切迫流産

出典: meddic

threatened abortion, imminent abortion
流産


定義

  • 1. 流産の始まろうとしている状態
  • 2. 妊娠22週未満の時期に妊婦が出血や腹痛を訴え、胎児や胎児付属物が正常に発育して異常が認められない状態。
  • 3. 少量の出血、軽度の下腹部痛や腰痛が出現する。頚管の開大はまだ無い。(NGY.400)

原因

  • 胚子
  • 子宮
  • 免疫学的要因
  • 母体の疾患
  • 母体の精神的ストレス

症状

  • 少量の出血、軽度の下腹部痛

治療

妊娠の継続は可能である

ガイドライン

  • 1. 産婦人科 診療ガイドライン 産科編2008
http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/FUJ-FULL.pdf


国試


UpToDate Contents

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和文文献

  • 不育症妊婦の妊娠初期における経験
  • 女性療法士の妊娠期から育児期における労務管理の調査報告
  • マタニティ・ハラスメントに対する意識調査
  • 流産・切迫流産を説明しよう! (特集 保健指導で見せて使えるシート付き 妊婦さんに説明できる! 妊娠期の異常徴候)

関連リンク

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添付文書

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★リンクテーブル★
国試過去問099C037」「106E024」「081A039
リンク元リトドリン」「下腹部痛」「不正性器出血」「進行流産」「子宮頚管
関連記事流産」「切迫

099C037」

  [★]

  • 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
  • 24歳の女性。月経の遅れを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 最終月経は平成16年12月10日から7日間。通常の月経周期は28~30日。平成17年1月中旬ころから全身倦怠感があり、悪心も次第に強くなり、嘔吐も数回経験した。尿回数も最近増加しているが、排尿痛はない。昨日(2月18日)から褐色の帯下を少量認めている。
  • 既往歴 : 初経12歳、0経妊0経産。他に特記すべきことはない。
  • 家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長164cm、体重55kg、体温37.3℃。呼吸数20/分。脈拍76/分、整。血圧110/70mmHg。子宮は前傾前屈、手拳大、軟。膣分泌物は褐色、少量。経膣超音波検査で子宮腔内に胎嚢を認め、胎児頭殿長30mmで胎児心拍動を確認できる。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
  • 血液所見:赤血球396万、Hb12.0g/dl、Ht36%、白血球8,800、血小板33万。
  • この患者で異常な症候はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099C036]←[国試_099]→[099C038

106E024」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106E023]←[国試_106]→[106E025

081A039」

  [★]

  • 切迫流産進行流産との鑑別に有用なのはどれか?
  • (1) 下腹痛の性状
  • (2) 破水の有無
  • (3) 出血量
  • (4) 頚管の開大度

リトドリン」

  [★]

ritodrine
塩酸リトドリン ritodrine hydrochlorideリトドリン塩酸塩
ウテメックウテメナールウテメリン(キッセイ)、ウテロトップウテロンウルペティックピロスデンリトドールリトメリンリメトラークリンドルフルテオニンレキサビン
アドレナリン受容体


作用機序

  • β2受容体刺激薬

薬理作用

  • 子宮収縮抑制

動態

適応

注意

禁忌

ウルペティック錠5mg
  • 強度の子宮出血、子かん、前期破水例のうち子宮内感染を合併する症例、常位胎盤早期剥離、子宮内胎児死亡、その他妊娠の継続が危険と判断される患者[妊娠継続が危険と判断される。]
  • 重篤な甲状腺機能亢進症の患者[症状が増悪するおそれがある。]
  • 重篤な高血圧症の患者[過度の昇圧が起こるおそれがある。]
  • 重篤な心疾患の患者[心拍数増加等により症状が増悪するおそれがある。]
  • 重篤な糖尿病の患者[過度の血糖上昇が起こるおそれがある。また、糖尿病性ケトアシドーシスがあらわれることもある。]
  • 重篤な肺高血圧症の患者[肺水腫が起こるおそれがある。]
  • 妊娠16週未満の妊婦(「重要な基本的注意」の項参照)
  • 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者

副作用

  • 頻脈:β1受容体にも若干agonistとして作用する → 禁忌も見る
  • 高アミラーゼ血症、顆粒球減少、横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇)
  • 高血糖(β2受容体アゴニストとして作用するため、グリコーゲンが分解される ← インスリンについてはどうなの?

参考

  • 1. ウルペティック錠5mg - 添付文書
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2590004F1265_1_02/2590004F1265_1_02


下腹部痛」

  [★]

lower abdominal pain
下腹痛腹痛

診療エッセンシャルズ.271 改変

  • 右下腹部+左下腹部
消化器 虫垂炎腸炎憩室炎炎症性腸疾患虚血性大腸炎ヘルニア嵌頓(内鼠径/外鼠径、閉鎖孔大腿)、過敏性腸症候群、S状結腸捻転、腸結核
婦人科 子宮外妊娠卵巣腫瘍茎捻転骨盤内炎症性疾患子宮内膜症
泌尿器 尿管結石膀胱炎精巣捻転

産婦人科疾患

NGY.138

急性かつ重篤な下腹痛

中等度の下腹痛

  • 1. 鎖陰
  • 2. 卵巣嚢腫破裂
  • 3. 子宮内膜症
  • 4. 月経困難症
  • 5. 子宮筋腫
  • 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
  • 7. 流産

産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患

参考1

妊娠の有無による鑑別

参考

  • 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療

3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号

http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf


不正性器出血」

  [★]

atypical genital bleeding

定義

  • 生理的な出血(月経、分娩、産褥)以外の性器出血

時期別鑑別疾患

非妊娠時

妊娠期間中

  • 1. 妊娠初期の出血
  • 2. 妊娠中期・妊娠後期の出血

閉経後

  • 老人性膣炎、子宮頚癌、子宮体癌


進行流産」

  [★]

inevitable abortion, abortion in progress
abortus in tractu
開始流産起始流産
流産切迫流産
[show details]
  • 妊娠22週未満に、子宮頚管が開大しなおかつ腹痛や出血をともない、子宮内容物が外に排出されている状態。


子宮頚管」

  [★]

cervical canal (Z)
子宮頚部

子宮頚管長

  • 超音波エコー検査で妊娠30週台前半まで子宮頚管長は3-4cmである。これより短縮している場合には切迫流産頚管無力症を疑う。


流産」

  [★]

abortion, miscarriage
妊娠中絶中絶


定義

  • 妊娠22週未満の妊娠中絶(1993年、ICD-10修正)
体外で生存できない時期に起こる妊娠の中絶

分類

時期

  • 早期流産 early abortion 妊娠12週未満の流産
  • 後期流産 late abortion 妊娠12週以降22週未満の流産

原因

  • 習慣流産:連続して3回以上自然流産を繰り返した既往のあるもの

妊卵の排出の様式


切迫」

  [★]

threatenimminent
脅迫脅かす




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