デプロドン
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- 作成又は改訂年月 **2013年2月改訂(第6版) *2009年6月改訂 日本標準商品分類番号 872646 薬効分類名 外用副腎皮質ホルモン剤 承認等 販売名 エクラープラスター20μg/cm 2 販売名コード 2646729S2035 承認・許可番号 承認番号
- 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
エクラープラスター20μg/cm2
組成
有効成分
含量(1cm2中)
添加物
- エステルガムHG、クロタミトン、ジブチルヒドロキシトルエン、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、ポリイソブチレン、流動パラフィン、その他1成分
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
- 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患
(疥癬、けじらみ等)
[これらの疾患が増悪するおそれがある。]
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。]
- 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷
[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある。]
- 血清の浸出している病巣及び特に発汗の強い部位
[皮膚感染症の誘発、悪化、また発汗による汗疹のおそれがある。]
効能または効果
- 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬を含む)、虫さされ、痒疹群[蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、結節性痒疹(固定蕁麻疹)を含む]、乾癬、掌蹠膿疱症、肥厚性瘢痕・ケロイド、扁平紅色苔癬、慢性円板状エリテマトーデス、環状肉芽腫
- 患部を軽く洗浄し、よく乾燥させた後、本品を膏体面被覆ポリエステルフィルムに付着させたまま適当な大きさに切り取り、ポリエステルフィルムを取り除き、患部に膏体面を当てて貼付する。本品は、貼付後12時間又は24時間毎に貼りかえる。必要な場合、夜間のみ貼付する方法もある。なお、貼りかえるときにも患部の洗浄及び乾燥を行う。
重大な副作用
緑内障、後のう白内障
- 眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用により、後のう白内障、緑内障等の症状があらわれることがある。
薬効薬理
抗炎症作用
- マウスのオキサゾロン及び塩化ピクリル誘発接触皮膚炎に対して、アレルギー性の炎症反応を抑制した。1)
またラットのカラゲニン誘発浮腫、ヒスタミン誘発血管透過性亢進及びマウスのクロトン油誘発耳介浮腫に対して非アレルギー性の炎症反応を抑制した。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- デプロドンプロピオン酸エステル
(Deprodone Propionate)
化学名
- (+)-11β,17-dihydroxy-1,4-pregnadiene-3,20-dione 17-propionate
分子式
性状
- 白色〜帯黄白色の結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味はない。クロロホルムに極めて溶けやすく、1,4-ジオキサンに溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- deprodone
- 関
- プロピオン酸デプロドン deprodone propionate
- 商
- アロミドン、エクラープラスター、エクラーローション、エクラー軟膏、エクラークリーム
[★]
- 英
- plaster
- 関
- ギプス、硬膏剤、絆創膏