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- Scandentia
- 関
- Tupaia属、ツパイ科、ツパイ
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- a small order comprising only the tree shrews: in some classifications tree shrews are considered either primates (and included in the suborder Prosimii) or true insectivores (and included in the order Insectivora) (同)order Scandentia
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/12 23:50:11」(JST)
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ツパイ目
Scandentia |
コモンツパイ
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
亜綱 |
: |
獣亜綱 Theria |
上目 |
: |
真主齧上目 Euarchontoglires |
目 |
: |
ツパイ目 Scandentia |
|
和名 |
ツパイ |
英名 |
treeshrew |
科 |
- ツパイ科 Tupaiidae
- ハネオツパイ科 Ptilocercidae
|
ツパイ目(ツパイもく、Scandentia)は脊椎動物亜門 哺乳綱の1目。登木目・登攀目などとも呼ばれる。現生では2科5属16種のみがツパイ目に属する。ツパイ(マレー語: tupai)と総称される。古くは「キネズミ」と呼ばれた。
外見、行動はリスに似ているが、系統的には全く別の動物である。昆虫や果実を食べ、東南アジアの熱帯雨林に生息している。樹上性で、長い尾を持ち、やや細身のリスのような姿である。頭部は鼻が尖り、耳が小さい。
基本的な体の構成はモグラ目のものに似ている。しかし、脳や目が大きい点でサル目に似た外観をしているが、サル目に比べ原始的な頭骨をしている。そのため、最も原始的な霊長目(のちのサル目)のメンバーと考えられたこともあった。
現在では、その形質は非常に原始的な哺乳類の特徴をよく残したものであると認められ、独立した目とされている。
生態[編集]
2008年のアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)によると、自然界に生息するハネオツパイがブルタゴ椰子の花の蜜が自然発酵したアルコールを日常的に飲んでいる事が分かり、飲酒の習慣を持つ動物として話題となった[1]。
体内の特別な酵素によって摂取したアルコールを速やかに体外に排出しているのではないかと考えられている。
人間に換算すると、ビールの大瓶を毎日7-8本摂取しているアルコール量になる。
ブルタゴ椰子の蜜を常飲しているのはツパイぐらいしかおらず、ブルタゴ椰子にとっては重要な受粉の仲介者となっている。
分類[編集]
位置づけ[編集]
真主齧上目(Euarchontoglires) |
グリレス大目(Glires) |
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ネズミ目(Rodentia)
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ウサギ目(Lagomorpha)
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真主獣大目(Euarchonta) |
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ツパイ目(Scandentia)
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ヒヨケザル目(Dermoptera)
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†プレシアダピス目(Plesiadapiformes)
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サル目(Primates)
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科・属[編集]
霊長目に含められていた時代は、全てをツパイ科1科とし、ツパイ亜科とハネオツパイ亜科に分けていた。 (†は絶滅)
- ツパイ科 Tupaiidae
- †エオデンドロガレ属 Eodendrogale
- ツパイ属 Tupaia:シマツパイ、コモンツパイ、ジャワツパイ、ピグミーツパイなど
- マドラスツパイ属 Anathana:マドラスツパイ
- ホソオツパイ属 Dendrogale:ミナミホソオツパイ、キタホソオツパイ
- フィリピンツパイ属 Urogale:フィリピンツパイ
- ハネオツパイ科 Ptilocercidae
- ハネオツパイ属 Ptilocercus:ハネオツパイ
脚注[編集]
- ^ Frank Wiens et al.(2008) "Chronic intake of fermented floral nectar by wild treeshrews." PNAS 105(30): 10426-10431
哺乳類の現生目 |
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原獣亜綱 |
カモノハシ目(単孔目)
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後獣下綱 |
オポッサム目 - ケノレステス目 - ミクロビオテリウム目 - フクロネコ目 - バンディクート目 - カンガルー目(双門歯目) - フクロモグラ目
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異節上目 |
被甲目 - 有毛目
|
|
アフリカ獣上目 |
ハネジネズミ目(長脚目) - アフリカトガリネズミ目(テンレック目) - ツチブタ目(管歯目) - イワダヌキ目 - ゾウ目(長鼻目) - ジュゴン目(海牛目)
|
|
真主齧上目 |
ツパイ目(登木目) - ヒヨケザル目(皮翼目) - サル目(霊長目) - ネズミ目(齧歯目) - ウサギ目
|
|
ローラシア獣上目 |
ハリネズミ目 - トガリネズミ目 - 鯨偶蹄目 - センザンコウ目(有鱗目) - ネコ目(食肉目) - ウマ目(奇蹄目) - コウモリ目(翼手目)
|
|
廃止・希 |
有袋目(フクロネズミ目) - モグラ目(食虫目・無盲腸目) - 異節目・貧歯目(アリクイ目) - ウシ目(偶蹄目) - クジラ目
|
|
Japanese Journal
- 自由24 ツパイ目と霊長目の卵巣内ステロイド変換酵素の発現比較(VI 共同利用研究 2.研究成果)
- コモンツパイ(Tupaia glis)の地理的変異に関する形態学的検討
- 遠藤 秀紀,Cuisin Jacques,Nadee Nivesh [他],Nabhitabhata Jarujin,Suyanto Agustinus,川本 芳,西田 隆雄,山田 純三
- The journal of veterinary medical science 61(9), 1027-1031, 1999-09-25
- … コモンツパイ(Tupaia glis)は, インドシナ半島からマレー半島にかけて広く分布するツパイ目哺乳類である. …
- NAID 110003920224
- コモンツパイ(Tupaia belangeri)の消化管内分泌細胞の免疫組織化学的検索
- 山田 純三,田内 美由紀,Rerkamnuaychoke Worawut [他],遠藤 秀紀,Chungsamarnyart Narong,木村 順平,九郎丸 正道,本道 栄一,北村 延夫,西田 隆雄,林 良博
- The journal of veterinary medical science 61(7), 761-767, 1999-07-25
- … コモンツパイ(Tupaia belangeri)の分類上の位置は, ツパイ目, ツパイ科に属し, 霊長類の進化との関連で注目されている. …
- NAID 110003920172
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