- 英
- myristoylation
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/23 10:12:24」(JST)
[Wiki ja表示]
ミリストイル化(ミリストイルか、Myristoylation)は、不可逆的なタンパク質の翻訳後修飾で、動物、植物、真菌、ウイルスで見られる。この翻訳後修飾において、ミリストイル基(ミリスチン酸から誘導される)は、発生期のポリペプチドのN末端グリシン残基のα-アミノ基とアミド結合で結合される。この修飾はN-ミリストイルトランスフェラーゼによって触媒され、通常は同時翻訳によるN末端のメチオニン除去の間に露わになったグリシン残基に起こる。また、ミリストイル化はアポトーシスでカスパーゼが分裂する前にその内部のグリシン残基に起こる。
機能
ミリストイル化は植物における細胞膜とシグナル伝達で不可欠な役割を果たす。
参考文献
- Podell S and Gribskov M. (2004) "Predicting N-terminal myristoylation sites in plant proteins", BMC Genomics, 5, 37.
- Zha J, Weiler S, Oh KJ, Wei MC, Korsmeyer SJ (2000) "Posttranslational N-myristoylation of BID as a molecular switch for targeting mitochondria and apoptosis", Science 290, 1761-1765.
外部リンク
タンパク質の一次構造と翻訳後修飾 |
|
全般 |
タンパク質生合成 - ペプチド結合 - タンパク質分解 - ラセミ化
|
|
N末端 |
アセチル化 - ホルミル化 - ミリストイル化 - ピログルタミン酸 - メチル化 - 糖化反応
|
|
C末端 |
アミド化 - GPIアンカー - ユビキチン化 - SUMO化
|
|
リシン |
メチル化 - アセチル化 - アシル化 - ヒドロキシル化 - ユビキチン化 - SUMO化 - デスモシン - ADPリボース化 - 脱アミノ(酸化的脱アミノ)
|
|
システイン |
ジスルフィド結合 - プレニル化 - パルミトイル化
|
|
セリン/トレオニン |
リン酸化 - グリコシル化
|
|
チロシン |
リン酸化 - チロシン硫酸化 - ポルフィリン環結合 - リボフラビン結合
|
|
アスパラギン |
脱アミド - グリコシル化
|
|
アスパラギン酸 |
スクシンイミド形成 - リン酸化
|
|
グルタミン |
アミノ基転移
|
|
グルタミン酸 |
カルボキシル化 - ポリグルタミル化 - ポリグリシル化
|
|
アルギニン |
シトルリン化 - メチル化
|
|
プロリン |
ヒドロキシル化
|
|
←アミノ酸
二次構造→
|
|
|
この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。 |
|
この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:生命科学/Portal:生物学)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 平成21年度VBLプロジェクト実施報告書 ゼブラフィッシュによる次世代型ポストゲノム研究開発--タンパク質ミリストイル化酵素の解析を例としたゼブラフィッシュのポストゲノム研究開発への応用
- アポトーシスに関連するN-ミリストイル化タンパク質の細胞内局在
- 木許 真由美,松永 由佳梨,山本 卓生,守屋 康子,内海 俊彦
- バイオイメージング 18(2), 150-151, 2009-07-15
- NAID 10025110178
- 部分ミリストイル化キトサンで被覆されたカチオン化リポソームの調製と機能評価
- 荒井 由佳利,古元 義,情野 治良,酒井 薫,濱田 和彦
- キチン・キトサン研究 = Chitin and chitosan research 13(2), 188, 2007-08-01
- NAID 10019541750
Related Links
- 表 主なN-ミリストイル化タンパク質 カテゴリー ファミリー N-ミリストイル化タンパク質 キナーゼ/フォスファターゼ Srcファミリーキナーゼ Src, Yes, Fyn, Lyn, Lck, Hcr, Fgr, Yrk, Blk Ablチロシンキナーゼ c-Abl, Arg セリン/スレオニンキナーゼ
- 2002年に酵母を用いた順行性遺伝学的手法によりErf2 (effector of Ras function 2)/Erf4複合体 [4] 、Akr-1 [5] がS-パルミトイルアシル転移酵素として同定された。Erf2は4回膜貫通タンパク質でErf4と複合体を形成してRas2のパルミトイル化を ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- myristoylate
[★]
- 関
- myristoylation
[★]
- 英
- myristoylation
- 関
- ミリストイル化
[★]
- 英
- squirrel
- 関
- シマリス、リス科、ジリス属、プレーリードッグ
[★]
- 英
- list
- 関
- 表、一覧表、収載