トリヨードサイロニン

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triiodothyronine, 3,5,3'-triiodothyronine, T3
トリヨードチロニン


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/30 03:18:24」(JST)

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和文文献

  • 臨床講座(30)甲状腺機能異常(バセドウ病,橋本病)
  • 総トリヨードサイロニン(TT3),遊離トリヨードサイロニン(FT3),リバースT3(rT3) (広範囲 血液・尿化学検査 免疫学的検査(第7版・4)その数値をどう読むか) -- (内分泌学的検査 甲状腺・副甲状腺関係)

関連リンク

トリヨードサイロニン(Triiodothyronine)は甲状腺ホルモンの一種である。T3とも言 われる。 甲状腺刺激ホルモン(TSH)はサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニンの生産 を促す。視床下部では、T4はT3に変換され、TSHは主にT3によって阻害される。甲状腺 はT3 ...
トリヨードサイロニン(トリヨードチロニン、triiodothyronin、略称T3)とサイロキシン( チロキシン、thyroxin、略称T4)の2種類の化合物が甲状腺ホルモンとして知られ、 それらの違いは、ホルモン1分子中のヨードの数である。生理活性は、T3の方が強いが 、血中を ...

関連画像

IUPAC name (2S) -2-amino-3- [4-(4-hydroxy のトリヨードサイロニン トリヨードサイロニン(T3)と 分泌調節 (Wikipedia)Caratteristiche generali トリヨードサイロニン(T3)へ


★リンクテーブル★
国試過去問099A049」「094F043」「105D046」「106E008
リンク元ホルモン」「甲状腺ホルモン」「アスピリン」「遊離トリヨードサイロニン」「triiodothyronine
拡張検索低トリヨードサイロニン症候群」「リバーストリヨードサイロニン」「レジントリヨードサイロニン摂取率」「トリヨードサイロニン受容体」「リバース・トリヨードサイロニン
関連記事サイロニン」「ヨード」「トリ

099A049」

  [★]

  • 36歳の女性。1週前から顔面が腫れぼったい感じがするため来院した。1年前に健診で甲状腺腫を指摘され、精査を受けたが甲状腺機能は正常であった。1か月前から全身倦怠感があり、何をするにも気力がなくなった。意識は清明。身長158 cm、体重62kg。体温35.8℃。脈拍60/分、整。血圧100/52mmHg。顔面に浮腫を認める。頚部に横径5cmの弾性硬、びまん性の甲状腺腫を認める。圧痛はない。下腿に圧痕を残さない浮腫を軽度認める。血清生化学所見:TSH 60μU/ml (基準0.2~4.0)、T3 82ng/dl(基準80~220)、T4 2.0μg/dl(基準5~12)、FT4 0.3ng/dl(基準0.8~2.2)。免疫学所見:抗サイログロブリン抗体8.0U/ml(基準0.3以下)、抗TSH受容体抗体0.5%(基準10以下)。
  • この患者の治療薬で適切なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099A048]←[国試_099]→[099A050

094F043」

  [★]

  • 50歳の女性。意識混濁で救急搬送されてきた。慢性関節リウマチで2年前から,プレドニゾロン10mg/日を内服している。1週間前から感冒のため食事がとれず,服薬を中止した。その後,全身倦怠感が次第に強くなってきた。脈拍:98/分・整,血圧:86/50mmHg,血液所見で,赤血球:380万,白血球:3300(好中球 44%,好酸球 17%,好塩基球 2%,単球 3%,リンパ球 34%)。血液生化学所見で,血糖:58mg/dL,総蛋白:6.3g/dL,Na:124mEq/L,K:4.9mEq/L,Cl:91mEq/L,T3:75ng/dL(基準80~220),TSH:2.2μU/mL(基準0.2~4.0),CRP:3.2mg/dL(基準0.3以下)。
  • この患者にまず投与すべき薬剤はどれか。
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

105D046」

  [★]

  • 32歳の女性。1回経妊、1回経産。1年間の無月経を主訴に来院した。1か月前からのぼせとイライラ感とが出現している。挙児希望がある。経腟超音波検査で子宮はやや萎縮しており、卵巣には卵胞が認められない。
  • 高値を示すのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105D045]←[国試_105]→[105D047

106E008」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106E007]←[国試_106]→[106E009

ホルモン」

  [★]

hormone

古典的な定義

  • 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)

例外

  • 腺構造を持たない組織から分泌されるホルモンがある
消化管ホルモン (PT.403)
視床下部ホルモン (PT.403)
甲状腺濾胞ホルモン?
カルシトニン?

ホルモンの一覧表

日本語 放出器官/細胞 作用器官/細胞 働き
メラトニン 松果体    
成長ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 GH放出
プロラクチン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 ATCH放出
ゴナドトロピン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 FSH/LH放出
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 TSH放出
ソマトスタチン 視床下部 下垂体前葉 GH放出抑制
ドーパミン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出抑制
成長ホルモン 下垂体前葉 全身/肝細胞 タンパク質同化, 抗インスリン, 脂肪異化/IGF-I合成促進
プロラクチン 下垂体前葉 乳腺 乳汁分泌促進
副腎皮質刺激ホルモン 下垂体前葉 副腎皮質  
卵胞刺激ホルモン 下垂体前葉 卵胞  
黄体形成ホルモン 下垂体前葉 黄体  
間細胞刺激ホルモン 下垂体前葉 精巣の間細胞  
甲状腺刺激ホルモン 下垂体前葉 甲状腺  
オキシトシン 下垂体後葉 子宮平滑筋/乳腺 子宮収縮/射乳促進
バソプレシン 下垂体後葉 腎臓集合管 水の再吸
甲状腺ホルモン - トリヨードサイロニン 甲状腺   代謝亢進
甲状腺ホルモン - サイロキシン 甲状腺   代謝亢進
カルシトニン 甲状腺   Ca2+濃度低下
副甲状腺ホルモン 甲状腺 /腎臓 破骨細胞活性化/腎細尿管Ca2+取り込み↑/腎ビタミンD活性化/血清Ca2+↑
心房性ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
脳ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
Cタイプナトリウム利尿ペプチド     Na利尿
エンドセリン 血管   血管収縮
アンジオテンシンII 血管   血管収縮
ガストリン 酸分泌
セレクチン 十二指腸    
インスリン様成長因子 肝臓    
アンジオテンシノジェン 肝臓   昇圧
コルチゾール 副腎皮質    
アルドステロン 副腎皮質    
デヒドロイソアンドロステロン 副腎皮質    
アドレナリン 副腎髄質   軽微な昇圧、血糖上昇
ノルアドレナリン 副腎髄質   昇圧(寄与は20%程度)、血糖上昇
インスリン 膵臓 - β細胞 全身 グルコース取り込み亢進
グルカゴン 膵臓 - α細胞 全身 糖新生
ソマトスタチン 膵臓 - δ細胞   ホルモン分泌抑制(インスリングルカゴンガストリン)
レニン 腎臓 - 傍糸球体細胞   昇圧(angiotensin Iを産生, 血管内皮アンジオテンシン転換酵素によりangiotensin IIに転換)
エリスロポエチン 腎臓 造血器官 赤血球産生刺激
エストロゲン 卵巣    
プロゲステロン 卵巣    
インヒビン 卵巣    
テストステロン 精巣    
インヒビン 精巣    
レプチン 脂肪    
アディポネクチン 脂肪    



甲状腺ホルモン」

  [★]

thyroid hormone, thyroid hormones
甲状腺サイログロブリンカルシトニン甲状腺ホルモン製剤
胎児の発育・新生児の生理と適応


  • SP.915-

種類

分類

性状

  • 疎水性アミノ酸

産生組織

標的組織

受容体

  • 核内甲状腺受容体(甲状腺ホルモン受容体ファミリー)
ステロイドレセプタースーパーファミリーに属する → 核内受容体スーパーファミリー

作用

代謝系別

  • 1. 熱産生
  • 脳、脾臓、睾丸をのぞくすべての組織で酸素消費を高める ← 甲状腺クリーゼによる発熱の原因
  • 2. 自律神経系
  • カテコラミンの作用を増強する
  • 心筋細胞のカテコールアミン受容体を増加 ←証明されていない?
  • 3. 内分泌
→甲状腺ホルモンの投与によりコルチゾールが減少し副腎クリーゼを誘発
  • 4. 呼吸器系
  • 5. 造血器系
  • エリスロポエチン産生促進 → 赤血球増加
  • ヘモグロビンからの酸素解離を促進 → 末梢組織での酸素利用↑
  • 6. 骨格筋系作用
  • 骨代謝回転を高め、骨形成・骨吸収を促進 (閉経後女性で甲状腺ホルモン多 → 骨塩量減少 → 骨粗鬆症
  • グレーブス病では筋肉蛋白の代謝亢進、筋肉量の減少、筋力低下、筋脱力、四肢麻痺
  • 7. 糖代謝
  • 糖代謝の亢進
  • 8. 脂質代謝
  • 肝臓におけるコレステロール産生を促進
  • 肝臓のトリグリセリドリパーゼ活性を亢進し、コレステロールの代謝を促進
コレステロールが減少 ← 総じて分解系の法が作用が強い
  • 9. その他

薬理学的作用 (SPC.321)

  • 成長と発育
全ての生体の活動に関わる-(不足)→成長停止、身体的・精神的発育停止
  • 熱産生と体温調整
組織の酸素消費を高め、基礎代謝を亢進させる。Na+,K+-ATApaseの活性刺激や、核内クロマチンに作用してDNA転写を促進する作用による
  • 代謝亢進作用
上記の通り
  • TSH分泌抑制
ネガティブフィードバック

分泌の調節

  • 分泌の制御系
視床下部--(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)-→下垂体前葉--(甲状腺刺激ホルモン)-→甲状腺濾胞細胞-→T3, T4-→T3, T4下垂体前葉・視床下部に作用し甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑制

分子機構

臨床関連

過多

欠乏

  • 甲状腺機能検査値の異常を来す病態。ほとんどの場合TSHは正常
  • free T3↓、rT3↑(重症ではT4↓、TSH
  • 低栄養、外傷、感染症、手術、腎不全、肝不全、心不全、悪性腫瘍
  • エネルギー消費を減らすための適応かもしれない
以上2007後期生理学授業プリント内分泌(3)

生合成 (SP.916)

アスピリン」

  [★]

aspirin
アスファネート配合イスキア配合サリチゾンゼンアスピリンニチアスピリンニトギス配合バイアスピリンバッサミン配合バファリン配合ファモター配合
アスピリン喘息アセチルサリチル酸 acetylsalicylic acid ASAアスピリン中毒

構造

分類

  • 酸性
  • サリチル酸系
  • 抗炎症薬
  • 抗血栓薬

薬理作用

抗炎症薬

  • 脳の体温調整中枢を抑制して解熱。感覚中枢の興奮を抑制? → 鎮痛 1.5g/day
  • 少量で血小板凝集を低下。血栓、塞栓を予防 → 40-100mg/day
  • 関節リウマチにおける抗炎症には → 3g/day

動態

  • アスピリンは弱酸性。胃でプロトンを放出。大部分は回腸で吸収される。
  • アスピリンは組織、血漿、特に肝臓に存在するエステラーゼにより30分以内にサリチル酸塩となり抗炎症作用を呈する。25%は酸性?、抱合されて排出される。25%は未変化のまま排泄される。アルカリ尿で排泄されやすい。Cox抑制作用は不可逆的アセチル化反応による。持続時間は血漿半減期に関係しない。半減期は短いが、作用は持続することに注意する。

作用機序

注意

禁忌

バイアスピリン錠100mg
  • 1. 本剤の成分又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2. 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させることがある.(ただし,「慎重投与」の項参照)]
  • 3. 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがあるため,出血傾向を助長するおそれがある.]
  • 4. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤なアスピリン喘息発作を誘発させることがある.]
  • 5. 出産予定日12週以内の妊婦[「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]
  • 6. 低出生体重児,新生児又は乳児[「小児等への投与」の項参照]
YN.D-34
  • 甲状腺クリーゼに対してアスピリンを解熱薬として使うと、サイログロブリントリヨードサイロニンの結合を阻害し、free T3の濃度が上昇して病状を悪化させるので使用しない

添付文書

  • バイアスピリン錠100mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3399007H1021_1_13/3399007H1021_1_13?view=body



遊離トリヨードサイロニン」

  [★]

free triiodothyronine fT3 FT3
甲状腺甲状腺ホルモントリヨードサイロニン
  • サイロキシン結合タンパク質に結合していないトリヨードサイロニンで、これらが生理活性を発揮する。 → すなわちサイロキシン結合タンパク質に結合していると機能しない
  • サイロキシン結合グロブリンの増加、減少によらず、遊離T3量は一定に保たれる、とかなんとか???



triiodothyronine」

  [★] トリヨードサイロニン T3

WordNet   license wordnet

「thyroid hormone similar to thyroxine but with one less iodine atom per molecule and produced in smaller quantity; exerts the same biological effects as thyroxine but is more potent and briefer」
liothyronine, T


低トリヨードサイロニン症候群」

  [★]

low T3 syndrome, low triiodothyronine syndrome
低T3症候群甲状腺機能正常症候群 ユーサイロイドシック症候群 euthyroid sick syndrome sick euthyroid syndrome非甲状腺疾患 nonthyroidal illness
甲状腺甲状腺ホルモンユーサイロイドシック症候群
[show details]


概念

  • 甲状腺が異常がないにもかかわらず、サイロキシン(T3)の濃度が低下する病態。

本症候群が見られやすい病態

OLM.296

  • 本疾患が見られる病態:低栄養状態、重症疾患罹患時(外傷、感染症、手術)、腎不全、肝不全、心不全、悪性腫瘍
  • 意義:T4からrT3に変換させて、エネルギーを低減させる適応減少。重症化によりT4,TSHも低下。

YN.D-167

  • 摂取カロリー低下状態(飢餓、神経性食思不振症)、手術後、熱性疾患、肝硬変、腎不全、薬剤投与(グルココルチコイド、β受容体遮断薬)
  • 末梢でのエネルギーを節約しようとしている病態?と考えられているらしい (YN.D-167)

検査

  • T4:正常
  • T3:低値
  • reverse T3:高値
  • FSH:正常 or やや上昇



リバーストリヨードサイロニン」

  [★]

3,3'5'-triiodothyronine , reverse triiodothyronine, rT3
リバースT3
低トリヨードサイロニン症候群



レジントリヨードサイロニン摂取率」

  [★]

resin triiodothyronine uptake ratio RT3UR
トリヨードサイロニン摂取率 triiodothyronine uptake ratio T3UR


トリヨードサイロニン受容体」

  [★]

triiodothyronine receptor
甲状腺ホルモン受容体


リバース・トリヨードサイロニン」

  [★]

reverse triiodothyronine, rT3


サイロニン」

  [★]

thyronine
チロニン
甲状腺ホルモン甲状腺


920


ヨード」

  [★]

iodineiodo
ヨウ化ヨウ素


トリ」

  [★]

birdavian
鳥類




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