可溶性インターロイキン2受容体
概念
- (2)(3)
- 免疫機構活性化の一指標
- 分子量70kdのp70(β鎖)と分子量55kdのTac抗原(α鎖)と呼ばれている2種類のサブユニットからなる蛋白
- 前者が休止期のリンパ球にも発現しているのに対して後者はリンパ球活性化の後に初めて見出される。
- 造血器悪性腫瘍、ウイルス感染、リウマチ等において上昇し、病勢を反映する指標として用いられており、臨床的には腫瘍マーカーとして用いられている。
- リンパ球活性化状態においてTac抗原が末梢血中に可溶性の形でも存在することが明らかになり、可溶性インターロイキン2受容体と名付けられた。
- sIL-2RはIL-2との結合性を保持することから、生体の免疫調節にも関与していると推定されている。
測定方法
- CLEIA(2) or EIA(3)
基準値
- (2)
- 124~466 U/ml
- (3)
- 122~496 U/ml(平成21年10月1日より)
- 190~650 U/ml(平成21年9月30日まで)
鑑別
LAB DATA2017-2018
基準値:220-530U/ml
- 530-1000:T細胞性非Hodgkinリンパ腫の寛解期、ATLの寛解期、肝炎、自己免疫疾患。肺癌
- 1000-2000:非Hodgkinリンパ腫、成人T細胞性白血病、間質性肺炎。肝炎、自己免疫疾患
- 2000-:非Hodgkinリンパ腫、成人T細胞性白血病の増悪期
臨床検査ガイド2015
基準値:122-496
- 497-1000:悪性リンパ腫。成人T細胞性白血病、血球貪食症候群
- 否定できない疾患:慢性骨髄性白血病の急性転化、自己免疫疾患、肝炎、肺結核、サルコイドーシス、間質性肺炎、臓器移植後、固形腫瘍
異常値を示す疾患
参考
- 1. Plasma soluble interleukin-2 receptor (sIL-2R) levels in patients with acute leukemia.
- <click2in>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15648782</click2in>
- 2. 細胞性免疫検査 細胞機能検査 可溶性インターロイキン-2レセプター
- <click2in>http://data.medience.co.jp/compendium/main.asp?field=07&m_class=02&s_class=0011</click2in>
- 3. www.okayama-u.ac.jp
- <click2in>http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/hotai/ir-2r.htm</click2in>