メサンギウム細胞

出典: meddic

mesangial cell (HIS,Z)
血管間膜細胞
糸球体


  • 図:HIS.380

概念

  • ボウマン嚢の中では輸入細動脈はメサンギウム細胞という特殊な結合組織性の細胞によって支持される (HIS.373)

種類

  • 糸球体外メサンギウム細胞
    • 糸球体外に存在する
  • 糸球体内メサンギウム細胞
    • 腎小体・血管極に存在する
    • 食作用を持ち、基底板の吸収に関与 (HIS.373)

臨床関連

  • メサンギウム細胞の増殖:先行感染・疾患で産生された抗原により形成された免疫複合体のメサンギウム領域への沈着により炎症が起きた結果生じるとされる → 急性糸球体腎炎IgA腎症、ヘノッホ・シェンーライン紫斑病、膜性増殖性糸球体腎炎]]


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/07/15 14:33:26」(JST)

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和文文献

  • ヒト培養メサンギウム細胞におけるretinoic acid-inducible gene-Iの発現と炎症過程への関与
  • 田中 完,相澤 知美,沖 栄真,敦賀 和志,今泉 忠淳
  • 日本小児腎臓病学会雑誌 23(2), 141-149, 2010
  • … 今回,ヒト培養メサンギウム細胞 (MC) におけるRIG-Iの発現意義を明らかとする試みの一環として,II型IFNであるIFN-γとウイルスdsRNAのアナログであるpolyinosinic-polycytidylic acid (poly IC) の刺激によるRIG-Iの発現とRIG-I経路を介したシグナリングを検討した。 …
  • NAID 130000814254
  • 糖尿病性腎症の発症進展機構--リポ糖化タンパクのメサンギウム細胞への取り込みにおけるIGF-1の関与
  • 永松 正
  • 名城大学総合研究所紀要 (14), 115-118, 2009
  • NAID 40016817364
  • ウイルス性腎炎の病態解明 : 特に慢性腎炎モデルマウスを用いたウイルス感染による腎炎増悪機序の解明
  • 川崎 幸彦
  • 日本小児腎臓病学会雑誌 = Japanese journal of pediatric nephrology 21(2), 138-145, 2008-11-15
  • … また,ラット培養メサンギウム細胞や単離糸球体に生CoxB4を投与すると,トロンボキサンB2 (TXB2) や活性酸素の産生亢進がみられたことから,これらchemical mediatorもウイルス感染による腎障害の病態に関与していることが推測される。 …
  • NAID 10025170393

関連リンク

メサンギウム細胞. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. メサンギウム細胞(英: mesangial cell(s))とは腎臓の血管周囲に存在する特殊な 細胞。メサンギウム細胞は通常では機能と位置の違いにより2つの型に分類される。
メサンギウム細胞. メサンギウム細胞(英: mesangial cell(s))とは腎臓の血管周囲に 存在する特殊な細胞。メサンギウム細胞は通常では機能と位置の違いにより2つの型に 分類される。 糸球体外メサンギウム細胞 · 糸球体内メサンギウム細胞 ...

関連画像

できるか腎臓病新薬 異常事態


★リンクテーブル★
先読み糸球体
国試過去問102E004
リンク元腎臓」「膜性増殖性糸球体腎炎」「IL-6」「メサンギウム基質」「糸球体メサンギウム細胞
拡張検索糸球体外メサンギウム細胞」「腎メサンギウム細胞」「糸球体内メサンギウム細胞」「メサンギウム細胞増殖
関連記事メサンギウム」「細胞

糸球体」

  [★]

glomerulus (Z)
ボウマン嚢腎小体腎臓輸出細動脈#調節

概念

  • 1個の腎臓に100万個存在。
  • 房状の毛細血管からなる
  • 糸球体の毛細血管は有窓型毛細血管である

糸球体の微細構造 (SP.785)

  • 血管内皮細胞
  • 基底膜
  • 上皮細胞間隙

詳細には

  • 糸球体内皮細胞 endothelium
  • 基底膜 basement membrane, glomerular basement membrane
  • 糸球体上皮細胞 visceral epithelium, podocyte
  • ボウマン嚢の壁側板 parietal epithelium

血流の調節 (HIM.1742)

  • 輸入細動脈:autonomous vasoreactive reflex in afferent arteriole, tubuloglomerular feedback
緻密斑でのCl-の低下 = 原尿流速が早い → 腎灌流量の低下と解釈
  • 腎灌流圧↑→輸入細動脈の平滑筋収縮
  • 腎灌流圧↓→輸入細動脈の平滑筋弛緩
緻密斑はNaClの再吸収にとともにATP、(アデノシン)を細胞外に放出。細胞外のecto-5'-nucleotidaseがATPからアデノシンを産生。アデノシンが輸入細動脈のvasoconstrictorとして作用
  • loop diureticsは緻密斑でのNaClの再吸収を妨げるので、尿細管糸球体フィードバックを阻害→糸球体濾過量は高レベルに保たれる
  • アンジオテンシンIIと活性酸素種は尿細管糸球体フィードバックを増強 → 輸入細動脈収縮 → 糸球体濾過量低下
  • NOは尿細管糸球体フィードバックを減弱 → 輸入細動脈弛緩 → 糸球体濾過量上昇
  • 輸出細動脈:angiotensin II-mediated casoconstriction of the efferent arteiole

臨床関連

  • 糸球体疾患







102E004」

  [★]

  • 尿濃縮のための構造はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ 102E003]←[国試_102]→[102E005

腎臓」

  [★]

kidney
ren
腎機能








  • 図:N.265(水平断,上部) N.320(背面) N.332(水平断)
  • 図:Z.92、M.173(体表解剖)、N.321,322

解剖

大きさ

  • 長さ:11cm
  • 幅:4-5cm
  • 厚み:2-3cm

重量

  • 115-170g(PT.461), 160g(♂)/140g(♀)(KL.395)

血管尿管との関係

  • 腎臓を内側から見るとき、腹側から静脈動脈尿管の順に並んでいる

位置

  • 腹腔の後壁で、脊椎の両側にある(PT.461)
  • 右腎:T11-L2椎体、左腎:T12-L3椎体 (M.173)。T12-L3椎体。右腎は左腎より約1.5cm低位 (KL.395)
  • 両方の腎も幽門平面を貫くが、右腎は腎の上方で貫いている (M.173)
  • 尋問は中面より5cm離れた場所にある (M.173)
    • 腸骨稜の高いところを通る矢状面を貫く。この面は第12肋骨の先端をかすめる (M.173)
  • 腎臓の背側側は上方では横隔膜を挟む。さらにその下層では第11胸神経、肋下神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経が下外側に走行している (M.173)

血管

  • 腎動脈前枝
  • 上区動脈
  • 上前区動脈
  • 下前区動脈
  • 前区動脈
  • 下区動脈
  • 腎動脈後枝
  • 後区動脈
それぞれから以下の通りに分岐する

部位名

生理

機能 (SP.776 2007年度後期生理学授業プリント)

  • 1. 代謝により生じた老廃物の濾過・排出
  • 1-1. 酸の排泄
  • リン酸の排泄
  • NH4+の分泌
  • 重炭酸イオンの分泌
尿中酸総排泄量 = 滴定酸(リン酸, 硫酸など) + NH4+ - HCO3-(重炭酸イオンの再吸収)
  • 1-2. 尿素・尿酸・クレアチニンの排泄
  • 1-3. 異物の排泄
肝臓でP450やグルクロン酸抱合された解毒物の排泄
  • 2. 体液恒常性の維持 (腎機能参照)
  • 体液のNa,Kなどの電解質濃度
  • 浸透圧
  • pH
  • 3-1. ビタミンD3
活性型ビタミンDの産生(腎小体で濾過したビタミンDを近位尿細管で再吸収し、活性型に転換して血中に戻す)
pO2↓→近位尿細管近傍の線維芽細胞が分泌~
赤血球を作る増殖因子
輸入細動脈顆粒細胞から分泌される
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最初に位置する
副腎皮質を刺激して鉱質コルチコイド(アルドステロン)を放出させる & 血管の平滑筋を刺激して血圧を上昇させる。
  • 4. 代謝機能
糖新生

ホルモンによる調節

  • バソプレシン[視床下部後葉]により、遠位尿細管で水の再吸収が促進される
  • 鉱質コルチコイド(アルドステロン)[副腎皮質]により、遠位尿細管でのNa( H2O)の再吸収が促進される
  • 重炭酸イオン(HCO3-)の再吸収[近位尿細管、CO2が細胞内に拡散]
  • ナトリウムイオン(Na+)の再吸収[近位尿細管、遠位尿細管]
  • アンモニア(NH3)の排出[細胞外に拡散]
  • 水素イオンH+の排出[近位尿細管、遠位尿細管のNa+-H+交換輸送体]

神経による調節 (SP.784)

  • 交感神経により腎血流が調節されている
  • 弱い刺激:輸出細動脈が収縮→RPF↓、濾過圧↑→GFRほぼ不変
  • 強い刺激:輸入細動脈も収縮→RPF↓、GFR↓

尿の生成 (生理学実習1 実習テキストp.3)

  • 腎を流れる血流量 1L/min = 1440L/day
  • 原尿生成 0.1L/min = 160L/day
  • 尿生成 0.7-1.0ml/min = 1-1.5L/day


-kidney


膜性増殖性糸球体腎炎」

  [★]

membranoproliferative glomerulonephritis, MPGN
メサンギウム毛細管性糸球体腎炎 mesangiocapillary glomerulonephritis MCGN
糸球体腎炎、糸球体疾患

概念

  • 糸球体腎炎の病理診断名の一つ。
  • 光顕的に(1)メサンギウム細胞メサンギウム基質の増殖(2)びまん性の糸球体基底膜の二重化 → 糸球体基底膜上皮細胞の障害と糸球体の炎症を兼ね備える。
  • しかも原発性であること。

分類

WHO分類

電顕所見よる高電子密度沈着物の部位で分類
  • I型 :内皮下腔
  • 全周性のメサンギウム間入とメサンギウム領域、内皮細胞下腔の高電子密度沈着物がみられる
  • II型 :糸球体基底膜内
  • III型:内皮細胞下腔と上皮細胞下腔の両方

頻度

ネフローゼ症候群

  • 膜性増殖性糸球体腎炎が原因となって生じるネフローゼ症候群の小児10%、成人5%を占める。

病因

  • 50%の症例に先行感染が見られるという、、、
  • 何らかの原因がきっかけで補体(C3やC4)が関与することになり、病変を形成 → 50~70%が低補体血症を示す。

病因による分類

  • 特発性
  • 二次性

沈着物

  • I,III型:免疫複合体、C3、C4
  • II型  :C3 ← 免疫複合体ではない。 → 移植腎に再発するため血液中の未知物質が原因

補体の活性経路

  • I, III型:C3,C4,IC       :classical pathway
  • II型   :C3 nephritic factor:alternative pathway

症状

  • 血尿(肉眼的血尿, 1/3の症例)・蛋白尿、腎機能低下(糸球体濾過量の低下)(1/3の症例)、高血圧(1/3の症例)
  • 糸球体腎炎+ネフローゼ症候群がみられる
  • チャンス蛋白尿やチャンス血尿で発見される(らしい・・・)

検査

尿検査

  • 血尿、蛋白尿、赤血球円柱、顆粒円柱

免疫血清学

  • I型:CH50, C3, C4, C1q の低下
  • II型:C3, CH50の持続低下(75%の症例)

病理所見

[show details]

光顕所見

  • びまん性メザンギウム細胞およびメザンギウム細胞基質の増加
  • 分葉化
  • 糸球体毛細血管係蹄腔の狭小化
  • 基底膜の二重化(double contour)、tram track

蛍光所見

  • IgGC3が係蹄壁にfringe pattern

電顕所見

  • I型  :内皮下沈着物 ← 糸球体の内側
  • II型 :(Dense Deposit Disease)基底膜の緻密層(lamina densa)にリボン状の広範な沈着物 ← 基底膜の真ん中
  • III型 :内皮下、上皮下、基底膜内に沈着物

治療

  • 治療は、副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制薬、抗血小板薬、抗凝固薬などを併用する。 → 多剤併用(カクテル)療法、時にステロイドパルス療法が有効

予後

  • 進行性で予後は不良
  • 10年後に50%が腎不全に進行(10年腎生存率50-60%)
  • 予後不良例:「硬化病変の高度なもの」、「半月体・尿細管-間質病変が高度なもの。」
  • I型よりII型は予後不良II型は半月体形成する。 ← 予後が悪いことを裏付け。 
  • II型は移植腎に再発(ほぼ100%)


国試



IL-6」

  [★]

interleukin-6
B細胞刺激因子2 B cell stimulating factor 2 BSF-2
サイトカイン

産生細胞

機能

  • 液性免疫に関わる。

IL-6の多彩な機能

肝細胞 APP産生
メサンギウム細胞 増殖
神経細胞 分化
NK細胞 活性化
骨髄腫細胞 増殖
B細胞 抗体産生
T細胞 キラーT細胞IL-2産生
巨核球 血小板増多
造骨系幹細胞 分化

受容体

  • CD126, CD130

臨床関連


メサンギウム基質」

  [★]

mesangial matrix
メサンギウムメサンギウム細胞糸球体


糸球体メサンギウム細胞」

  [★]

glomerular mesangial cell
メサンギウム細胞腎メサンギウム細胞


糸球体外メサンギウム細胞」

  [★]

extraglomerular mesangial cell (HIS,Z), EGM cell
EGM細胞ゴールマハティヒ細胞 Goormaghtigh cell
メサンギウム細胞
  • 図:HIS.380
  • 糸球体外に存在する


腎メサンギウム細胞」

  [★]

renal mesangial cellkidney mesangial cell
メサンギウム細胞糸球体メサンギウム細胞


糸球体内メサンギウム細胞」

  [★]

intraglomerular mesangial cell
メサンギウム細胞


メサンギウム細胞増殖」

  [★]

mesangial cell proliferation


メサンギウム」

  [★]

mesangium
糸球体間質、血管間膜
糖尿病

概念

臨床関連

メサンギウムにIgAが沈着する疾患


細胞」

  [★]

cell
cellula







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