急性硬膜下血腫

出典: meddic

acute subdural hematoma
急性硬膜内血腫
硬膜下血腫慢性硬膜下血腫急性硬膜外血腫

急性硬膜外血腫急性硬膜下血腫

  CTにおける血腫の像 発症後の意識 好発部位
急性硬膜外血腫 凸レンズ 約6時間の意識清明期を経て意識障害 側頭葉
急性硬膜下血腫 凹レンズ 意識回復がないことが多い  



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/03/03 03:22:53」(JST)

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和文文献

  • 頭部外傷 急性硬膜下血腫 (特集 あなたが読む! 脳神経疾患の画像診断)
  • 刈部 博
  • ブレインナーシング 27(2), 140-141,115, 2011-02
  • NAID 40018715024
  • 非外傷性急性硬膜下血腫の検討
  • 山田 哲久,名取 良弘
  • 日本外傷学会雑誌 = Journal of the Japanese Association for the Surgery of Trauma 24(3), 335-340, 2010-07-20
  • NAID 10026596652
  • 自己誘発発作を主症状とし特異な経過を示した頭部外傷後てんかんの男児例
  • 鳥邊 泰久,山田 桂太郎,最上 友紀子,柳原 恵子,真野 利之,鈴木 保宏
  • てんかん研究 = Journal of the Japan Epilepsy Society 27(3), 369-374, 2010-01-31
  • … 1歳4カ月時に頭部外傷(左急性硬膜下血腫)をきたし、2歳2カ月に姿勢発作を発症した。 …
  • NAID 10025993690

関連リンク

絨毛膜癌腫の症例において急性硬膜下血腫を発生、脳ヘルニアへ進行している (MRI). 急性硬膜下血腫(きゅうせいこうまくかけっしゅ、acute subdural hematoma)とは、硬膜 と脳の間に血腫が形成された状態のことであり、頭部外傷としては重症に分類される ...
急性硬膜下血腫発生の原因のほとんどが頭部外傷によるものです。最も典型的な発生 のしかたは、頭部外傷により脳表に脳挫傷(図2-c, 図3-c)が起こりその部の血管が 損傷されて出血し、短時間で硬膜下に溜まるというものです(図2-b, 図3-b)。その他 、 ...

関連画像

Ⅰ.急性硬膜下血腫左急性硬膜下血腫のCT硬膜下血腫急性硬膜下血腫人生を元気に歩もうカイ!硬膜下血腫 (こうまっかけ 急性硬膜下血腫急性硬膜下血腫について


★リンクテーブル★
国試過去問101D039」「096D042」「094D025」「097B014」「101C033
リンク元慢性硬膜下血腫」「急性硬膜外血腫」「意識半清明期」「acute subdural hematoma
関連記事下血」「血腫」「硬膜下血腫」「硬膜」「

101D039」

  [★]

  • 次の文を読み、39、40の問いに答えよ。 8歳の男児。意識障害のため搬入された。
  • 現病歴: 自転車で坂を下っていて転倒した。「頭が痛い」と泣いて家に帰ったが、転倒1時間後から傾眠傾向となった。
  • 既往歴: 4歳時に小児喘息と診断されたが治療は受けていない。
  • 現症:意識障害を認め、痛み刺激で開眼する。身長129cm、体重30kg。呼吸数22/分。脈拍112/分、整。血圧102/64mmHg。瞳孔径:右2mm、左4mm。対光反射は左で減弱している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 検査所見:血液所見:赤血球471万、Hb 12.5g/dl、Ht 40%、白血球12,000。
  • 血清生化学所見:AST 28IU/l、ALT 25IU/l、アミラーゼ90IU/l(基準37~160)。
  • 動脈血ガス分析(自発呼吸、酸素3l/分投与下):pH7.24、PaO2 28Torr、PaCO2 54Torr、HCO3- 22mEq/l。
  • 直ちに頭部単純CTが行われた。その写真を以下に示す。診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101D038]←[国試_101]→[101D040

096D042」

  [★]

  • 72歳の男性。自宅のトイレで倒れているところを発見され、救急車で搬送された。来院時呼名に応じていたが、次第に意識レベルが低下し、昏睡状態となった。来院時の頭部単純CTを以下に示す。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)


[正答]
※国試ナビ4※ 096D041]←[国試_096]→[096D043

094D025」

  [★]

  • 25歳の男性。バイクを運転中に転倒した。事故後数分間は呼びかけに応じなかったが、その後意識は清明となった。頭部X線写真で左側頭骨に線状骨折を認めた。受傷3時間後に強い頭痛を訴え、嘔吐し、次第に呼びかけに応じなくなった。
  • 最も可能性の高いのはどれか。
[正答]

097B014」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 097B013]←[国試_097]→[097B015

101C033」

  [★]

  • 頭部単純CTを以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101C032]←[国試_101]→[101C034

慢性硬膜下血腫」

  [★]

chronic subdural hematoma
急性硬膜下血腫硬膜下血腫 凹、硬膜外血腫

定義

  • 何らかのきっかけにより出血し(頭部外傷が多い。20%の症例では外傷の既往がない)、その出血から3週間以降に症状が出現した場合
1週間以内に発症したものは急性硬膜下血腫

概念

  • 硬膜内面の外側皮膜(外膜)とくも膜表面の内側皮膜(内膜)に包まれた暗赤色流動性の血腫(SCN.266)

疫学

  • 中高年以上の男性に多い
  • 片側性(90%)、両側性(10%)

病理

  • 慢性硬膜下血腫の外膜は組織的には肉芽組織で血管に富む。内膜はコラーゲン束からなり血管は見られない(SCN.266 図:SCN.267(病理組織))
  • 血腫は凝固因子を欠如しているため、凝固しない(SCN.266)

症状

  • 初発症状は頭痛が多い。
  • 頭痛→片麻痺→意識障害
YN.
  • 片麻痺、記憶力低下、意識障害
  • 若年者・・・頭痛、高齢者・・・認知症が多い。
  • 頭蓋内圧亢進症状 >> 脳圧迫症

検査

CT

  • 三日月型の血腫が典型的  ⇔  急性硬膜外血腫
  • 血腫は新鮮なものはhighしだいにisoからlowに変化する。
  • 出血後2-4修吾の血腫は、血腫被膜部の増強効果がみられる。

MRI

治療

  • 穿頭術により流動性血腫を除去後、血腫腔を生理食塩水で洗浄した後、血腫腔にドレーンを1日留置することで症状が劇的に改善する(SCN.267)

国試


急性硬膜外血腫」

  [★]

acute epidural hematoma
硬膜外血腫


急性硬膜外血腫急性硬膜下血腫

  CTにおける血腫の像 発症後の意識 好発部位
急性硬膜外血腫 凸レンズ 約6時間の意識清明期を経て意識障害 側頭葉
急性硬膜下血腫 凹レンズ 意識回復がないことが多い  


治療

SCN.263
  • 手術療法 ⇔ 慢性硬膜下血腫では穿頭術
  • 開頭術による血腫除去、出血源の止血、硬膜の吊り上げ縫合による血腫の再貯留の予防。
  • 脳ヘルニアが急激に進行している場合には救急処置として穿頭術を施行し、頭蓋内圧を計った後に開頭術に以降。

画像

  • モザイク状にみえる血腫は再出血のリスクが高い

国試


意識半清明期」

  [★]

semilucid interval
意識清明期
  • 初期意識障害から回復せずに、ある一定の時間をおいて意識がさらに障害するまでの期間。通常6時間程度。
  • 一次性脳損傷が強い脳内血腫や急性硬膜下血腫で見られる。

acute subdural hematoma」

  [★]

急性硬膜下血腫

下血」

  [★]

melena
melaena
タール便 tarry stool
消化管出血(上部消化管出血下部消化管出血)、黒色便、赤色便。吐血


定義

  • 肉眼的に便に血液が混入する病態  ⇔  潜血便 潜出血 occult bleeding(肉眼的に血液混入がはっきりしない)
  • 肛門からの血性排泄物を排泄すること
  • 古典的:タール便(黒色を意味する)
  • 臨床的:
  • (広義)便の中に血液が含まれている状態:黒色便、タール便、粘血便、鮮血便   (ただし潜血便は含まれない)
  • (狭義)タール便     

狭義

症候名 便性状
下血 タール便 黒色便
血便 鮮血便 赤色便

下血

分類

頻度

IMD.566
疾患 頻度(%)
虚血性腸炎 26.4
抗菌薬起因性腸炎 16.4
大腸癌大腸ポリープ 11.2
憩室炎 10
小腸より口側の出血 7.6
感染性腸炎 7.2
裂肛 6.4
宿便性潰瘍 5.2
その他の腸炎 4
その他の出血 1.2
不明 4.4

出血部位と便の性状

IMD.567
暗褐色~赤褐色便 十二指腸 消化性潰瘍乳頭部癌
肝臓 肝癌
胆道 胆道腫瘍胆道炎
膵臓 膵炎膵癌
小腸 クローン病メッケル憩室、腸管動静脈血栓症、腸重積感染性腸炎結核、良悪性腫瘍
鮮紅色便 結腸 結腸癌潰瘍性大腸炎虚血性腸炎ポリープ憩室炎悪性リンパ腫薬物性腸炎腸結核S状結腸軸捻転放射線腸炎
直腸肛門 直腸癌裂肛痔核ポリープ潰瘍性大腸炎放射線腸炎子宮内膜症




血腫」

  [★]

hematoma
haematoma
血瘤


MRI

参考1
血腫におけるヘモグロビンの変性とMRI所見
出血 血液成分 T1強調画像 T2強調画像
直後(~24時間) オキシヘモグロビン 軽度低信号 軽度高信号
1~3日(急性期) デオキシヘモグロビン 軽度低信号 低信号
3日~1カ月(亜急性期) 血球外メトヘモグロビン 高信号 高信号
1カ月以上(慢性期) ヘモジデリン 軽度低信号 低信号

参考

  • 1. B.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌53巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/53/5306-099.pdf


硬膜下血腫」

  [★]

subdural hematoma
急性硬膜下血腫慢性硬膜下血腫


硬膜外血腫 硬膜下血腫
・殆どが外傷性(80-90%)で、頭蓋冠骨折を伴う
・硬膜動脈の破綻による
・左右側頭部が好発部位
・意識清明期を伴うことが多い
・骨と硬膜の硬い結合を剥がしながら伸展するので出血速度は遅い
・硬膜下腔への出血である
・硬膜外出血より進展しやすいので、意識障害の出現が早い
・(1)橋静脈の破綻によるもの、(2)高度の脳挫傷を伴うもの



-subdural hematoma


硬膜」

  [★]

dura mater
dura pachymeninx
脳硬膜脊髄硬膜髄膜


神経


腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物




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