- 英
- lactitol hydrate
- 商
- ポルトラック
- 関
- ラクチトール
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Japanese Journal
- 望月 孝浩,吉橋 泰生,藤森 順也,米持 悦生,寺田 勝英
- 薬剤学 = Journal of Pharmaceutical Science and Technology, Japan 63, 137, 2003-03-05
- NAID 10018621483
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- 通常、成人はラクチトール水和物として1日量18~36gを3回に分けて用時、水に溶解後経口服用する。なお、本剤の服用により下痢が惹起されることがあるので、初回服用量は1日量18gとして漸増し、便通状態として1日2~3回程度の ...
- ラクチトール水和物 lactitol hydrate(JAN) 高アンモニア血症治療剤 399 【組成】 [末]:100% ラクチトール水和物は白色の結晶又は結晶性の粉末で,味は甘い。本品は水に極めて溶けやすく,ジメチルスルホキシドに溶けやすく,メタノールに ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ポルトラック原末
組成
組成
- ポルトラック原末は1包(6g)中ラクチトール水和物6gを含有する。
禁忌
- ガラクトース血症の患者
[分子中にガラクトース骨格を含むため、腸内細菌により分解されてガラクトースが生成されるおそれがある。]
効能または効果
- 通常、成人にはラクチトール水和物として1日量18〜36g を3回に分けて用時、水に溶解後経口投与する。
なお、本剤の投与により下痢が惹起されることがあるので、初回投与量は1日量18g として漸増し、便通状態として1日2〜3回程度の軟便がみられる量を投与する。ただし、1日量36g を超えないこととする。
- 水様便があらわれた場合には、減量又は投与を一時中止すること。
薬効薬理
作用機序9)〜11)
- 消化管粘膜には本剤を分解する酵素が存在しないため、本剤は経口投与後、分解・吸収されることなく大腸に到達し、大腸内の細菌により利用・分解され、有用菌である Bifidobacterium を増加させる。その結果、生成した短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)による腸管内 pH 低下作用、並びに腸管輸送能の亢進等によって、腸管内アンモニアの生成・吸収を抑制する。
高アンモニア血症改善効果
- 高アンモニア血症モデル動物において、以下のことが報告されている。
アンモニア濃度に対する作用9),12),13)
- PCS(門脈・大静脈吻合)ラット、PCS-CCl4 肝障害ラット、PCS(Eck 瘻)犬において、血中又は髄液中アンモニア濃度を低下させる。また、PCS-CCl4 肝障害ラット、PCS-DMNA(ジメチルニトロソアミン)肝障害ラットにおいて、盲腸内酢酸アンモニウム投与により惹起される血中及び脳内アンモニア濃度上昇を抑制する。
肝性脳症に対する作用12),14),15)
- PCS-CCl4 肝障害ラット、PCS-DMNA 肝障害ラットにおいて、盲腸内酢酸アンモニウム投与により惹起される急性肝性脳症に対し、昏睡の発症又は脳波の異常化を抑制する。また、PCS 犬において、慢性肝性脳症による行動異常、脳波及び視覚誘発電位異常を改善する。
エネルギー量
- 本剤は1g あたり約2kcal のエネルギーを有するので、1日量18〜36g のエネルギー量は36〜72kcal に相当する。
有効成分に関する理化学的知見
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、味は甘い。
本品は水に極めて溶けやすく、ジメチルスルホキシドに溶けやすく、メタノールに溶けにくく、エタノール(99.5)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- lactitol
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ラクチトール水和物
[★]
- 英
- lactitol、lactitol hydrate
- 関
- ラクチトール水和物
[★]
- 英
- hydrate
- 関
- 水和、水分補給