- 同
- left ventricular mass, 左室心筋重量
左室容積 left ventricular mass left ventricular volume
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- the 12th letter of the Roman alphabet (同)l
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- lira(イタリアの貨幣単位リラ)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/11/16 00:55:22」(JST)
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論理ボリュームマネージャ(ろんりボリュームマネージャ、logical volume manager、LVM)とは、UNIX系の大規模ストレージ/ディスクマネージメント機能の総称。商用UNIXベンダがそれぞれのUNIXにおいてLVMを提供している。
目次
- 1 機能概要
- 2 経緯
- 3 UNIX系OSの対応状況
- 3.1 HP-UX
- 3.2 AIX
- 3.3 Solaris
- 3.4 UNIX System V Release 4.2ベースのUNIX
- 3.5 Linux
- 3.6 FreeBSD
- 4 脚注
機能概要
構成上の利点
それまでのUNIX系パーティションはディスク上の連続したブロックという考え方で、ディスクの先頭数ブロックに記述されるVTOC情報などの物理的な定義に依存していた。しかし、このLVM機能を使用する事により、より設定自由度の高い論理ディスク分割に従った形に変更できる。
LVM構成上の管理階層構造を説明する。物理ディスク (PV:Phisical Volumeと呼ぶ) とその複数の物理ディスクを管理するボリュームグループ (VG:Volume Group) があり、物理ディスクを繋ぎ合わせて大きな論理ドライブとして管理出来る。そのVG上に論理的に設定される仮想パーティションが論理ボリューム (LV:Logical Volume) と呼ばれる。
物理ディスク(/dev/sdaなど)と比較した場合、物理ディスクはLVMでいうところのボリュームグループに相当し、パーティションは論理ボリュームに相当する。LVMの管理下では物理ディスクはボリュームグループにブロックを提供する「メディア」としてしかみなされず、それ単体で扱うことは考えない。
LVの上にファイルシステムを構築する形となり、ファイルシステムから見るとLVがディスクパーティションのように見える。
基本的に以下の点が構成上の主な利点である。
- 複数PVによるボリュームグループ上に、1つのPVを超えるような論理ボリューム (LV) を作成し、扱う事が可能となる。
- UNIXのディスク管理上の上限である7パーティション (第2パーティションは全体のOverViewパーティションとなるため、実質6パーティション) を超えた数の論理ボリューム (LV) を作成可能となる。
- 論理ボリューム (LV) の動的拡張・縮小が可能となる。
- 当然のことながら、LVの上に構築されるファイルシステムが動的拡張・縮小をサポートしていない場合、ファイルシステムの拡張・縮小や再構成のためにシステム停止が必要となる。
- 物理ボリュームの追加による論理ボリュームの拡張性の維持が可能。
- 但し、ハードウェアの構成やOSの対応によっては、物理ボリュームの追加時にシステム停止が必要となる。
- ソフトウェアミラーやソフトウェアによるストライピングが可能。
運用上の利点
ファイルシステムを問わず、論理ボリューム単位でスナップショットと呼ばれる論理イメージを作成することが可能である。
これにより、特にDB領域のフルバックアップ作業や、バックアップツールの運用において有利な対応を取る事が可能となる。ただし、サードパーティ製のバックアップソフトウェアを利用する場合、この機能は特に必要とされない場合が多い。
また、一度設定した領域の動的な拡大・縮小が可能であり、システムを停止しないという基幹系運用上の必須作業要件(一般的な企業では通常の業務時間帯に限られる)を満たしながら、一部のメンテナンス作業を実施する事ができる。
中・大規模の企業系システムでは必須の機能の一つとなっているという者もいるが、障害時の復旧の容易性からLVMは採用しないという企業があるのもまた事実である。
経緯
商用UNIXにおける論理ボリュームマネージャ機能は、1980年代後半にTolerant SystemsがAT&T UNIX System Laboratoriesの協力を得て、自社のハイアベイラビリティ・オペレーティングシステムからUNIX System V向けに価値あるコードを抽出し、トランザクションベースのボリュームマネージャとファイルシステムを業界で初めて開発したものが最初。
1990年にAIX V3にてIBMが採用し実装したが、OSF/1においてAIXカーネルが採用されたため、LVM機能が一般化された。このAIXでのLVM採用の流れの中、Tolerant SystemsのLVMを1992年に日立のHi-UX (HP-UXのOEM) に、1993年にヒューレット・パッカードのHP-UX、NECのUX/4800に、1994年にOracle (Solarisへのポーティング) とそれぞれの製品及び商用UNIXでのサポート契約を結び、UNIXに実装されている。
UNIX系OSの対応状況
HP-UX
- OS標準 (無償) LVM[1]
-
- Logical Volume Manager (RAID1構成時には有償のMirrordisk/UXが必要)
- VERITAS Volume Manager
- OS標準 (無償) ジャーナルファイルシステム
-
- その他の特徴
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- システムディスク全体をLVMにて管理する事が可能。
- インストール時にシステムディスクをLVM管理下に設定可能。
AIX
- OS標準 (無償) LVM
-
- OS拡張 (有償) LVM
-
- OS標準 (無償) ジャーナルファイルシステム
-
- OS拡張 (有償) ジャーナルファイルシステム
-
- その他の特徴
-
- システムディスク全体をLVMにて管理する事が可能。
- インストール時にシステムディスクをLVM管理下に設定可能。
Solaris
- OS標準 (無償) LVM
-
- Solaris Volume Manager (簡易LVM)[2]
- ZFS (Solaris 10 10/08 より ZFS のルートパーティションから起動可能)
- OS拡張 (有償) LVM
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- OS標準 (無償) ジャーナルファイルシステム
-
- OS拡張 (有償) ジャーナルファイルシステム
-
- その他の特徴
-
- システムディスク全体をSVMにて管理する事は不可能。
- 管理可能とは、ブートエリアもLVM管理下とし、IPLローダがLVM対応していることが条件。
- インストール時にLVM管理下に設定する事は不可能。
- インストール完了後にLVMへ移行する手順を実行する必要がある。
この機能については、SUN Japanのユーザへの公式な回答に基づいている。
UNIX System V Release 4.2ベースのUNIX
- OS標準 (OSにより有償/無償が分かれる) LVM
-
- OS標準 (OSにより有償/無償が分かれる) ジャーナルファイルシステム
-
Linux
- OS標準 (無償) LVM
-
- OS拡張 (有償) LVM
-
- OS標準 (無償) ジャーナルファイルシステム
- 多数存在する。ここでは一例を挙げる。
- ext3 (無償)
- JFS (無償)
- ReiserFS (無償)
- XFS (無償)
- OS拡張 (有償) ジャーナルファイルシステム
-
FreeBSD
- OS標準 (無償) LVM
-
- GEOM [3][4]
- ccd (Concatenated Disk driver NetBSD から移植。2.1-RELEASE 以降。5.2-RELEASE 以降は GEOM レイヤ上へ再実装された)
- vinum (3.0-RELEASE 以降。5.3-RELEASE 以降は GEOM レイヤ上へ再実装された)
- RAIDFrame 5.0-RELEASE で 一旦 NetBSD から不完全な形で移植されたが、NetBSD ソースへの追従が大変であること、GEOM と機能がかぶることから 5.3-RELEASE で削除された。
- OS標準 (無償) ジャーナルファイルシステム
-
- gjournal (GEOM レイヤ上で動作 7.0-RELEASE 以降)
- ZFS (Solaris からの移植 7.0-RELEASE 以降) [5]
(FreeBSDではジャーナリングではなくffsにSoft updatesを適用するアプローチで信頼性を確保手段も用意されている。3.0-RELEASE 以降)
ccdはRAID0/1相当の機能しか持たず、またルートパーティションのミラーリングに対応していない。
脚注
- ^ HP-UXにおいてVxVM/VxFSが無償というのは、OE単位でのライセンシーとなり、OS購入時にVERITAS製品のライセンス料を払っているという事になる。VERITASの戦略上、この価格が0に設定されているため、無償とされている。
- ^ Solarsi 8 までは OS 拡張(有償)であった
- ^ “Chapter 19 GEOM: Modular Disk Transformation Framework (HTML)” (英語). FreeBSD ハンドブック. 2008年3月3日閲覧。
- ^ en:GEOM Wikipedia 英語版の記事
- ^ Dawidek, Pawel (2007年 4月 6日). “ZFS committed to the FreeBSD base (メーリングリストのアーカイブ)” (英語). 2008年3月3日閲覧。
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LVM can stand for:
- Las Vegas Monorail, a rail transport system in Las Vegas
- Legio V Macedonica, a Roman legion
- Logical volume management, a method of transparently storing computer data spread over several partitions
- Logical Volume Manager, an implementation of logical volume management in the Linux kernel
- Ludwig von Mises Institute, a libertarian academic organisation
UpToDate Contents
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English Journal
- Tocilizumab improves cardiac disease in a hemodialysis patient with AA amyloidosis secondary to rheumatoid arthritis.
- Hattori Y, Ubara Y, Sumida K, Hiramatsu R, Hasegawa E, Yamanouchi M, Hayami N, Suwabe T, Hoshino J, Sawa N, Oohashi K, Takaichi K.SourceNephrology Center , Kanagawa , Japan.
- Amyloid : the international journal of experimental and clinical investigation : the official journal of the International Society of Amyloidosis.Amyloid.2012 Mar;19(1):37-40. Epub 2012 Jan 20.
- A 58-year-old Japanese woman on hemodialysis (HD) was admitted for intractable rheumatoid arthritis. Even after HD was started due to end-stage renal failure in 2004, her arthropathy worsened. A soluble tumor necrosis factor receptor inhibitor (etanercept at 25 mg twice weekly), tacrolimus (2 mg
- PMID 22260742
- Longitudinal assessment of left ventricular structure and function in adolescents with developmental coordination disorder.
- Chirico D, O'Leary D, Cairney J, Haluka K, Coverdale NS, Klentrou P, Hay J, Faught BE.SourceDepartment of Community Health Sciences, Brock University, 500 Glenridge Ave, St Catharines, ON, Canada L2S 3A1.
- Research in developmental disabilities.Res Dev Disabil.2012 Mar-Apr;33(2):717-25. Epub 2011 Nov 23.
- Children with developmental coordination disorder (DCD) are more likely to develop cardiovascular disease (CVD) risk factors such as obesity and reduced cardio-respiratory fitness. It has also been shown that adolescents with probable DCD (p-DCD) have elevated cardiac output (CO) and stroke volume (
- PMID 22115914
Japanese Journal
- 慢性透析患者におけるST-T変化と左房拡大あるいは左室心筋重量との関連性
- 大前 清嗣,小川 哲也,吉川 昌男,新田 孝作
- 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 43(3), 317-323, 2010-03-28
- … が行われUCGを施行している149例(男性88例,女性61例)である.安静時ECG上のST-T変化の有無を目的変数に,左房径(LADs),左室拡張末期径(LVDd),左室後壁壁厚(PWT),左室短縮率(%FS),左室心筋重量(LVM)のほか,年齢,性別,原疾患(糖尿病DM,非糖尿病nonDM),冠動脈疾患(CAD)の合併,透析歴,血圧,透析間の体重増加量,生化学末梢血検査値,使用薬剤を説明変数に用い多変量解析を行った.UCGは透析後 …
- NAID 10026316716
- ramfs,iSCSI,LVMを用いた仮想サーバクラスタにおけるメモリ共有手法
- 永井 洋太郎,岡本 慶大,奥田 剛,河合 栄治,砂原 秀樹
- 情報処理学会研究報告. IOT, [インターネットと運用技術] 2010-IOT-8(16), 1-6, 2010-02-22
- サーバの利用形態として,クラウドコンピューティングに代表されるデータセンタ集中型が注目されるにつれ,仮想計算機 (VM) 技術を用いた仮想サーバクラスタが普及している.仮想サーバクラスタにおいては,VM が種々の計算機リソースを共有することでリソース利用効率が向上し,コスト削減のつながる.しかしながら,実計算機間でのリソース共有は十分に行われておらず,余剰リソースが存在する場合に効果的に利用できな …
- NAID 110007993598
Related Links
- LVM(logical volume manager)とは,複数のハード・ディスクやパーティションにまたがった記憶領域を一つの論理的なディスクとして扱うことのできるディスク管理機能。LinuxをはじめとしたUNIX系OS上で利用できる。
- 連載はじめてのHP-UX 第10回:LVMによるディスクボリューム管理・その1のページです。LVM(Logical Volume Manager)を利用することで、ディスクの追加や論理ボリュームの拡張といった作業を、システムを止めずに実行できます。
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★リンクテーブル★
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- 英
- left ventricular mass LVM, left ventricular volume
- 関
- 左室体積
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- 英
- left ventricular mass、LVM
- 関
- 左室容積
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- 関
- left ventricular mass、LVM
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- 同
- LVM, 左室心筋重量
左室容積
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- 同
- left ventricular mass, LVM
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- 関
- left ventricular mass index
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