急性中耳炎

出典: meddic

acute otitis media, AOM
otitis media acuta
急性化膿性中耳炎 acute suppurative tympanitis
中耳炎
  • 小児が高頻度に小児が罹患する代表的な上気道炎 (参考1)
  • 疫学:生後1歳までに62%、生後3歳までに83%が少なくとも1回は罹患 (参考1)
  • リスク因子:2歳以下では難治性である。集団保育下では耐性菌の出現率が高い。
  • 病原体は肺炎球菌インフルエンザ菌モラクセラ・カタラーリス Moraxella catarrhalisが多い。 ← 年齢毎に異なる。
  • 小児軽症例では、3日間経過を観察してから、5日間の抗菌薬投与とする。
  • 小児軽症例における抗菌薬はアモキシシリンを第一選択とする

診断

  • 1. 急性の発症
  • 2. 中耳貯留液の存在(鼓膜の膨隆, 鼓膜の可動制限, 水疱形成, 耳漏)
  • 3. 中耳炎症所見と症状(鼓膜の明らかな発赤または耳痛)


1-3をすべて満足する場合確定例、その他不確定例とする

重症度

米国小児科学会ガイドライン「急性中耳炎の診断と治療」
  • 非重症:軽い耳痛かつ 24 時間以内の発熱が<39℃
  • 重症:中等度~重度の耳痛あるいは≧39℃の発熱

治療

米国のガイドラインによる抗生剤の適応

米国小児科学会ガイドライン「急性中耳炎の診断と治療」
  不確定例 確定例
非重症 重症 非重症 重症
6ヵ月未満 antibiotics antibiotics antibiotics antibiotics
6~24ヵ月 no antibiotics antibiotics antibiotics
2歳以上 no no no antibiotics

薬剤と治療期間

米国小児科学会ガイドライン「急性中耳炎の診断と治療」
重症度 初期治療 初期治療無効時   投与期間
非重症 AMPC 80~90 mg/kg/日 AMPC/CVA 14:1 90mg/kg/日  
重症 AMPC/CVA 14:1 90 mg/kg/日 CTRX 50mg/kg/日 3 日間   2歳以上非重症:5~7 日間


参考

  • 1. 小児急性中耳炎診療ガイドライン 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学領域 高橋晴雄
[display]http://www.k3.dion.ne.jp/~i-sibasi/2010.4.2aom.pdf
  • 2.
[display]http://www20.big.or.jp/~ent/topics/chuujien/chuujienjijou.html

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/02/23 15:51:15」(JST)

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和文文献

  • 薬物 反復・遷延例を含む小児急性中耳炎に対する経口カルバペネム系抗菌薬TBPM-PIの有効性評価
  • 山中 昇,末武 光子,冨山 道夫 [他]
  • 耳鼻咽喉科臨床 105(7), 687-698, 2012-07
  • NAID 40019371447
  • シリーズ感染症 : ガイドラインから見た診断と治療のポイント(3)急性中耳炎
  • 急性中耳炎、急性鼻副鼻腔炎における抗菌薬の選択基準とバリアン
  • 林 達哉
  • 日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌 30(1), 133-136, 2012-05
  • 著者最終原稿版Since the end of the last century we have been experiencing increased number of patients with intractable acute otitis media (AOM) mainly due to wide spread of drug resistant strains of its cau …
  • NAID 120004872618

関連リンク

急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん、Acute otitis media)とは、真正細菌が中耳に感染 して急性の炎症を起こす疾患である。一般に中耳炎という場合、この疾患を指すことが 多い。 目次. 1 原因; 2 症状; 3 診断; 4 合併症; 5 治療; 6 予後; 7 診療科. [編集] 原因 ...
耳が痛いというと誰しもが真っ先に考えるのは、中耳炎になってはいないかということで しょう。そしてこの中耳炎は、耳に水が入って起こると勘違いしている方も多いようです。 急性中耳炎とはどんな病気で、どのようにして起こるのか、また、どんな点に注意して ...

関連画像

急性中耳炎の起こるしくみ急性中耳炎画像 耳の病気・手術 > 急性中耳炎急性中耳炎中等度の急性中耳炎。鼓膜が 急性中耳炎急性中耳炎-1,急性中耳炎-3


★リンクテーブル★
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関連記事中耳炎」「」「中耳」「急性

101G011」

  [★]

  • 6歳の男児。小学校入学時の検査で左の難聴を指摘され来院した。耳痛と耳漏とはない。家族歴と既往歴とに特記すべきことはない。オージオグラムは平均約50dBの伝音難聴である。鼓膜の写真を以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101G010]←[国試_101]→[101G012

107I049」

  [★]



[正答]


※国試ナビ4※ 107I048]←[国試_107]→[107I050

104D014」

  [★]

  • 小児急性中耳炎で正しいのはどれか。2つ選べ。
  • a 感冒罹患に続発する。
  • b 早期から抗菌薬を投与する。
  • c 5歳以上の小児では難治化しやすい。
  • d 最も多い起炎菌は黄色ブドウ球菌である。
  • e 保育所などでの集団生活は危険因子である。
[正答]


※国試ナビ4※ 104D013]←[国試_104]→[104D015

106I024」

  [★]

  • 耳鏡所見(別冊No. 5 ①~⑤)を別に示す。
  • 急性中耳炎の所見と考えられるのはどれか。
  • a ①
  • b ②
  • c ③
  • d ④
  • e ⑤


[正答]


※国試ナビ4※ 106I023]←[国試_106]→[106I025

103G011」

  [★]

  • 耳痛を伴わないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G010]←[国試_103]→[103G012

082A064」

  [★]

  • 8ヶ月の乳児。38-39℃の発熱が2日間続いた。咳や嘔吐などは見られず、一般的な診察で異常所見を認めない。
  • まず考えるべき疾患はどれ。3つ。

乳幼児顔面神経麻痺」

  [★]

facial nerve paralysis in children
顔面神経麻痺

急性化膿性中耳炎」

  [★]

acute suppurative otitis media
急性中耳炎


acute suppurative tympanitis」

  [★] 急性中耳炎急性化膿性中耳炎


AOM」

  [★] 急性中耳炎acute otitis media


反復性急性中耳炎」

  [★]

recurrent acute otitis media


中耳炎」

  [★]

otitis media, OM

中耳炎

  • 滲出性中耳炎:耳管の閉塞と中耳炎が原因。
  • 急性中耳炎(急性化膿性中耳炎)
  • 慢性中耳炎(慢性化膿性中耳炎):急性中耳炎発症後3ヶ月を経過しても耳漏が持続する病態。難聴、鼓膜穿孔、耳漏が3大症状。



炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症


中耳」

  [★]

middle ear (KH)
auris media
外耳内耳



急性」

  [★]

acute
急性的鋭い鋭形急性型




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