トロンビン

出典: meddic

thrombin
第IIa因子 factor IIa、F IIa、フィブリノゲン分解酵素 fibrinogenase
アナクトアンスロビンタココンブタコシールノイアートノンスロンベリプラストPボルヒール
血液凝固因子、Thrombinar, Thrombogen, Thrombostat



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/03 18:29:53」(JST)

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和文文献

  • くも膜下出血後の脳血管平滑筋収縮性亢進の分子機構
  • 吉川 雄一郎,佐々木 富男,平野 真弓,平野 勝也,Kikkawa Yuichiro,Sasaki Tomio,Hirano Mayumi,Hirano Katsuya,キッカワ ユウイチロウ,ササキ トミオ,ヒラノ マユミ,ヒラノ カツヤ
  • 福岡医学雑誌 102, 325-332, 2011-12-25
  • … ,治療法の開発には,攣縮発症の分子機構を明らかにすることが重要と思われる.脳血管攣縮の発症メカニズムは,攣縮誘発因子の産生と血管反応性の増大という二つの側面からとらえることができる.トロンビン,オキシヘモグロビン,エンドセリン(ET-1),トロンボキサンA2(TXA2),血小板由来増殖因子(PDGF),スフィンゴシン-1 リン酸(S1P)など,動物モデルなどで血管収縮作用が認められる様々な血液および血小 …
  • NAID 120003678722
  • アフェレシスと抗凝固法(実践 アフェレシス技術マニュアル2011)
  • 松金 隆夫
  • 日本アフェレシス学会雑誌 30(3), 199-201, 2011-10-31
  • NAID 110008802414

関連リンク

トロンビンは血液中に存在するプロトロンビン(第II因子)が第V因子によって活性化される ことによって生まれる。第V因子、第VIII因子及び第IX因子を活性化させるので凝血反応 の中核的な存在であり、血液凝固を阻止する際にはこの酵素の働きを止めることが ...
ストロンビンデヒドロゲナーゼ(strombine dehydrogenase)は、次の化学反応を触媒 する酸化還元酵素である。 ストロンビン + NAD+ + H2O \ ... 反応式の通り、この酵素の 基質はストロンビンとNADとH2O、生成物はグリシンとピルビン酸とNADHとH+である。

関連画像

分包第1土曜特集 DIC──診断・治療 トロンビンの前駆体である 図2:トロンビンの働き製剤写真image.jpg

添付文書

薬効分類名

  • 血漿分画製剤
      (生体組織接着剤)

販売名

  • ボルヒール組織接着用(0.5mL)

組成

  • 本剤は、フィブリノゲン凍結乾燥粉末、フィブリノゲン溶解液、トロンビン凍結乾燥粉末、トロンビン溶解液から構成される。0.5mL製剤中に下記の成分、分量を含有する。

バイアル1(フィブリノゲン凍結乾燥粉末)

  • 有効成分:
    人フィブリノゲン:40mg
    人血液凝固第XIII因子:37.5単位注1)

    添加物:
    人血清アルブミン、グリシン、D-マンニトール、クエン酸ナトリウム水和物、塩化ナトリウム

バイアル2(フィブリノゲン溶解液)

  • 有効成分:
    局外規アプロチニン液:500KIE注2)/0.5mL

    添加物:
    塩化ナトリウム

バイアル3(トロンビン凍結乾燥粉末)

  • 有効成分:
    日本薬局方トロンビン:125単位

    添加物:
    クエン酸ナトリウム水和物、塩化ナトリウム

バイアル4(トロンビン溶解液)

  • 有効成分:
    日本薬局方塩化カルシウム水和物:2.95mg/0.5mL
  • 本剤の有効成分である人フィブリノゲン、人血液凝固第XIII因子、日本薬局方トロンビン及び添加物である人血清アルブミンは、ヒトの血液(採血国:日本、採血方法:献血)を原材料としている。また、局外規アプロチニン液はウシの肺を原材料としている。日本薬局方トロンビンは製造工程でブタの腸粘膜由来成分(ヘパリンナトリウム)を使用している。

注1)

  • 正常人血漿1mL中に含まれる血液凝固第XIII因子活性を1単位とした時の値。

注2)

  • pH8、室温2時間でカリジノゲナーゼ2単位の効力を半減させる量を1KIE(カリジノゲナーゼ不活性化物質単位)とした時の値。

禁忌

(次の患者には適用しないこと)

  • 本剤の成分又は牛肺を原料とする製剤(アプロチニン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 下記の薬剤による治療を受けている患者 〔「相互作用」の項参照〕
    凝固促進剤(蛇毒製剤)、抗線溶剤、アプロチニン製剤


効能または効果

組織の接着・閉鎖

  • (ただし、縫合あるいは接合した組織から血液、体液または体内ガスの漏出をきたし、他に適切な処置法のない場合に限る。)
  • フィブリノゲン凍結乾燥粉末(バイアル1)をフィブリノゲン溶解液(バイアル2)全量で溶解し、A液とする。
    トロンビン凍結乾燥粉末(バイアル3)をトロンビン溶解液(バイアル4)全量で溶解し、B液とする。溶解した両液の等容量を接着・閉鎖部位に重層又は混合して適用する。
    通常、10cmあたりA液B液各々1mLを適用する。
    なお、接着・閉鎖部位の状態、大きさなどに応じて適宜増減する。

慎重投与

(次の患者には慎重に適用すること)

重篤な肝障害、汎発性血管内凝固症候群(DIC)が考えられる病態を有する患者

  • 〔血管内への流入により、血栓の形成あるいはDIC状態を悪化させるおそれがある。〕

溶血性・失血性貧血の患者

  • 〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。〕

免疫不全患者・免疫抑制状態の患者

  • 〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。〕


重大な副作用

ショック

  • ショック(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • フィブリノゲンはトロンビンの作用により可溶性フィブリンとなる。さらに、カルシウムイオンの存在下で、血液凝固第XIII因子はトロンビンにより活性化され、フィブリンを尿素不溶性の安定化フィブリン塊とし、組織の接着・閉鎖が行われる。この安定化フィブリン塊内で、線維芽細胞が増殖し、膠原線維や肉芽基質成分が産生され、組織修復を経て、治癒に至る。8)


★リンクテーブル★
先読みタコシール」「ノイアート」「アンスロビン」「アナクト」「ノンスロン
国試過去問088A034
リンク元白血球」「ヘパリン」「フィブリノゲン」「アンチトロンビンIII」「ボルヒール
拡張検索プロトロンビン活性」「プロトロンビン複合体濃縮製剤」「トロンビン画分」「アンチトロンビン欠損症」「血漿プロトロンビン時間
関連記事ビン

タコシール」

  [★]

他に分類されない治療を主目的としない医薬品


ノイアート」

  [★] 人アンチトロンビンIII

血液製剤類乾燥濃縮人アンチトロンビンIIIアンチトロンビンIII


アンスロビン」

  [★] 乾燥濃縮人アンチトロンビンIII

血液製剤類アンチトロンビンIII

アナクト」

  [★] 活性化プロテインC

血液製剤類アナクトC

ノンスロン」

  [★]

人アンチトロンビンIII、アンチトロンビンIII

088A034」

  [★]

  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

白血球」

  [★]

leukocyte, leucocyte (Z), white blood cell (Z), WBC, white corpuscle, white cell
赤血球血球血液

白血球

基準値

  • 4000-9000 (/μl) (2007前期解剖学授業プリント)
異常値の出るメカニズム第5版
  • 5000- 8400 (/μl) (健常者の2/3)
  • 4500-11000 (/μl) (95%範囲)

年齢との関連

生理的な変動

  • 精神的ストレス↑  → 交感神経の刺激により好中球の血管壁遊離が促進されるため
  • 午前↓、午後↑

基準値

  07解 異メ 流マ HIM.A-1
顆粒球 好中球 桿状核球 40~70 44~66 40~60 4~14 0~5
分葉核球 43~59 40~70
好酸球 2~4 0~ 4 2~4 0~6
好塩基球 0~2 0~0.5 0~2 0~2
無顆粒球 リンパ球 25~40 30~38 26~40 20~50
単球 3~6 0~ 5 3~6 4~8
  • 07解: 2007前期解剖学授業プリント
  • 異メ: 異常値の出るメカニズム第5版 p.91
  • 流マ: 流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.10

血管外滲出 extravasation (SMB.37 BPT.37)

(margination)

  • 1. 赤血球は軽く早く流れるので血管の中央をながれ、白血球は血管のへりを流れている

(rolling)

  • 2. IL-1, TNFで血管内皮細胞が活性化し、血管内腔にE-selectinを発現する
  • 3. P-selectinヒスタミントロンビンの働きにより、血管内腔に発現する
  • 4. 白血球と血管内皮細胞の接着分子で接着することで、白血球がrollingを始める
  • 3. 次第にselectinによる接着はdown regulateされる

(adheresion & arrested)

(transmigration)

  • 6. 白血球と血管内皮細胞に発現しているPECAM-1(CD31)がお互い接着し、白血球が血管内皮細胞の間隙を通って細胞外マトリックスに入る
血管内皮細胞   白血球
Rolling
E-selectin 糖鎖(SLex)
P-selectin 糖鎖
糖鎖(GlyCAM-1)(=CD34) L-selectin
Adhestion
ICAM-1 LFA-1 integlin(CD11a/CD18), Mac-1 integlin(CD11b/CD18)
VCAM-1 VLA-1 integlin
transmigration
PECAM-1(CD31) PECAM-1(CD31)

白血球の染色

  • 好酸性:赤く染まる→ヘモグロビン
  • 好塩基性:青く染まる→リボソーム、核内のヒストン蛋白
  • 好酸性でも好塩基性でもない:淡いピンクに染まる
  • MPOをもつ:顆粒球(前骨髄球~分葉核球)、単球(前単球~単球)
  • MPOをもたない:リンパ球系細胞
  • 好中球:長鎖エステルを分解
  • 単球:短鎖エステルを分解

関節液

  •   炎症 感染
  • 200 2000 20000
  • 500 5000 50000

臨床関連

白血球のインテグリンが欠損または減少する先天性疾患
反復性の細菌皮膚感染
  • SIRSの診断基準:<4,000/ul or >12,000/ul




ヘパリン」

  [★]

heparin
ヘパリンナトリウムヘパリンカルシウム
カプロシンヘパフィルドペミロックデリバデクスノボ・ヘパリンヘパフラッシュ。(軟膏)ペセタ
血液凝固因子抗凝固薬(抗凝血薬)

構造

作用機序

薬効薬理

カプロシン注2万単位/20mL/**カプロシン注5万単位/50mL/**カプロシン注10万単位/100mL
  • 血液凝固阻止作用5~9)
  • (1) ヘパリンはO-及びN-硫酸基を持ったムコ多糖類で、その強い陰イオン活性によって蛋白質と反応し、抗凝血作用をあらわす。
  • (2) ヘパリンは、ヘパリンCo-factor(Antithrombin III)と結合することにより、種々の活性化凝固因子(トロンビン、Xa、IXa、XIa、XIIa)に対する阻害作用を促進して抗凝血作用を発揮する。

薬理作用

  • 抗凝固作用

動態

相互作用

臨床検査

  • 赤沈、血液生化学検査の採血の際、抗凝固薬として用いる。  ←  血算にはEDTA・2Kを用いる。ヘパリンを用いると血小板が凝集してしまう。

ヘパリンとワルファリンの比較

[display]http://kusuri-jouhou.com/pharmacology/myocardial-infarction.html
より
also see YN.G-96
  ワルファリン ヘパリン
投与方法 経口可能 注射のみ
in vitro 有効 有効
in vivo 有効 無効
その他 遅行性(12~36時間有する) ヘパリナーゼ(肝臓)で分解
持続性(2~5日有効)  

参考

  • カプロシン注2万単位/20mL/**カプロシン注5万単位/50mL/**カプロシン注10万単位/100mL
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3334400A5033_1_01/3334400A5033_1_01?view=body




フィブリノゲン」

  [★]

fibrinogen, Fbg Fib
凝固第I因子 第I因子 factor Iフィブリノーゲン線維素原
フィブリノゲンHT
フィブリン血液凝固因子血液凝固
  • トロンビンより分解を受け、フィブリンモノマーを生じる。
  • 肝臓で産生さて、血漿中に存在
  • 340kDa
  • 血中半減期:3-4日

機能

  • 一次止血の際に、フィブリノゲン血小板のGpIIb/IIIaを介して架橋し、一次止血にも貢献する。
  • 凝固因子(第I因子)として血液凝固に関与。具体的にはトロンビンによりフィブリンに変換され、第XIII因子によりフィブリン網を形成して二次止血に資する。
  • 血管外のフィブリンは感染の拡大を防御するらしい

分解されるまでの過程

  • フィブリンやフィブリノゲンはプラスミンにより分解されフィブリン/フィブリノゲン分解産物(FDP)となり、網内系で処理される。

フィブリノゲンの量に影響を与える要素

減少

  • 産生の低下
  • 出血に対する止血による消費
  • プラスミンによる分解な

増加

  • (急性相反応性物質)炎症(感染症など)、悪性腫瘍
  • 妊娠

フィブリノゲンの解釈

低値

  • 先天性疾患(先天性の低フィブリノゲン血症、フィブリノゲン異常症、無フィブリノゲン血症)
  • 後天性疾患(重症肝臓疾患:産生低下、播種性血管内凝固(DIC):消費亢進)

高値

  • 妊娠?



アンチトロンビンIII」

  [★]

antithrombin III, ATIII
アンチトロンビン antithrombin AT
アンスロビンノイアートノンスロン
トロンビン抗凝固療法血液凝固因子


概念

  • アンチトロンビンと同じ。
  • 抗凝固薬であるヘパリンによって活性化される
  • 肝臓で産生される。
  • 約65kDaの糖タンパク質  (c.f. アルブミン 69kDa) ゆえに、ネフローゼ症候群の際には腎から排泄されてしまう。

生理作用

*ヘパリンと結合して活性化され、セリンプロテアーゼ活性のある蛋白質と結合しセリンプロテアーゼ活性を不可逆的に消失させる。

  • 第Xa因子、第IXa因子の中和 (SP.509)
  • トロンビンの不活化。
  • 薬剤としてのヘパリンによって活性化される。普段は血管内皮上に存在するヘパリン(heparine-like molecule)によって活性化される (BPT.88)
  • セリンプロテアーゼを阻害する。
  • トロンビン、第Xa因子、第IXa因子

検査

低値

  • DIC、血栓症
  • 肝硬変、肝癌
  • ネフローゼ症候群
  • 敗血症


-アンチトロンビン
-AT III


ボルヒール」

  [★] 人フィブリノゲン(フィブリノゲン)、人血液凝固第XIII因子(第XIII因子)+アプロチニントロンビン塩化カルシウム水和物(塩化カルシウム)

  • 血漿分画製剤
  • 生体組織接着剤としてもちいられる。

成分 (添付文書より)

バイアル1(フィブリノゲン凍結乾燥粉末)

  • 有効成分:
  • 人フィブリノゲン:40mg
  • 人血液凝固第XIII因子:37.5単位
  • 添加物:
  • 人血清アルブミン、グリシン、D-マンニトール、クエン酸ナトリウム水和物、塩化ナトリウム

バイアル2(フィブリノゲン溶解液)

  • 有効成分:
  • 添加物:
  • 塩化ナトリウム

バイアル3(トロンビン凍結乾燥粉末)

  • 有効成分:
  • 日本薬局方トロンビン:125単位
  • 添加物:
  • クエン酸ナトリウム水和物、塩化ナトリウム

バイアル4(トロンビン溶解液)

  • 有効成分:
  • 日本薬局方塩化カルシウム水和物:2.95mg/0.5mL

添付文書

[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/7990710X1039_2_02


プロトロンビン活性」

  [★]

プロトロンビン濃度
プロトロンビン時間チャイルド・ピュー分類劇症肝炎(40%以下)
  • 正常対象血漿を100%として硫酸バリウム血漿もしくは2mg/mlウシフィブリノゲン液による希釈系列をつくり、そのそれぞれについて凝固時間を測定し検量線を作成する。被検血漿のPT(秒)を測定し、検量線から標準血漿のどれだけの活性があるかを表現する。
  • 基準範囲:80-100%


プロトロンビン複合体濃縮製剤」

  [★]

prothrombin complex concentrate, PCC

トロンビン画分」

  [★]

タココンブタコシール

アンチトロンビン欠損症」

  [★]

antithrombin deficiency

血漿プロトロンビン時間」

  [★] プロトロンビン時間

ビン」

  [★]

bottle
ビンづめ




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