- 英
- talaporfin
- 化
- タラポルフィンナトリウム talaporfin sodium
- 商
- レザフィリン
Japanese Journal
- P2-233 腫瘍親和性光感受性物質タラポルフィンナトリウムのマウス腫瘍モデルにおける薬物動態薬効解析(一般演題 ポスター発表,薬物動態・TDM・投与設計,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- 河村 俊介,青山 隆彦,木原 雅典,上野 高浩,福田 昇,永瀬 浩喜,大月 穣,松本 宜明
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 20, 428, 2010-10-25
- NAID 110008109231
- タラポルフィンナトリウムを用いた口腔咽頭癌に対する光線力学的診断ならびに治療の検討
- 許斐 氏元,吉田 知之,伊藤 博之,清水 顕,清水 重敬,岡本 伊作,鈴木 衞
- 日本耳鼻咽喉科學會會報 112(5), 429-433, 2009-05-20
- … 〔目的〕タラポルフィンナトリウム (NPe6) を用いた光線力学的診断 (PDD) が口腔咽頭癌にも応用可能であり, 光線力学的療法 (PDT) が有用であることを検討する.〔対象と方法〕NPe6を用い, PDD併用でPDTを施行した口腔咽頭癌11例を検討した. …
- NAID 10026279360
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- X線の単色化と金タラポルフィンを用いたX線力学診断への応用, -, \, 會沢勝夫1), 佐藤 英一2), 榎本俊之3), 炭山嘉伸3) ... はじめに」タラポルフィンは光線力学治療用薬剤 として有用であるが, 筆者等は金タラポルフィンのX線力学診断そして治療への応用を 考え ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
注射用レザフィリン100mg
組成
- 注射用レザフィリン100mgは、1バイアル中に下記の成分を含有する。
有効成分
添加物
禁忌
(次の患者には光線力学的療法を行わないこと)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- ポルフィリン症の患者[症状を増悪させるおそれがある。]
- 腫瘍が気管支軟骨層より外側に浸潤している患者[レーザ光が十分到達しない可能性があり、気管支壁外に浸潤している患者では穿孔の危険性がある。]
- 太い気管の広範な病巣又は気管狭窄を来している患者[呼吸困難、窒息を起こす危険性がある。]
- 亜区域支より末梢側に腫瘍のある患者[一般にレーザ光照射が困難とされている。]
効能または効果
- 外科的切除等の他の根治的治療が不可能な場合、あるいは、肺機能温存が必要な患者に他の治療法が使用できない場合で、かつ、内視鏡的に病巣全容が観察でき、レーザ光照射が可能な下記疾患。
- 早期肺癌(病期0期又はI期肺癌)
- タラポルフィンナトリウムとして40mg/m2を1回静脈内注射する。静脈内注射4〜6時間後にレーザ光を病巣部位に照射する。
注射液の調製法
- 1バイアルに日局生理食塩液4mLを加え、よく攪拌して溶解する。
レーザ光照射に際しての注意
- パナソニック ヘルスケア株式会社製PDT半導体レーザ(波長664nm±2nm、販売名PDレーザ)を使用し、本剤投与4〜6時間後に下記条件にてレーザ光照射を行う。PDレーザの使用に当たってはPDレーザの添付文書及び取扱説明書を参照すること。
- ・照射パワー密度:150mW/cm2
- ・照射エネルギー密度:100J/cm2
- (上記照射条件における照射時間は11分7秒間となる。)
光線力学的療法に際しての留意点
- 本療法は局所的な治療法であり、レーザ光照射部位以外には効果がない。
- 本療法が適応となるのは、長径1cm以下で内視鏡的に末梢辺縁が確認でき、生検標本で浸潤が気管支軟骨層までにとどまる腫瘍である。長径が1cmより大きい腫瘍、内視鏡的に末梢辺縁が確認できない腫瘍で外科的切除など根治的治療が可能な場合はこれらの治療を優先すること。
- レーザ光照射時の留意事項
- 腫瘍の浸潤範囲に留意し、腫瘍周辺部まで十分にレーザ光を照射すること。
- 呼吸性移動、心拍動等により、レーザ光照射が不十分になることがあるので注意すること。逆に、病巣部位以外に照射してしまうと組織障害のおそれがあるので、レーザ光照射に際しては、病巣の周辺部以外の正常組織への照射は、極力抑えるように注意すること。
- 本療法施行後は、定期的に内視鏡検査、細胞診、組織診等を行い、病巣の経過を観察すること。
慎重投与
(次の患者には光線力学的療法を慎重に行うこと)
- 光線過敏症を起こすことがある医薬品を併用している患者[患者を薄暗い室内で過ごさせるなど十分な管理を行うこと。(「重要な基本的注意」、「相互作用」の項参照)]
- 気管癌の患者[気管癌の患者へのレーザ光照射後に、肉芽形成に起因した気管狭窄による呼吸困難があらわれたとの報告がある。(「重大な副作用」の項参照)]
- 肝障害のある患者[排泄が遅延し、高い血中濃度が持続するおそれがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
- レーザ光照射後、肉芽形成に起因する気管狭窄による呼吸困難(0.1〜5%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用
- 本療法はヌードマウス移植ヒト肺癌に対し抗腫瘍効果を示した(5、10mg/kg、静脈内投与)。
作用機序及び作用特性3,4)
- タラポルフィンナトリウムにレーザ光を照射することにより一重項酸素が生じる。この一重項酸素が腫瘍細胞に直接障害を与えること、あるいは腫瘍血管に障害を与えることにより、抗腫瘍効果を示すと考えられる。
有効成分に関する理化学的知見
性 状
- タラポルフィンナトリウムは暗青緑色の粉末である。
本品は水に溶けやすく、酢酸(100)にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。
旋光度[α]20546:約+1000°(脱水物に換算したもの0.02g、水、500mL、100mm)。
本品は吸湿性である。
一般名
- タラポルフィンナトリウム Talaporfin Sodium
化学名
- (+)-tetrasodium(2S,3S)-18-carboxylato-20-[N-(S)-1,2-dicarboxylatoethyl]carbamoylmethyl-13-ethyl-3,7,12,17-tetramethyl-8-vinylchlorin-2-propanoate
分子式
分子量
融 点
分配係数
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タラポルフィン。タラポルフィンナトリウム
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