- 英
- bisoprolol
- 化
- フマル酸ビソプロロール bisoprolol fumarate
- 商
- ウェルビー、ビソテート、メインテート、メイントーワ、メインハーツ、メインロール、ルーク
- 関
- アドレナリン受容体。不整脈用剤
- β1選択性β遮断薬
- 適応疾患は本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮、虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全(ACE-I/ARB,diuretics,digitalis投与済み)、頻脈性心房細動
- 用量のラインナップ:0.625mg錠, 2.5mg錠, 5mg錠 (メインテートの場合)
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0.625mg
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2.5mg
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5mg
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本態性高血圧症(軽症~中等症)
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×
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○
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○
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狭心症
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×
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○
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○
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心室性期外収縮
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×
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○
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○
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虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
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頻脈性心房細動
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×
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○
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○
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 心不全に伴う不整脈の治療戦略 4.心不全に伴う心室不整脈の薬物療法
- 志賀 剛
- 心電図 31(4), 365-375, 2011
- 心臓突然死は心不全患者の死因の1/3を占め,そのほとんどが心室頻拍・心室細動(VT/VF)を原因とする.これら心室不整脈は有効な心室収縮を破綻することで循環血液の駆出を妨げ,心静止や無脈性電気活動に至る.心不全治療を行ううえで,心室不整脈に対する対策が必要である.VFおよび血行動態が破綻する持続性VTには,電気的除細動が最も有効である.電気的除細動抵抗性のVT/VFに対しては,リドカインに比し,ア …
- NAID 130002138616
- レートコントロールの適応と方法 (特集 心房細動) -- (心房細動の治療)
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- メインテートとは?ビソプロロールの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
- 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
- 本態性高血圧症(軽症〜中等症) 狭心症 心室性期外収縮 次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
メインハーツ錠2.5
組成
メインハーツ錠2.5
1錠中ビソプロロールフマル酸塩2.5mgを含有する。
添加物として乳糖,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸マグネシウムを含有する。
効能または効果
- 本態性高血圧症(軽症?中等症)
- 狭心症
- 心室性期外収縮
- 通常,成人にはビソプロロールフマル酸塩として,5mgを1日1回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
- 褐色細胞腫の患者では,本剤の単独投与により急激に血圧が上昇することがあるので,α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し,常にα遮断剤を併用すること。
慎重投与
- 気管支喘息,気管支痙攣のおそれのある患者[気管支を収縮させ,症状を発現させるおそれがある。]
- うっ血性心不全のおそれのある患者[心機能が抑制され,症状を悪化させるおそれがあるので,観察を十分に行い,ジギタリス剤を併用するなど慎重に投与すること。]
- 特発性低血糖症,コントロール不十分な糖尿病,長期間絶食状態の患者[低血糖の前駆症状である頻脈等の交感神経系反応をマスクしやすいので,血糖値に注意すること。]
- 甲状腺中毒症の患者[頻脈等の中毒症状をマスクすることがある。(「重要な基本的注意」の項参照)]
- 重篤な肝,腎機能障害のある患者[薬物の代謝・排泄が遅延し,作用が増強するおそれがある。]
- 末梢循環障害のある患者(レイノー症候群,間欠性跛行症等)[末梢血管の拡張を抑制し,症状を悪化させるおそれがある。]
- 徐脈,房室ブロック(I度)のある患者[心刺激伝導系を抑制し,症状を悪化させるおそれがある。]
- 過度に血圧の低い患者[血圧を更に低下させるおそれがある。]
- 異型狭心症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 乾癬の患者又は乾癬の既往のある患者[症状を悪化又は誘発させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
心不全,完全房室ブロック,高度徐脈,洞不全症候群(頻度不明)
- 心不全,完全房室ブロック,高度徐脈,洞不全症候群があらわれることがあるので,心機能検査を定期的に行い,このような副作用が発現した場合には減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ビソプロロールフマル酸塩は治療用量の範囲で膜安定化作用及び内因性交感神経刺激活性を示さないβ1選択的(心選択的)アドレナリン受容体遮断薬である。
最も顕著な効果は陰性変時効果であり,その結果,安静時及び運動時の心拍数減少があらわれる。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ビソプロロールフマル酸塩(Bisoprolol Fumarate)
別名
化学名
- (2RS)-1-(4-{[2-(1-Methylethoxy)ethoxy]methyl}phenoxy)-3-[(1-methylethyl)amino]propan-2-ol hemifumarate
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分子式
分子量
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
水又はメタノールに極めて溶けやすく,エタノール(99.5)又は酢酸(100)に溶けやすい。
本品の水溶液(1→10)は旋光性を示さない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- adrenergic receptor
- 同
- アドレナリン作動性受容体 adrenoreceptor
- 関
- アセチルコリン受容体、交感神経作動薬一覧、交感神経拮抗薬一覧
- α受容体、β受容体、受容体
平滑筋臓器における傾向
受容体
|
反応
|
例外
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α受容体
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興奮
|
小腸運動:抑制
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β受容体
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抑制
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心臓 :興奮
|
アドレナリン受容体
- SP.412改変
- 体のどの部位にどんな受容体があるかはGOO.143-144を参照せよ
- epinehrine relaxes the detrusor muscle of the bladder as a result of activation of β receptors and contracts the trigone and shincter muscles owing to its α agonist activity. This can result in hesitancy in trination and may contribute to retention of urine in the bladder. Activation of smooth muscle contractino in the prostate promotes urinary retention.(GOO.246)
- 排尿筋弛緩→β受容体。括約筋弛緩→α受容体
- 膀胱頚部から尿道にはα受容体が分布しており、尿道平滑筋の収縮に関与 (SP.818) (cf.プラゾシン)
シグナル伝達の経路 (GOO.238)
- α1:Gq:Gq-PCL-IP3
- α2:多様(アデニル酸シクラーゼの抑制、K+チャネルとの開口、Ca2+チャネルの閉鎖)
- β1, β2, β3:Gs
[★]
- 英
- chronic heart failure CHF, chronic cardiac failure
- 関
- 心不全
薬物療法
- 以下、左室収縮能不全に対する治療のみ採り上げる
- 左室収縮能不全の原因は非虚血性の拡張型心筋症と虚血性心筋症に大別できる。これらの疾患においては交感神経系とRAA系が賦活化され、進行性の左室拡大と収縮性の低下、すなわちリモデリングが生じ病態の悪化に繋がっていると考えられている。治療の焦点は神経内分泌系の抑制、心不全に伴う症状の緩和である。
- (PHD.244)慢性心不全の治療のゴールは5つある:(1)病因の同定、(2)増悪因子の除去、(3)心不全症状の管理(前方障害、後方障害の軽減)、(4)神経ホルモン系の調節、(5)長期予後の改善
治療に用いられる薬物
- 参考(1))
- 配糖強心薬(ジギタリス)
- 利尿薬:静脈還流量の減少 → 前負荷の軽減 → 左室拡張終期圧低下 → 肺うっ血の改善 → 低血圧誘発がありうる
- 血管拡張薬(vasodilator)
- venous dilator(ex.硝酸薬):静脈のcapacitanceを増加させる。利尿薬と同じ薬理作用。
- arteriolar dilator(ex.ヒドララジン):後負荷を低下させSVを上昇させる。血圧は下がりそうだが、SVが上昇する結果、血圧は軽度低下あるいは保たれる(PHD.246)
- "balanced vasodilator:「アンジオテンシン転換酵素阻害薬」心不全で起こる血管収縮、体液貯留(volume retension)、心室モデリングを防ぎ、回復(reverse)させうる?CHF患者の生命予後改善効果がある(PHD.245,246)。ACE阻害薬は循環血液中のブラジキニンを増加させる。ブラジキニンは心不全の患者において血管拡張という重要な働きをしている(PHD.247)。「アンジオテンシンII受容体拮抗薬」はACE阻害薬とほぼ同等であり、ACE阻害薬による副作用が問題となる場合に用いる。(PHD.247)。これらの薬剤は腎不全と高カリウム血症が存在する場合には適さない。「nesiritide」human recombinant B-type natriuretic peptide。静注薬。速効で強力な血管拡張、心拍出量増加、RAA系の抑制、利尿作用(PHD.247)
カルシウム拮抗薬:長期に用いると心不全を悪化させる危険があり推奨されない。
- β遮断薬
- 抗アルドステロン薬
- アミオダロン
- 末梢血管拡張薬
- 経口強心薬
- ナトリウム利尿ペプチド:ANP製剤(カルペリチド) → 静注薬しかないので急性心不全の時に用いる。
治療に用いられる薬物名
参考
- 1. 慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_matsuzaki_h.pdf
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0049/1/0049_G0000132_0127.html
国試
[★]
- 英
- β-blocker, beta-blocker, beta-antagonist, β-adrenoceptor blocking agent, β-adrenergic blocking agent, beta-adrenergic blocking agent, beta-adrenergic blocker, beta-adrenergic antagonist, beta-adrenergic receptor antagonist, β adrenergic receptor blocker, β adrenergic receptor antagonists
- 同
- β遮断薬、β阻害薬、βアドレナリン遮断薬、βアドレナリン拮抗薬、アドレナリンβ受容体拮抗薬、βブロッカー、βアドレナリン受容体遮断薬
- 関
- アドレナリン受容体
β受容体遮断薬
適応
禁忌および慎重投与
YN.C-57
- 平滑筋拡張が求められる病態、酸素供給を減らせない病態では使ってはいけないということ?
注意
- 突然休薬すると離脱症候群として、狭心症や高血圧発作が生じることがある(高血圧治療ガイドライン2009)。
- β2受容体遮断作用のある薬剤では、β2受容体を介した膵臓のインスリン分泌促進作用がブロックされる(アドレナリン受容体#アドレナリン受容体)ので、糖尿病患者に投与する場合には注意が必要、らしい。
各論
慢性心不全
[★]
- 英
- atenolol
- 商
- アテネミール、アテノリズム、アルセノール、アルマイラー、カテノミン、クシセミン、セーブテンス、セーラジール、テネミール、テノーミン Tenormin、テノミロール、トーワミン、ミロベクト、メゾルミン、メチニン、リスモリース
- 関
- アドレナリン受容体、ビソプロロール メインテート。不整脈用剤
作用機序
適応
- 本態性高血圧症、狭心症、頻脈性不整脈(洞性頻脈、期外収縮)
[★]
会社名
成分名
薬効分類
[★]
- 英
- pro