アスピリン喘息

出典: meddic

aspirin-induced asthma, AIA
アスピリン過敏症アスピリン

概念

疫学

  • やや女性に多い(男女比=2:3ないし1:2) 30代
  • 気管支喘息患者の10%に存在

病因

  • アスピリン、酸性非ステロイド性抗炎症薬。
  • タートラジン、パラベンなどの食品添加物、医薬品添加物、香水中の化学物質、自然界のサリチル酸化合物、コハク酸エステル型副腎皮質ステロイド薬も原因となりうる。(SPU.236)

病態生理

  • アスピリンや酸性非ステロイド性抗炎症薬によりシクロオキシゲナーゼが阻害されると、アラキドン酸代謝はリポキシゲナーゼによるロイコトリエン合成がもっぱら行われることになる。気管支拡張作用のあるプロスタグランジンの産生が低下し、気管支収縮作用のあるロイコトリエンが増加することが本疾患の本態であると考えられている。

病理

  • 鼻茸:著明な好酸球浸潤 (図:SOTO.334)

臨床像

  • 1. 皮膚アトピー
  • 2. 発作は通年性で重症。⇔喘息は季節性であり、春と秋である。
  • 3. 鼻茸(鼻ポリープ)を高率に合併
  • 4. 重症、難治性のためステロイド依存性

症状

  • 薬物を摂取してまもなくより呼吸困難が出現。時に急激に悪化し、突然死のおそれがある。

3主徴

合併症

治療

  • 対症療法:酸素投与(呼吸困難により動脈血酸素分圧の低下が見られた場合)
  • 薬物療法:気管支喘息の薬物治療に準じる
  • β刺激薬
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬:軽症から重症まで好んで用いられ、著効
  • 副腎皮質ステロイド:リン酸エステル型を使用する  コハク酸エステル型は禁忌
  • 減感作療法

副腎ステロイド製剤

  • リン酸エステル
  • コハク酸エステル 禁忌
  • パルミチン酸エステル

参考

  • 1. [charged] アスピリンによる呼吸器疾患の増悪 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)(アスピリンを含む):アレルギー反応および偽アレルギー反応 - uptodate [2]
  • 3. [charged] アスピリン悪化呼吸器疾患(AERD;アスピリン喘息):非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)負荷および脱感作 - uptodate [3]

国試


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UpToDate Contents

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和文文献

  • アスピリン喘息の発症機序 : 最近の知見から (特集 特異なアレルギーの発症機序 : 最近の知見)
  • 谷口 正実,東 憲孝,小野 恵美子 [他]
  • 臨床免疫・アレルギー科 58(6), 621-629, 2012-12-00
  • NAID 40019541917
  • DI BOX 過誤防止ノート ヒヤリハット事例に学ぶ NSAIDs貼付薬の残薬を不適切に使用 : 過剰投与などから副作用の発現につながる恐れ
  • 澤田 康文
  • 日経ドラッグインフォメーションpremium (182), 40-42, 2012-12-00
  • … NSAIDsの貼付薬は一般に入手しやすく、変形性関節症や腰痛症などに対して気軽に使用されているが、接触性皮膚炎や光線過敏症などの局所性副作用や、アナフィラキシー様症状、アスピリン喘息、胎児動脈管収縮などの全身性副作用が発現したという報告があり、使用に際しては… …
  • NAID 40019513316
  • アスピリン喘息(NSAIDs過敏喘息) : プライマリケアでの診断・初期対応
  • 歯科用医薬品Q&A(第3回)

関連リンク

アスピリン喘息はアスピリンだけでなく、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(市販品なら バファリン、セデス、ノーシン)や、NSAIDsが含まれる注射薬、座薬、湿布や塗り薬など で誘発される喘息発作で、軽い息苦しさを自覚する程度から、意識消失を伴う急性喘息 ...
アスピリン喘息では、一般に解熱鎮痛剤を服用して15~30分後に喘息発作が起こり ますが、遅い場合でも2時間以内に起こるとされています。 アスピリン喘息は、非 アレルギー性で解熱鎮痛薬の持つ共通の薬理作用であるアラキドン酸シクロオキシナー ぜ阻害 ...

関連画像

 アスピリン喘息」「消炎鎮痛剤アスピリン喘息は アスピリン喘息を発症する アスピリン喘息の発作誘発物質アスピリン喘息有用である。 アスピリン喘息 アスピリン喘息の病態生理アスピリン喘息


★リンクテーブル★
国試過去問102F022」「103D045」「104I012」「101F018」「106I034
リンク元慢性副鼻腔炎」「鼻ポリープ」「アスピリン過敏症
関連記事アスピリン」「リン」「喘息」「

102F022」

  [★]

  • 33歳の女性。急性の呼吸困難のため搬入された。3年前に喘息を発症し、近医で治療を受けていた。最近鼻閉がみられるので耳鼻咽喉科を受診したところ鼻ポリープを指摘された。本日歯痛が出現したので、家にある痛み止めを服用したところ重篤な呼吸困難が出現した。入院後直ちに酸素吸入とβ刺激薬投与を行った。
  • 次に投与するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102F021]←[国試_102]→[102F023

103D045」

  [★]

  • 30歳の男性。突然の呼吸困難を主訴に来院した。今朝から感冒様症状があり、市販薬の服用30分後から強い息切れが出現した。1年前から間欠的に夜間・早朝の息切れと咳とを自覚していた。胸部全体にwheezesを聴取する。来院後の治療によって症状は消失した。
  • 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
  • a. 鼻腔の観察
  • b. アスピリンの使用禁止
  • c. 感冒時に別の市販薬投与
  • d. 感冒時に同じ市販薬少量投与
  • e. 血清抗アスペルギルス抗体測定
[正答]


※国試ナビ4※ 103D044]←[国試_103]→[103D046

104I012」

  [★]

  • 疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104I011]←[国試_104]→[104I013

101F018」

  [★]

  • アスピリン喘息で正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F017]←[国試_101]→[101F019

106I034」

  [★]

  • アスピリン喘息の特徴はどれか。 2つ選べ。
  • a 女性に多い。
  • b 季節性がある。
  • c IgEを介する。
  • d 鼻茸を合併しやすい。
  • e インドメタシンは発作の原因とならない。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I033]←[国試_106]→[106I035

慢性副鼻腔炎」

  [★]

chronic sinusitis
副鼻腔炎アスピリン喘息

概念

  • 副鼻腔(上顎洞、篩骨洞、蝶形骨洞、前頭洞)の慢性炎症。

疫学

リスクファクター

成因

  • 1. 急性炎症の反復・遷延
  • ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリス、緑膿菌、そのたグラム陰性菌、嫌気性菌
  • 2. 遺伝素因
  • 両親の慢性副鼻腔炎の既往と関連
  • 3. 解剖
  • 4. アレルギー素因

病態

  • 上顎洞篩骨洞を良く冒す。両側性が多い。
  • 遷延性の炎症により鼻茸を生じる。
  • 鼻腔の閉塞により嗅覚障害をきたしうる。

合併症

USMLE

  • Q book p.49 42


鼻ポリープ」

  [★]

nasal polyp, rhinopolypus
polypus nasales
鼻茸
アスピリン喘息



アスピリン過敏症」

  [★]

aspirin sensitivity, aspirin idiosyncrasy
アスピリン喘息


アスピリン」

  [★]

aspirin
アスファネート配合イスキア配合サリチゾンゼンアスピリンニチアスピリンニトギス配合バイアスピリンバッサミン配合バファリン配合ファモター配合
アスピリン喘息アセチルサリチル酸 acetylsalicylic acid ASAアスピリン中毒

構造

分類

  • 酸性
  • サリチル酸系
  • 抗炎症薬
  • 抗血栓薬

薬理作用

抗炎症薬

  • 脳の体温調整中枢を抑制して解熱。感覚中枢の興奮を抑制? → 鎮痛 1.5g/day
  • 少量で血小板凝集を低下。血栓、塞栓を予防 → 40-100mg/day
  • 関節リウマチにおける抗炎症には → 3g/day

動態

  • アスピリンは弱酸性。胃でプロトンを放出。大部分は回腸で吸収される。
  • アスピリンは組織、血漿、特に肝臓に存在するエステラーゼにより30分以内にサリチル酸塩となり抗炎症作用を呈する。25%は酸性?、抱合されて排出される。25%は未変化のまま排泄される。アルカリ尿で排泄されやすい。Cox抑制作用は不可逆的アセチル化反応による。持続時間は血漿半減期に関係しない。半減期は短いが、作用は持続することに注意する。

作用機序

注意

禁忌

バイアスピリン錠100mg
  • 1. 本剤の成分又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2. 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させることがある.(ただし,「慎重投与」の項参照)]
  • 3. 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがあるため,出血傾向を助長するおそれがある.]
  • 4. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤なアスピリン喘息発作を誘発させることがある.]
  • 5. 出産予定日12週以内の妊婦[「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]
  • 6. 低出生体重児,新生児又は乳児[「小児等への投与」の項参照]
YN.D-34

添付文書

  • バイアスピリン錠100mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3399007H1021_1_13/3399007H1021_1_13?view=body



リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3





喘息」

  [★]



息」

  [★]

breath
呼吸一呼吸




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