- 54歳の男性。倦怠感と息切れとを主訴に来院した。30歳代から十二指腸潰瘍を指摘され、酸分泌抑制薬による治療を間欠的に受けていた。他に異常は指摘されていない。2年前にヘリコバクター・ピロリ感染を指摘されたが、十二指腸潰瘍が瘢痕期であったため、特に治療はしなかった。数日前から倦怠感、易疲労感および労作時の息切れを自覚するようになった。昨日は黒色の固形便があり、今朝は大量の黒色下痢便を排出した。脈拍104/分、整。血圧108/74mmHg。眼瞼結膜は貧血様。心窩部に軽度の圧痛を認める。この患者で予測される検査所見はどれか。2つ選べ。
- a. [[Hb 9. 3g/dl
- b. MCV 116μm3(基準83~93)
- c. BUN 39 mg/dl
- d. [[クレアチニン 3. 9mg/dl
- e. [[CRP 6. [[5mg/dl(基準0. 3以下)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 出生体重2,950g。生後2週から嘔吐が始まり、3週からは哺乳の度に10~15分して嘔吐するようになった。排便は3日に1回である。
- 体重3,320g。体温36.6℃。呼吸数36/分。脈拍120/分、整。血圧90/62mmHg。皮膚はやや蒼白で乾燥している。大泉門2×2cm、平坦。腹部平坦、軟。
- 血清生化学所見:尿素窒素35mg/dl、Na132mEq/l、K3.4mEq/l、Cl 88mEq/l。
- 動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.53、PaCO2 45Torr、HCO3- 33mEq/l、BE+7.7mEq/l、腹部超音波写真を以下に示す。
- この疾患で正しいのはどれか。
- a. 間欠的に啼泣する。
- b. 哺乳力は低下している。
- c. 吐物に胆汁が混じる。
- d. 胃蠕動が観察できる。
- e. 灰白色便がみられる。
[正答]
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[★]
- 数年前から下顎の違和感と腫脹とを認めていた。同じころから血便を繰り返していたが、数日前から血便の程度が強くなった。
- 血液所見:赤血球320万、Hb11.5g/dl、血小板17万。注腸造影写真とパノラマ撮影による顎骨のエックス線写真とを以下に示す。
- 今後出現が予測されるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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