低カリウム血性ミオパチー

出典: meddic

hypokalemic myopathy
血清カリウム欠乏性ミオパチー potassium-depletion myopathy低カリウム性ミオパチー
筋疾患低カリウム血症カリウム

基礎疾患


UpToDate Contents

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和文文献

  • 症例報告 低カリウム血性ミオパチーにより首下がりを呈した2症例
  • 谷口 浩一郎,沖野 巌,山本 伸昭 他
  • 臨床神経学 51(2), 110-113, 2011-02-00
  • NAID 40018714152
  • 筋肉に影響を及ぼす薬物
  • 樋口 逸郎
  • 日本内科学会雑誌 96(8), 1598-1603, 2007-08-10
  • … 早期発見により回復しうる筋疾患であり,注意深い病歴の聴取と診察による早期診断が極めて重要であり,また,筋変性の病態を解明するための実験モデルとして病理学的にも重要である.横紋筋融解症は薬物によるミオパチーの中で最も頻度が高く,生命に関わる重篤な病態を呈することがある.また,低カリウム血性ミオパチーやステロイドミオパチーも日常臨床でしばしば遭遇する頻度の高いミオパチーである. …
  • NAID 10019965199

関連リンク

症例報告 低カリウム血性ミオパチーにより首下がりを呈した2症例. 谷口 浩一郎,沖野 巌,山本 伸昭 [他] ... リンク元, 「低カリウム性ミオパチー」「hypokalemic myopathy」「 potassium-depletion myopathy」「血清カリウム欠乏性ミオパチー」. 関連記事, 「 カリウム」 ...
低カリウム血症を伴う高血圧症を示すことから,低カリウム血性ミオパチーによると思わ れる四肢の脱力と,血圧. 上昇に伴う頭重感などが主な症状となります。詳細は,厚生 労働省より「重篤副作用疾患別対応マニュアル:偽アルド. ステロン症」が公表されて いる ...

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★リンクテーブル★
先読み低カリウム血症」「筋疾患
リンク元低カリウム性ミオパチー」「potassium-depletion myopathy」「血清カリウム欠乏性ミオパチー」「hypokalemic myopathy
関連記事カリウム」「

低カリウム血症」

  [★]

hypokalemia, hypopotassemia
低K血症
カリウム高カリウム血症電解質異常

定義

  • 血清カリウム <3.5mEq/l ⇔ 基準範囲:3.4-4.5 mEq/l (臨床検査法提要第32版)

原因

  • カリウム分布の異常
  • 周期性四肢麻痺発作時、インスリン・グルコースの投与(細胞のNa-K ATPaseを活性化するため)
  • 体内カリウム量の低下
  • 摂取低下
  • 高齢者、神経性食欲不振症
  • 喪失亢進

病因

ぽけめ
  • 細胞間シフト
  • アルカレミア、インスリン使用、カテコラミン使用、低下リウム性周期性四肢麻痺、急激な造血(VB12で治療中の巨赤芽球性貧血、AMLの急性転化)、低体温
  • 消化管からのK喪失:(Uk<25mEq/日または15mEq/L、またはTTKG<3)
  • 消化管からの喪失+代謝性アシドーシス:下痢、緩下薬乱用、絨毛腺腫
  • 嘔吐とNGTドレナージによるカリウム喪失
  • 腎性K喪失:(Uk>30mEq/日または15mEq/L、またはTTKG>7)
  • 低血圧または正常血圧
アシドーシス:DKA、RTA(近位RTA(2型)と多くの遠位RTA(1型))
アルカローシス
利尿薬、嘔吐、NGTドレナージ(続発性高アルドステロン症)
Bartter症候群(HHenleのループ機能異常:フロセミド様効果)
Gitelmann症候群(遠位曲尿細管の機能異常:サイアザイド様効果)
Mg欠乏:遠位でのK分泌亢進が原因の可能性
  • 高血圧性:ミネラルコルチコイドの過剰
原発性高アルドステロン症:Conn症候群など
続発性高アルドステロン症:腎血管性疾患、レニン分泌性腫瘍
非アルドステロン性ミネラルコルチコイド(Cushing症候群、Liddle症候群、外因性ミネラルコルチコイド、肝臓)


病態生理

検査

鑑別診断のために

  • 検査としては尿検査(Uk,UCl,Uosm),血液検査(Bosm,Mg,K),血ガス

心電図

ECGの変化は心室の再分極が遅延し、心筋細胞内のK+濃度をうまく補正できないことによる。
  • QT延長:細胞外K濃度が低い→静止膜電位が低下→再分極に時間がかかる?
  • QRS幅延長
  • T波の平低化U波出現
  • ST低下
  • 期外収縮
  • (最初に)T平坦,U出現,ST低下,QT延長 → (重度になれば)PR延長, QRS減高, QRS幅拡大 → VFリスク↑

症状

<3mEq/Lでなければ症状が出現することはほとんどない。(HIM.282)
  • 神経系:感覚鈍麻、傾眠傾向、無関心
  • 心血管系:心筋壊死、心筋線維症、、末梢血管収縮
  • 消化器:食欲不振、悪心・嘔吐、イレウス
  • 筋骨格:筋力低下、呼吸筋麻痺
impaired muscle metabolism and the blunted hyperemic response to exercise associated with profound K+ depletion increase the risk of rhabdomyolysis.(HIM.282)
  • 泌尿器:多尿、腎濃縮力低下、糸球体濾過量・腎血漿流量低下、尿細管間質性腎炎、慢性腎盂腎炎
  • 内分泌:糖忍容力低下(インスリンと共にカリウムが細胞に入っていかない、インスリン分泌能↓+インスリン抵抗性↑(HIM.282))、その他の代謝異常(負の窒素バランス、代謝性アルカローシス)

低カリウム血症による腎機能不全

uptodateより
  • 尿濃縮能の低下:impaired urinary concentrating ability:≦3.0mEq/Lの低カリウム血症が慢性的に持続すると中等度の腎機能低下が起こる。集合管におけるADHに対する反応性低下と関連づけられている(The concentrating defect is associated with decreased collecting tubule responsiveness to antidiuretic hormone)が、完全によく分かっていない。2つのことは少なくとも寄与している;アクアポリン2の発現の減少、Na-K-2Cl共輸送対の活性の低下。
  • increased ammonia production
  • increased bicarbonate reabsorption
  • altered sodium reabsorption
  • hypokalemic nephropathy

合併症

国試



筋疾患」

  [★]

myopathy, muscular disease, muscular disorder
ミオパシーミオパチー筋原性疾患筋症
筋萎縮
  • 神経系 091125IV

筋疾患と神経疾患

  筋疾患 神経疾患
myopathy neuropathy
筋力低下 近位筋優位 遠位筋優位

筋疾患と末梢神経疾患の鑑別

  神経原性 筋原性
下位運動ニューロン障害
筋萎縮 遠位筋中心 近位筋中心
線維束性攣縮 あり なし
筋電図 高振幅 低振幅
long duration short duration
giant spike  
(代償的な筋線維の興奮)  
筋逸脱酵素 CK↑
筋生検 群性萎縮(小角化線維) 孤発性萎縮(筋線維の大小不同、中心核の増加)
疾患 ALS 筋ジストロフィー
SPMA 多発性筋炎

分類

遺伝性 遺伝性ミオパチー 筋ジストロフィー
ミトコンドリアミオパチー
非遺伝性 外因性筋障害 ステロイドミオパチー
crush syndrome
ischemia
炎症性ミオパチー 多発筋炎皮膚筋炎
内分泌性・代謝疾患性 甲状腺機能低下症
低カリウム性ミオパチー
アルコール性ミオパチー
その他  

検査

SOR.356
  • 血液検査:
  • 筋電図:筋原性変化(低電位差、低振幅波、多相性)
  • 筋生検:筋線維の大小不同、壊死繊維、再生像、細胞浸潤など
  • MRI:T2で高信号の変化が見られるものがある(皮膚筋炎)



低カリウム性ミオパチー」

  [★] 低カリウム血性ミオパチー


potassium-depletion myopathy」

  [★] 低カリウム血性ミオパチー


血清カリウム欠乏性ミオパチー」

  [★] 低カリウム血性ミオパチー


hypokalemic myopathy」

  [★] 低カリウム血性ミオパチー

カリウム」

  [★]

potassium
K+
高カリウム血症低カリウム血症腎 Kと酸塩基平衡の異常
  • 植物の灰(pot-ash)が由来らしい
  • アルカリ金属
  • 原子番号:19
  • 原子量:39.10

カリウム濃度を調節する要素

PT.481-482
  • 血液のpH
血中K+が細胞内、細胞内H+が細胞外へ移動→低カリウム血症、K排泄↑
血中H+が細胞内、細胞内K+が細胞外へ移動→高カリウム血症、K排泄↓
  • 接合尿細管、集合管でK排泄↑
レニン・アンジオテンシン系の亢進 or 細胞外K+濃度の上昇 のいずれかにより副腎皮質からアルドステロンが放出される
Na/H交換体、Na-K-2Cl共輸送体、Na/K-ATPaseを活性化。
  • β2受容体を介してKの取り込みを促進。Na-Kポンプの活性化による。

例外

水・電解質と酸塩基平衡 改訂第2版 p.153
  • 水素イオンと共に投与される陰イオンが細胞内に移行しうる場合、電気的中性は保たれるのでカリウムイオンは細胞外に移動しない。
  • (細胞内に移行する)乳酸イオン、酢酸イオン  ⇔ (細胞内に移行しない)塩素イオン

基準値

LAB
  • 3.4-4.5 mEq/l

パニック値

出典不明
  • 6 mEq/l(外来)
  • 7 mEq/l(入院)

尿細管での再吸収・分泌

QB.E-128
  • 再吸収  :近位尿細管、ヘンレループ
  • 分泌・吸収:集合管(QB.E-128)、遠位尿細管(QB.E-130)、皮質集合管の主細胞(参考1)

調節するファクター

  • 1. アルドステロン
  • 2. 集合管に到達するナトリウムイオン:集合管では能動的にナトリウムが再吸収されるが、電気的中性を保つために受動的にカリウムが管腔側に移動する。(参考1)

臨床関連

  • 尿中カリウムの異常
  • 低カリウム血症
  • 尿中カリウム < 20mEq/L:腎外性喪失
  • 尿中カリウム > 40mEq/L:腎性喪失

参考1

  • 1. [charged] Pathophysiology of renal tubular acidosis and the effect on potassium balance - uptodate [1]




性」

  [★]

sex, gender





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