- 英
- maxacalcitol
- 商
- オキサロール
- 関
- 副甲状腺機能亢進症
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- シナカルセト塩酸塩投与下における静注カルシトリオール併用療法の検討
- 【ビタミンD-基礎と臨床-VI】 臨床 乾癬とビタミンD
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オキサロール軟膏25μg/g
組成
成分(1g中):有効成分・含有量
成分(1g中):添加物
- 白色ワセリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、無水エタノール
禁忌
効能または効果
- 通常1日2回適量を患部に塗擦する。なお、症状により適宜回数を減じる。
- 1日の使用量はマキサカルシトールとして250μg(マキサカルシトール外用製剤として10g)までとする。
慎重投与
- 高カルシウム血症及びそのおそれのある患者[本剤の投与によりさらに血中カルシウム値を上昇させるおそれがある。]
- 腎機能が低下している患者[血中カルシウム値を上昇させるおそれがある。]
重大な副作用
高カルシウム血症
0.4%
- 高カルシウム血症及び高カルシウム血症によると考えられる臨床症状(口渇、けん怠感、脱力感、食欲不振、嘔吐、腹痛、筋力低下等)があらわれることがある。異常が認められた場合には使用を中止し、血中カルシウム値、尿中カルシウム値等の生化学的検査を行い、必要に応じて輸液等の処置を行うこと。
急性腎不全
頻度不明
- 血中カルシウム増加を伴った急性腎不全があらわれることがあるので、血中カルシウム値及び腎機能を定期的に観察し、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
表皮角化細胞に対する増殖抑制作用10‐12)
- マキサカルシトールは、ヒト表皮角化細胞の増殖を抑制した(in vitro)。さらに、尋常性乾癬患者の皮膚を用いた器官培養系においても、表皮角化細胞の増殖を抑制し、表皮肥厚を改善した。また、尋常性乾癬患者への外用により表皮におけるDNA合成ならびに核分裂を低下させ、細胞増殖の異常亢進を抑制することが示唆された。
表皮角化細胞に対する分化誘導作用12,13)
- マキサカルシトールは、表皮角化細胞の分化マーカーであるインボルクリンmRNAの発現を促進した(in vitro)。また、尋常性乾癬患者への外用により、有棘層以上に発現する分化型ケラチンを増加させるとともに表皮細胞分化マーカーであるロリクリンの発現を誘導した。
サイトカイン、リンパ球等に対する作用12,14)
- マキサカルシトールは、IL‐1α刺激によるヒト表皮角化細胞のIL‐6の分泌を濃度依存的に抑制し、サクシニル・コンカナバリンAで刺激したマウスの脾細胞リンパ球の増殖を濃度依存的に抑制した(in vitro)。また、尋常性乾癬患者への外用により多核球白血球やTリンパ球等の炎症細胞の浸潤を減少させた。
作用機序に関する検討15‐17)
- マキサカルシトールは、ヒト表皮角化細胞のビタミンD受容体に対して親和性を示した(in vitro)。また、ヒト・ビタミンD結合蛋白との親和性はカルシトリオールより低く、表皮角化細胞の細胞核内により多く移行することが認められた(in vitro)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- マキサカルシトール(Maxacalcitol)(JAN)
慣用名
- 22‐oxacalcitriol
1α, 25‐dihydroxy‐22‐oxavitamin D3
化学名
- (+)‐(5Z, 7E)‐(1S, 3R, 20S)‐20‐(3‐Hydroxy‐3‐methylbutyloxy)‐9, 10‐secopregna‐5, 7, 10(19)‐triene‐1, 3‐diol
分子式
分子量
性 状
- 白色の結晶性の粉末である。
メタノールに極めて溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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商品名
会社名
成分
薬効分類
薬効
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マキサカルシトール
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マキサカルシトール