会社名
成分名
薬効分類
Related Links
- ビソノテープ4mg、同8mg(トーアエイヨー):有効成分ビソプロロールを含有する新有効成分含有医薬品。血中濃度が持続し、安定した血圧コントロールが得られる経皮吸収型のテープ製剤として開発された。効能・効果は、本態 ...
- ビソノテープとは?ビソプロロールの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 副作用 副作用でいちばん多いのは、使用部位の皮膚症状です。赤くなったり、かゆくなることがよく ...
- ビソノテープ(一般名:ビソプロロール)経皮吸収型の高血圧治療薬。β1遮断薬のビソプロロールを含む。ビソプロロールはβ1選択性であり、ISAをほとんど有さない。成分自体は、すでにメインテート錠として販売 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ビソノテープ4mg
組成
成分・含量(1枚中)
添加物
- ポリイソブチレン、ミリスチン酸イソプロピル、脂環族飽和炭化水素樹脂
禁忌
- 高度の徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者
[症状を悪化させるおそれがある。]
- 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者
[アシドーシスに基づく心収縮力の抑制を増強させるおそれがある。]
- 心原性ショックのある患者
[心機能が抑制され、症状を悪化させるおそれがある。]
- 肺高血圧による右心不全のある患者
[心機能が抑制され、症状を悪化させるおそれがある。]
- 強心薬又は血管拡張薬を静脈内投与する必要のある心不全患者
[心収縮力抑制作用により、心不全が悪化するおそれがある。]
- 非代償性の心不全患者
[心収縮力抑制作用により、心不全が悪化するおそれがある。]
- 重度の末梢循環障害のある患者(壊疽等)
[末梢血管の拡張を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
- 未治療の褐色細胞腫の患者
[「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 通常、成人にはビソプロロールとして8mgを1日1回、胸部、上腕部又は背部のいずれかに貼付し、貼付後24時間ごとに貼りかえる。
なお、年齢、症状により1日1回4mgから投与を開始し、1日最大投与量は8mgとする。
- 褐色細胞腫の患者では、本剤の単独投与により急激に血圧が上昇することがあるので、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用すること。
- 腎機能障害のある患者では、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため1日1回4mgより投与を開始することを考慮すること。[「薬物動態」の項参照]
慎重投与
- 気管支喘息、気管支痙れんのおそれのある患者
[気管支を収縮させ、症状を発現させるおそれがある。]
- うっ血性心不全のおそれのある患者
[心機能が抑制され、症状を悪化させるおそれがあるので、観察を十分に行うこと。]
- 特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者
[低血糖の前駆症状である頻脈等の交感神経系反応をマスクしやすいので血糖値に注意すること。]
- 甲状腺中毒症の患者
[頻脈等の中毒症状をマスクすることがある。(「重要な基本的注意」の項参照)]
- 腎機能障害のある患者
[薬物の排泄が遅延し、作用が増強するおそれがある。(「薬物動態」の項参照)]
- 重篤な肝機能障害のある患者
[薬物の代謝が遅延し、作用が増強するおそれがある。]
- 末梢循環障害のある患者(レイノー症候群、間欠性跛行症等)
[末梢血管の拡張を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
- 徐脈、房室ブロック(I度)のある患者
[心刺激伝導系を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
- 異型狭心症の患者
[症状を悪化させるおそれがある。]
- 乾癬の患者又は乾癬の既往のある患者
[症状を悪化又は誘発させるおそれがある。]
- 高齢者
[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
- 心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、心機能検査を定期的に行い、このような副作用が発現した場合には減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 本剤の有効成分であるビソプロロールはISA(内因性交感神経刺激作用)がなく、選択性が高いβ1アンタゴニストである。
β1受容体選択性
- ビソプロロールのβ1受容体に対する親和性は、β2受容体に比し14.5倍強かった。プロプラノロール塩酸塩に比べてβ1選択性が80.6倍高いと考えられた。6)
降圧作用
- 高血圧自然発症ラットへの本剤(ビソプロロール0.67〜2.69mg含有)の反復貼付により、血圧及び心拍数の低下が認められ、24時間にわたる降圧作用を示した。7)
- 腎性高血圧イヌへの本剤(ビソプロロール4.48mg含有)の反復貼付により、血圧及び心拍数の低下が認められ、持続した降圧作用を示した。8)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (2RS)-1-(4-{[2-(1-Methylethoxy)ethoxy]methyl}phenoxy)-3-[(1-methylethyl)amino]propan-2-ol
分子式
分子量
性状
- 本品は白色のろう状の塊又は粉末、若しくは無色澄明の粘稠性のある液である。
本品はアセトニトリル、メタノール、エタノール(95)、エタノール(99.5)、アセトン、酢酸エチル、ジエチルエーテル又は、ジメチルスルホキシドに極めて溶けやすく、水にやや溶けにくい。本品は吸湿性である。