- 英
- horse fly, deer fly
- ラ
- Tabanidae
WordNet
- horseflies (同)family Tabanidae
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/03 22:11:49」(JST)
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この項目では、昆虫について説明しています。その他の用法については「アブ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
アブ |
アブ属の1種 Tabanus sp.
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分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
節足動物門 Arthropoda |
綱 |
: |
昆虫綱 Insecta |
目 |
: |
ハエ目(双翅目) Diptera |
亜目 |
: |
ハエ亜目(短角亜目) Brachycera |
階級なし |
: |
“アブ” |
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下目 |
- ミズアブ下目 Stratiomyomorpha
- キアブ下目 Xylophagomorpha
- アブ下目 Tabanomorpha
- ハエ下目 Muscomorpha の一部
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アブ(虻・蝱)は、昆虫綱ハエ目(双翅目)ハエ亜目(短角亜目)の一群の総称である。その範囲や定義は完全には一致しないが、広義にはおおよそ、廃止された分類群である直縫群 Orthorrhapha[1]、もしくはそれにやや異同のあるグループ[2][3]をアブと呼ぶ。後者は基本的に、和名に「アブ」とつく種のグループと一致するが、このグループは直縫群と大半が一致するものの完全には一致しない。
狭義にはアブ科の総称とする[2][1]が、狭義のアブについては科記事を参照せよ。
目次
- 1 呼称
- 2 害虫としてのアブ
- 3 分類
- 3.1 直縫群
- 3.2 ハエという名のアブ、アブという名のハエ
- 4 科
- 5 出典
- 6 参考文献
呼称
漢字の「虻」と「蝱」は同字の異字体で、「蝱」が本字ともされる。
「あぶ」は春の季語である。
害虫としてのアブ
ウシアブなどのメスは、血を吸う害虫として忌み嫌われている。刺された瞬間、チクッというような痛みがあり、アブに刺されたことがすぐにわかる。個人差があるが、一般的に強いかゆみがある。アレルギーがある場合、化膿し水ぶくれができることがある。ムシヒキアブ科、ことにシオヤアブは脊椎動物にも向かっていく反面、幼虫も成虫も他の虫を積極的に捕食することから益虫としての面も持つ。
分類
ハエ亜目 |
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ミズアブ下目 Stratiomyomorpha
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キアブ下目 Xylophagomorpha
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アブ下目 Tabanomorpha
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ハエ下目 |
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ツリアブモドキ上科 Nemestrinoidea
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ムシヒキアブ上科 Asiloidea
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Eremoneura |
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オドリバエ上科 Empidoidea
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環縫群 Cyclorrhapha
(ハエ、狭義のハエ下目) |
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ハエ亜目の分類の概略[4][5]。
環縫群以外は全て直縫群。 |
直縫群
資料によっては、「アブ」を直縫群 Orthorrhapha(直縫短角群 Brachycera Orthorrhapha)に等しく定義する[1]。
直縫群は解剖学的に定義すれば、触角が比較的短い仲間(短角亜目)のうち、羽化の際に蛹の背中が縦に割れるグループである。蛹の"縫い目"が真っ直ぐであるとの意味で「直縫短角群」あるいは「直縫群」として、前方が円形に開く環縫短角群(ハエ)と区別される。アブ科のほか、ムシヒキアブ科、ツリアブ科、ナガレアブ科、ミズアブ科など多様な科が含まれる。また、名前に「〜アブ」と付かずに「〜ハエ」と付くオドリバエ科やアシナガバエ科などもこのグループに入り、解剖学的定義からはこれらもアブの仲間である。
ただしこの特徴は、共有原始形質、つまり、原始的な特徴が保持されているにすぎず、直縫群に含まれる各科はそれほど(ハエ亜目であるという以上には)近縁ではない。すなわち、直縫群は側系統であり現代の系統分類では認められない。
ハエという名のアブ、アブという名のハエ
上述のオドリバエ科などとは逆に、ハナアブ上科(ハナアブ科 + アタマアブ科)など、「〜アブ」と付きながら直縫群(大半がアブ)ではなく、環縫群(大半がハエ)に入るものがある。このようなわかりにくい「アブ」と「ハエ」の交錯は、そもそも虻や蝿という語には厳密な分類の概念などなく、単に見た目の感じで使い分けられてきたものであることと、そのような見た目の感じと近代的な解剖学的特徴とが必ずしも一致しない場合があることに起因している。
一般に「〜アブ」と名の付くものを見れば、「どこかしらハチに似た風貌を持つハエ目の昆虫」を指して「アブ」と呼んでいるらしいことがわかる。そしてそれらの多くが直縫短角群に属しているため、この群のものをまとめて広義でアブと呼ぶのである。具体的には、ツリアブ科には丸々としたハナバチ類に非常によく似たものがあり、逆にほっそりとしてヒメバチにそっくりなものもある。やはり広義のアブであるムシヒキアブ科にも同様にハナバチやヒメバチの擬態と思われる例が見られる。
ところが、これと同様の現象がハエ(環縫短角群)であるハナアブ科にも見られ、その多くがミツバチなどのハナバチ類に擬態すると同時に、一部の種群はヒメバチに似た細身となっている。ハエでありながら「ハナアブ」という名が付いたのは、このようなハチに似た(あるいは広義のアブに似たとも言えるが)外見からである。ハナアブが系統的にはハエの仲間であることを示すため、例えば「シマハナアブ」「オオハナアブ」を、「シマハナアブバエ」や「オオハナアブバエ」として、最後にやや強引に「ハエ」を付した図鑑も過去にあったが、結局はこれらの和名は定着しなかった。
逆に、系統上では広義のアブであるにもかかわらず、オドリバエ科やアシナガバエ科に「ハエ」と名が付いたのは、彼らがあまりハチに似ておらず「ハエのような外見」だからである。「ハエのような外見」とは、それらの名が付いた昆虫を見れば、「体が比較的が短く、あまりハチに似ていないハエ目の昆虫」のことを言うらしいことがわかる。そのため細長いものが多いカやガガンボの仲間(ハエ目・長角亜目)であっても、あまり細くない体をしているものにはチョウバエなどの和名があり、これもカの仲間であることを示すため「〜チョウカ」の和名で掲載した図鑑もあったが、「〜アブバエ」と同様に定着はしなかった。
科
複数の文献を参照し「アブ」とされることがある科を、Tree of Life Web Project の分類に従い列挙する[4][5]。
- ミズアブ下目 Stratiomyomorpha
- パントフタルムス科 Pantophthalmidae
- ミズアブ科 Stratiomyidae
- キアブモドキ科 Xylomyidae
- キアブ下目 Xylophagomorpha
- アブ下目 Tabanomorpha
- アナアブ科 Vermileonidae ※単型下目とする説もあるが、アブ下目に含めることとする[6]。
- シギアブ科 Rhagionidae
- タマユラアブ科 Pelecorhynchidae
- Oreoleptidae
- ナガレアブ科 Athericidae
- アブ科 Tabanidae
- ハエ下目 Muscomorpha
- ツリアブモドキ上科 Nemestrinoidea
- コガシラアブ科 Acroceridae
- ツリアブモドキ科 Nemestrinidae
- ムシヒキアブ上科 Asiloidea
- ムシヒキアブ科 Asilidae
- Apsilocephalidae
- Evocoidae
- マドアブ科 Scenopinidae
- ツルギアブ科 Therevidae
- ムシヒキアブモドキ科 Mydidae
- アピオケラ科 Apioceridae
- ツリアブ科 Bombyliidae
- Apystomyiidae
- オドリバエモドキ科 Hilarimorphidae
- オドリバエ上科 Empidoidea ※和名に「アブ」なし
- Atelestidae
- セダカバエ科 Hybotidae
- オドリバエ科 Empididae
- アシナガバエ科 Dolichopodidae
- ハナアブ上科 Syrphoidea ※ 環縫群
- ハナアブ科 Syrphidae
- アタマアブ科 Pipunculidae
出典
- ^ a b c 篠永哲 (2009), “アブ”, in 下中直人, 世界大百科事典, 2009年改定新版, 平凡社
- ^ a b 高橋弘 (1987), “アブ”, in 相賀徹夫, 日本大百科全書 18 (初版 ed.), ISBN 4-09-526018-1 2. 分類。ハエのように動作が敏捷でないものとし、例として、直縫短角群の多数の科と、ハエ下目のアタマアブ科・ハナアブ科を挙げている。
- ^ 広辞苑「あぶ【虻・蝱】」。アブの例としてウシアブ(アブ下目アブ科)・ミズアブ(ミズアブ下目ミズアブ科)・ヒラタアブ(ハエ下目ハナアブ科)を挙げている。
- ^ a b Wiegmann, Brian M. and David K. Yeates. 2007. Brachycera. Version 29 November 2007 (under construction). http://tolweb.org/Brachycera/10500/2007.11.29 in The Tree of Life Web Project, http://tolweb.org/
- ^ a b Tree of Life Web Project. 2008. Cyclorrhapha. Version 05 February 2008 (temporary). http://tolweb.org/Cyclorrhapha/10471/2008.02.05 in The Tree of Life Web Project, http://tolweb.org/
- ^ Wiegmann, Brian M.; Tsaur, Shun-Chern (2000), “Monophyly and Relationships of the Tabanomorpha (Diptera: Brachycera) Based on 28S Ribosomal Gene Sequences”, Annals of the Entomological Society of America 93 (5): 1031-1038, doi:10.1603/0013-8746(2000)093[1031:MAROTT]2.0.CO;2, http://www.bioone.org/doi/abs/10.1603/0013-8746%282000%29093%5B1031%3AMAROTT%5D2.0.CO%3B2?journalCode=esaa
参考文献
- 木野田君公 『札幌の昆虫』北海道大学出版会、2006年、ISBN 4-8329-1391-3。
UpToDate Contents
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- 1. MERSコロナウイルス middle east respiratory syndrome coronavirus
Japanese Journal
- 絶望的な中東にも希望の芽はある : 紛争 (ISSUES 2015 : 2015年の世界を読み解く)
- アブナイ上司8タイプ攻略法 (平気で人をだます人、攻撃する人 : 完全対策ノート 全力解明!やばい職場の深層心理学) -- (陰口を叩く人はなぜ、陰口を叩くのか? 困った相手別 賢い人間関係テクニック)
Related Links
- アブ(虻・蝱)は、昆虫綱 ハエ目(双翅目)短角亜目(ハエ亜目)アブ科の総称である。 ただし、より広い範囲をアブとすることもある。和名に「アブ」とつく範囲は直縫短角群と やや近いが完全には一致しない。
- アブ・ガルシア / AbuGarcia|釣具の総合メーカー ピュア・フィッシング・ジャパン/PURE FISHING JAPAN ウェブサイト.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- カルシウム/天然型ビタミンD3/マグネシウム配合剤
販売名
デノタスチュアブル配合錠
組成
有効成分
- 沈降炭酸カルシウム(日局)762.5mg(カルシウムとして305mg)
コレカルシフェロール(日局)0.005mg(200IU)
炭酸マグネシウム(日局)59.2mg(マグネシウムとして15mg)
添加物
- 中鎖脂肪酸トリグリセリド、ラウリン酸ソルビタン、白糖、ゼラチン、タルク、グリセリン脂肪酸エステル、D-ソルビトール、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、香料
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症が増悪するおそれがある(「用法・用量に関連する使用上の注意」、「慎重投与」、「重要な基本的注意」の項参照)。]
効能または効果
- RANKL阻害剤(デノスマブ(遺伝子組換え)等)投与に伴う低カルシウム血症の治療及び予防
- 通常、1日1回2錠を経口投与する。なお、患者の状態又は臨床検査値に応じて適宜増減する。
- 血清補正カルシウム値が高値な場合は投薬を避け、血清補正カルシウム値が正常化した後に、本剤の投与を開始又は再開すること。
- 多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変におけるデノスマブ(遺伝子組換え)投与時の重篤な低カルシウム血症の発現を軽減するため本剤を投与する場合は、毎日少なくとも1日1回2錠投与すること。
- 本剤は、かみ砕くか、口中で溶かして服用すること。
慎重投与
- 高カルシウム血症をおこすおそれのある患者[高カルシウム血症が発現するおそれがある(「重要な基本的注意」の項参照)。]
薬効薬理
- 血中カルシウムは神経伝達、筋肉の収縮、血液凝固などに関与する。
天然型ビタミンD(ビタミンD2及びD3)は肝臓で代謝され25(OH)Dに、さらに腎臓で活性型ビタミンD(1,25(OH)2D)となり、小腸でのカルシウム吸収を促進し、腎臓では尿細管内カルシウムの再吸収を促進することで、血中カルシウムを増加させる。
マグネシウムはカルシウムの代謝に関与する。1,2,3)
有効成分に関する理化学的知見
沈降炭酸カルシウム
一般名
- 沈降炭酸カルシウム(Precipitated Calcium Carbonate)
分子式
分子量
性状
- 白色の微細な結晶性の粉末で、におい及び味はない。水にほとんど溶けないが、二酸化炭素が存在すると溶解性を増す。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希酢酸、希塩酸又は希硝酸に泡立って溶ける。
コレカルシフェロール
一般名
- コレカルシフェロール(Cholecalciferol)
化学名
- (3S, 5Z, 7E)-9, 10-Secocholesta-5, 7, 10(19)-trien-3-ol
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶で、においはない。エタノール(95)、クロロホルム、ジエチルエーテル又はイソオクタンに溶けやすく、水にほとんど溶けない。空気又は光によって変化する。
融点
炭酸マグネシウム
一般名
- 炭酸マグネシウム(Magnesium Carbonate)
分子式
分子量
性状
- 白色のもろい塊又は粉末で、においはない。水、エタノール(95)、1-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸に泡立って溶ける。飽和水溶液はアルカリ性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- radiofrequency catheter ablation
- 関
- カテーテルアブレーション、高周波カテーテル焼灼術
[★]
- 英
- anular ligament of stapes
- ラ
- ligamentum anulare stapediale
[★]
- 英
- stapedectomy
- 同
- アブミ骨摘出術
[★]
酸化セルロース
- 関
- 止血剤