意識混濁

出典: meddic

clouding of consciousness, consciousness clouding
意識意識障害明識困難状態


意識混濁

BET 130改変
軽度な
意識混濁
意識不鮮明
錯乱
confusion 周囲に対する認識や理解は低下し、思考の清明さや、記憶の正確さが失われる
昏蒙 benumbness 軽い意識障害で、注意力低下、無関心、自発力低下の状態
 
中程度・高度の
意識混濁
昏睡 coma 外界からの強い刺激にも運動反応はない
半昏睡 semicoma 外界からの強い刺激に対する反応は残っている
昏迷 stupor 強い刺激に短時間は覚醒し運動反応がある
傾眠 somnolence 病的に名場合に用いられ、放置すれば意識が低下し、眠ったようになるが、刺激で覚醒する
 
昏眠 sopor comaより軽く、stuporに近い状態で用いられる。
嗜眠 lethargy somnolenceより意識低下傾向が強い場合に用いられる
傾眠 drowsiness 正常、病的の区別なく眠り込む場合に用いられる
過眠 hypersomnia 不眠症の対義語として用いられる


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/02/15 04:46:39」(JST)

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和文文献

  • 骨折や意識混濁も頻発する高齢者クスリ漬けの危険 (特集 病気別 頼れる最新薬リスト&業界のカラクリ 頼れるクスリ) -- (クスリのカラクリ編)
  • 症例検討(心身医学講習会:サイコオンコロジー,2012年,第53回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(鹿児島))
  • 山田 祐
  • 心身医学 53(5), 397-403, 2013-05-01
  • … せん妄は,軽度から中程度の意識混濁に幻覚,妄想,またさまざまな認知機能障害など多彩な精神症状を伴う特殊な意識障害であり,サイコオンコロジーの領域ではポピュラーな疾患の一つである.幻覚や精神運動興奮など通常の心療内科の臨床では取り扱わない精神症状が主訴となるケースも多く,専門的なトレーニングを受けていない心療内科医がせん妄を積極的に診断・治療することは少なかった.しかし,せん妄の診断・ …
  • NAID 110009603903
  • FOLFOX療法施行中に高アンモニア血症を呈した1例
  • 正村 裕紀,中野 詩朗,稲垣 光裕,柳田 尚之,工藤 岳秋,折茂 達也,及川 太,米谷 理沙
  • 日本大腸肛門病学会雑誌 64(7), 467-470, 2011-07-01
  • … 症例は30歳代女性.虫垂癌(H1P3)にてFOLFOX療法を開始.5クール施行中意識混濁が出現し,血液検査で高アンモニア血症を認めた.分岐鎖アミノ酸製剤の投与と補液で意識障害は改善し,神経症状も認めなかった. …
  • NAID 10029578765
  • ローヤルゼリー入りクラッシュゼリー状サプリメントの摂取後に生じたアナフィラキシーの1例
  • 鈴木 慎太郎,松浦 崇行,木村 輝明 [他],福田 充,本間 哲也,松倉 聡,黒川 真嗣,足立 満
  • 昭和医学会雑誌 71(4), 416-421, 2011
  • … 症例は18歳,男性.既往に喘息がある.中距離走の直後に喘鳴,呼吸困難,顔面浮腫,意識混濁を認めた.運動の直前にクラッシュゼリー状サプリメントを摂取しており,それにはローヤルゼリーが含まれていた.アナフィラキシーの原因として疑い生ローヤルゼリーの経口負荷試験を施行したところ,喘鳴と呼気ピークフロー値の低下を認めた.運動負荷のみでは症状は再現されなかった.ローヤルゼリーによるアナ …
  • NAID 130002150050

関連リンク

意識混濁とは : 正常な意識とは「目を開けて目覚めており、自分が誰でどこにいて何をしているのか自覚している」状態で、これを「清明」といいます。この状態が障害されたものが意識混...
1.意識維持の生理的機構 体の各部からの感覚神経の入力は脳幹を上行するときに、大脳皮質に向かう主経路 の他に、一部は脳幹網様体に伝えられる。網様体は視床に線維を送り、さらに視床か ら大脳皮質に広く ...
意識の障害 意識障害は意識混濁と意識変容とに分類されます 意識障害というと、昏睡状態や気を失った人のことを想像されると思います。 倒れていて反応がない状態ですね。 それらは確かに意識障害で、しかも、程度の重いものです。

関連画像

ばぐ太☆ JSGFLSFOXQ @☆ば  意識 は 混濁 して いる よう酒と薬を一緒に飲んで意識混濁 なります そのため 意識 混濁 意識混濁下でガチなキスをして  意識混濁! 救急車へ乗り換え の意識混濁状態で発見される「大気の壁」 緑符「意識混濁


★リンクテーブル★
先読み意識障害
国試過去問096F038」「102F030」「099F041」「097A039」「103F005」「105G005」「103C009
リンク元譫妄」「無動性無言症」「傾眠」「嗜眠」「status nervosus
関連記事意識」「混濁

意識障害」

  [★]

consciousness disturbance, disturbance of consciousness
意識


分類

時間による分類

急性/慢性, 持続性/一過性

PSY.38

  • 単純な意識障害
明識困難状態 < 昏蒙 < 傾眠 < 昏眠 < 昏睡
  • 複雑な意識障害
  • せん妄     意識混濁 + (高度)精神運動興奮
  • 意識障害に関連した特殊な病態

意識レベルの分類 覚醒度

Mayo Clinicの分類

救急 意識障害をみたら

  • AIUEOTIPS (also see DIF.96)
  症候学プリント DIF.95
A alcohol アルコール関連 accidents, arterial occlusions, arteriosclerosis, aneurysms, autoimmune disorders
I insulin インスリン関連(低血糖、糖尿病性ケトアシドーシス非ケトン性高浸透圧性昏睡) inflammatory, intoxication (encephalitis, cerebral abcess, meningitis, alcoholism, opiates, barbiturates)
U uremia 尿毒症電解質異常、内分泌異常、肝性脳症 undefined disorders (narcolepsy, conversion hysteria)
E encephalopathy, endocrinopathy, electrolyte 脳症(脳炎、脳血管障害)、てんかん後 endocrine disorders(myxedema coma, hyperparathyroidism, diabetic coma, insulin shock), epileptic coma
O opiate, other overdose of O2 & CO2 薬物中毒 organ failure(hepatic coma, respiratory failure, uremia)
T trauma, tumor, temparature 頭部外傷、脳挫傷、硬膜外血腫、硬膜下血腫  
I infection 感染症、髄膜炎
P psychogenic 精神疾患
S syncope, seizure, stroke, shock, senile 失神クモ膜下出血

意識障害を来した患者が来た場合:どのような疾患を鑑別に挙げるべきか(IMD.237)

  • 1. 脳原発の疾患(一次性)
  • a. テント上病変(脳幹の圧迫性病変ないし脳ヘルニアをきたす疾患)
  • 1) 脳血管障害:脳出血、脳梗塞
  • 2) 硬膜下血腫
  • 3) 脳腫瘍:原発性、転移性
  • 4) 脳膿瘍
  • b. テント下病変(脳幹網様体の障害)
  • 1) 脳幹出血、脳幹梗塞、小脳出血、小脳梗塞、脳腫痛、多発性硬化症など
  • c. びまん性病変
  • 1) くも膜下出血、中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、 播種性血管内凝固症候群など
  • 2. 全身疾患に伴う病態(二次性)
  • a. 代謝性またはびまん性病変
  • 1) ショック:心筋梗塞、大出血など
  • 2) 薬物、毒物
  • 3) 無酸素ないし低酸素血症
  • 4) DIC、全身性感染症:敗血症など
  • 5) 肝不全、腎不全、糖尿病性高血糖、重症肝炎、内分泌疾患など
  • 6) 低血糖、ビタミンB1欠乏: Wernicke脳症
  • 7) 脳振盪、てんかん大発作後
  • 8) 酸塩基平衡および電解質異常
  • 9) 栄養障害
  • b. 心因性無反応
  • 1) ヒステリー、統合失調症


意識障害をきたす電解質異常

QB.D-345
カリウムは静止膜電位にかかわるが、ニューロンの活動にはそれほど関わらないから、意識障害はきたしにくいのかもしれない。
pHの異常も局所的に干渉されるため意識障害をきたしにくいのかもしれない。

意識障害の評価法

evaluation of consciousness disturbance


096F038」

  [★]

  • 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
  • 18歳の男子。昨夜から喘鳴を伴う呼吸困難があり、今朝から意識混濁が出現したため救急車で搬入された。
  • 現症 : 意識JCS20。体温37.6℃。呼吸数30/分。脈拍140/分、整。血圧130/92mmHg。努力性胸式呼吸で呼気の延長が著明である。口唇と爪床とにチアノーゼを認める。貧血と黄疸とはない。肺野は呼気時に喘鳴がある。心音は肺動脈領域でⅡ音の亢進が認められる。腹部は平坦、軟で圧痛はない。
  • 検査所見 : 血液所見:赤血球518万、Hb16.3g/dl、Ht49%、白血球13,600、血小板33万。血清生化学所見:血糖138mg/dl、総蛋白7.5g/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン1.0mg/dl、AST〈GOT〉35単位(基準40以下)、ALT〈GPT〉31単位(基準35以下)、LDH183単位(基準176~353)、CK70単位(基準10~40)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.00、PaO2 37Torr、PaCO2 67Torr、HCO3- 17mEq/l、BE -7.7mEq/。胸部エックス線写真で心拡大はない。
  • 救急処置で適切でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096F037]←[国試_096]→[096F039

102F030」

  [★]

  • 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
  • 27歳の経産婦。分娩後の出血と意識レベルの低下とのため搬入された。
  • 現病歴:妊娠38週時に陣痛が発来し、分娩のため近医に入院した。陣痛が増強し、入院18時間後、吸引分娩によって3,040gの男児を娩出した。胎盤娩出直後から凝血塊を混じる出血とともに呼吸困難と気分不良とを訴え、次第に意識レベルが低下した。
  • 妊娠・分娩歴:1経妊、1経産。25歳時、妊娠39週で回旋異常のため、帝王切開によって3,200gの男児を分娩した。
  • 既往歴:特記すべきことはない。
  • 現症:呼びかけに反応するが意識は混濁している。体温37.3℃。呼吸数38/分、浅。脈拍132/分、整。血圧70/52mmHg。顔面は蒼白。心音と呼吸音とに異常を認めない。子宮底は臍上1cm、軟、自発痛と圧痛とはない。膣鏡診で腹壁と子宮膣部とに異常はなく、外子宮口から流動性に富む血液の流出が続いている。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖(-)。濃縮尿。
  • 診断上重要でない徴候はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102F029]←[国試_102]→[102F031

099F041」

  [★]

  • 73歳の男性。
  • 起床時に左上下肢の力の入りにくさと、ろれつの回りにくさとに気付き、救急車で搬送された。
  • 5年前、洞不全症候群のため、ペースメーカー埋込術を施行されている。意識混濁。身長160cm、体重58kg。脈拍60/分、整。血圧110/68mmHg。左片麻痺を認め、左Babinski徴候陽性。右共同偏視がある。
  • まず行う検査はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099F040]←[国試_099]→[099F042

097A039」

  [★]

  • 48歳の女性。意識混濁のため救急車で搬入された。脈拍88/分、整。血圧104/62mmHg、尿所見:pH6.5、蛋白(±)、糖(-)、潜血(±)。血清生化学所見:尿素窒素14mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、Na135mEq/l、K2.0mEq/l、Cl 111mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.16、PaO2 80Torr、PaCO2 32Torr、HCO3 -12mEq/l。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097A038]←[国試_097]→[097A040

103F005」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 103F004]←[国試_103]→[103F006

105G005」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 105G004]←[国試_105]→[105G006

103C009」

  [★]

  • 出血性ショックの症候でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103C008]←[国試_103]→[103C010

譫妄」

  [★]

譫妄


「せん妄」を使うのが普通らしいよ
delirium, confusional state
せん妄急性錯乱状態 acute confusional state急性脳症候群 acute brain syndrome
意識障害アメンチア ← せん妄の軽度なものとして使われていたが、今日で使われるのは稀らしい。

定義

  • 種々の意識混濁があって、時間、空間の見当識障害が見られ、情動不穏、精神運動興奮が見られる状態

症状

疾患との関連

  • 手術後、感染症等の身体的疾患、薬物中毒、多発性脳梗塞、痴呆など脳機能が低下しているときに発生しやすい

病因

table 26-2 譫妄の主要な病因 (HIM.160)

  • 毒物
  • 処方薬:抗コリン薬、麻薬、ベンゾジアゼピン系薬
  • 薬物乱用:アルコール中毒、アルコール離脱、オピオイド系薬、エクスタシ、LSDγ-ヒドロキシ酪酸(GHB, γ-hydroxybutyrate)、フェンシクリジン(PCP, phencyclidine)
  • 代謝
  • 感染症
  • 全身感染症:尿路感染症、肺炎、皮膚・軟部組織感染症、敗血症
  • 中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、脳の右葉
  • 内分泌
  • 心血管疾患
  • 全身性低灌流状態(global hypoperfusion states)
  • 高血圧性脳症
  • 巣状虚血性梗塞や出血:頭頂葉、視床(ただ主要な病変部位ではない)
  • 自己免疫性疾患
  • てんかん関連疾患
  • 腫瘍性疾患
  • 入院
  • 終末期の譫妄



無動性無言症」

  [★]

akinetic mutism
無動無言症無動性無言無動無言無動性緘黙症
遷延性植物状態


  • 軽い意識混濁と意志発動障害

間脳から上部脳幹にかけての網様体や脳梁・帯状回の損傷によるもので、四肢の自発運動はみられず無言であるが、嚥下機能は保たれ、対象を注視したり、追視するなどの眼球運動もみられる。睡眠覚醒のリズムも保たれる。

  • Akinetic mutism refers to a partially or fully awake state in which the patient is able to form impressions and think but remains virtually immobile and mute. The condition results from damage in the regions of the medial thalamic nuclei or the frontal lobes (particularly lesions situated deeply or on the orbitofrontal surfaces), or from hydrocephalus. (HIM. chapter 268)
  失外套症候群 無動性無言症 閉じ込め症候群
障害部位 両側大脳半球の広範な障害 視床下部・脳幹 両側の橋底腹側部・延髄
障害の原因 変性疾患・無酸素症・一酸化炭素 梗塞・腫瘍 梗塞(脳底動脈血栓症)・損傷
脳波 低振幅徐波 高電位徐波 正常パターン
意識障害 有(軽度)
睡眠覚醒リズム 有(覚醒時開眼)
周囲の状況認知 不可 不可 可能
意思伝達 不可 不可 眼球運動や開閉眼で可
発話 不可 不可 不可


傾眠」

  [★]

somnolence (BET), drowsiness
浅眠
意識障害意識混濁


  • 昏睡状態の分類の一つ

定義

somnolence (BET.130)

  • 放置すれば意識が低下し、眠ったようになるが、刺激で覚醒する。病的な場合にのみ用いられる。
  • sleepiness; also, unnatural drowsiness. A depressive mental state commonly caused by encephalitis, encephalomalacia, hepatic encephalopathy, hypoxia and some poisonings, e.g. Filix mas, the male fern.
Saunders Comprehensive Veterinary Dictionary, 3 ed. c 2007 Elsevier, Inc. All rights reserved

drowsiness (BET.130)

  • 正常、病的の区別無く眠り込む状態
  • a decreased level of consciousness characterized by sleepiness and difficulty in remaining alert but easy arousal by stimuli. It may be caused by a lack of sleep, medications, substance abuse, or a cerebral disorder.
Mosby's Medical Dictionary, 8th edition. c 2009, Elsevier.


嗜眠」

  [★]

lethargy
lethargia
意識混濁



status nervosus」

  [★]

  • 意識混濁
clouding of consciousness

意識」

  [★]

consciousness
意識障害




混濁」

  [★]

opacity
乳白度不透明



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