- 英
- phantom limb pain、phantom pain
- 関
- 幻痛
- 同
- phantom pain
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幻肢痛 |
分類及び外部参照情報 |
ICD-9 |
353.6 |
DiseasesDB |
29431 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
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幻肢痛(げんしつう、英: Phantom Pain)は、怪我や病気によって四肢を切断した患者の多くが体験する、難治性の疼痛[1]。あるはずもない手や足が痛む症状。例えば足を切断したにもかかわらず、つま先に痛みを感じるといった状態を指す。あるはずのない手の先端があるように感じる、すなわち幻肢の派生症状である。ファントムペイン、ファントムリムともいう。
詳しい原因は判っていない。脳内にある体の各部位に対応するマップが、その部位を失ったにもかかわらず更新されないことが影響しているのではないか、という説がある。電流を流した万力で潰されるような痛みがあるという。
痛みを感じているはずの部位は実際には失われている為、痛み止めの薬や麻酔などは当然のごとく効果がない。内部に鏡の仕切りがある箱に失っていない手を入れ、鏡を覗き込みながら(つまり失った四肢の側を鏡で隠しながら存在する四肢を鏡に写して見る)「グー・パー」などと動かすことで痛みが消える、または緩和する、という治療法がある[2]。この療法は鏡療法、鏡治療、ミラーセラピーなどと呼ばれる。この治療法の効果には個人差があり、決定的な治療法は見つかっていない。
目次
- 1 脚注
- 2 関連文献
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
脚注
- ^ 住谷昌彦、宮内哲、山田芳嗣「幻肢と幻肢痛とは? -幻肢の随意運動の獲得と幻肢痛の寛解-」、『日本臨床麻酔学会誌』第28巻第7号、2008年11月22日、 917-924頁、 doi:/10.2199/jjsca.28.917、 NAID 10024432228。
- ^ 玉城雅史、大澤傑「幻肢痛に対する鏡治療」、『日本義肢装具学会誌』第23巻第1号、2007年1月1日、 50-53頁、 doi:10.2199/jjsca.28.917、 NAID 10018473483。
関連文献
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- Cruz, Vitor Tedim; Nunes, Belina; Reis, Ana Mafalda; Pereira, Jorge Resende (2005), “Cortical Remapping in Amputees and Dysmelic Patients: A Functional MRI Study”, NeuroRehabilitation 18 (1): 299–305
- Glummarra, Melita J.; Gibson, Stephen J.; Georgiou-Karistianis, Nellie; Bradshaw, John L. (April 2007), “Central Mechanisms in Phantom Limb Perception: The Past, Present, and Future”, Brain Research Reviews 54 (1): 219–232, doi:10.1016/j.brainresrev.2007.01.009
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- MacLachlan, Malcolm; McDonald, Dympna; Waloch, Justine (2004), “Mirror Treatment of Lower Limb Phantom Pain: A Case Study”, Disability and Rehabilitation 26 (14/15): 901–904, doi:10.1080/09638280410001708913
- Melzack, R (1992), “Phantom Limbs”, Scientific American 266 (4): 120–126
- Ramachandran, V. S.; Hirstein, William (2008), “The Perception of Phantom Limbs: The D. O. Hebb Lecture”, Brain 121 (1): 1603–1630, doi:10.1093/brain/121.9.1603
- Ramachandran, V. S.; Rogers-Ramachandran, D. (April 1996), “Synaesthesia in Phantom Limbs Induced with Mirrors”, Proceedings of the Royal Society of London B-Biological Sciences 263 (1369): 377–386, doi:10.1098/rspb.1996.0058
- Richardson, Cliff; Glenn, Sheila; Horgan, Maureen; Nurmikko, Turo (October 2007), “A Prospective Study of Factors Associated with the Presence of Phantom Limb Pain Six Months After Major Lower Limb Amputation in Patients with Peripheral Vascular Disease”, The Journal of Pain 8 (10): 793–801, doi:10.1016/j.jpain.2007.05.007
関連項目
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