注視眼振・自発眼振の眼振図眩暈患者の眼振と疾患の組合せ 図:注視眼振記録注視眼振検査注視眼振・頭位眼振・頭位変換


★リンクテーブル★
リンク元眩暈」「注視麻痺性眼振」「注視方向性眼振
関連記事眼振」「注視

眩暈」

  [★]

げんうん、めまい
vertigo, dizziness
vertigo
めまい発作 dizzy spell
めまい、耳鳴り

めまいの分類

IMD. 276

SOD.134

原因部位による分類

めまいをきたしうる疾患

IMD.277

原因部位と眼振

原因部位の鑑別

研修医当直御法度 症例帳 p.22
  末梢性めまい 中枢性めまい
眼振 水平性 水平性
回転性 回転性
  垂直性
耳鳴、難聴
頭位 増強 軽度変化
カロリックテスト 陰性/低下 正常
意識消失 なし あり
神経症状 あり
IMD.279
  末梢前庭性めまい 中枢性めまい
性状 回転性が多い 回転性は少ない
強さ 強い 軽度
持続時間 数日まで 数日以上
眼振の方向 一方向性 注視方向性
自発眼振の性状 水平回旋性が多 純回旋性、垂直性
固視の影響 抑制される 抑制されない
注視眼振の増強する方向 健側 患側
蝸牛症状 多い
中枢神経症候 なし あり
悪心・嘔吐 軽度~重度 ない or 軽度

疫学

IMD.277
  • 1. 末梢前庭性眩暈:4-5割 → 良性発作性頭位眩暈が多い。
  • 2. 中枢性眩暈  :3割

眩暈、難聴をきたす疾患

    前庭症状 蝸牛症状 特徴
眩暈 難聴 耳鳴
薬剤性 ループ利尿薬 投与歴
アミノグリコシド系抗菌薬 投与歴
感染症 内耳炎  
新生物 小脳橋角部腫瘍 CT, MRI異常
特発性 突発性難聴 単発
特発性 メニエール病 発作性、反復性
特発性 良性発作性頭位眩暈症 ×   特定の頭位で発生。眩暈頭位の反復で減衰
炎症 前庭神経炎 × × 単発

検査

  • 中枢性めまいを疑う → 頭部単純CT
  • 末梢性めまいを疑う → Dix-Hallpike test

参考

  • 1. [charged] Benign paroxysmal positional vertigo - uptodate [1]




注視麻痺性眼振」

  [★]

gaze-paretic nystagmus
注視眼振


注視方向性眼振」

  [★]

注視眼振, gaze nystagmus


眼振」

  [★]

nystagmus
眼球振盪眼球振盪症
共同眼振律動眼振病的眼振反跳眼振陥没眼振輻輳眼振注視眼振

概念

  • 眼球の不随意的往復運動
  • 眼振には眼球が緩徐に動く緩徐相と急速に動く急速相からなる。
  • 急速相の方向が眼振の方向である。

分類



注視」

  [★]

gaze, visual fixation
凝視

注視中枢

  • 垂直性注視:中脳:中枢は中脳背側部の四丘体周辺:Parinaud症候群
  • 水平性注視:橋:橋の傍正中橋網様体(PPRF):Foville症候群(=MillardGubler症候群+水平性注視麻痺)





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