- 出生体重2,950g。生後2週から嘔吐が始まり、3週からは哺乳の度に10~15分して嘔吐するようになった。排便は3日に1回である。
- 体重3,320g。体温36.6℃。呼吸数36/分。脈拍120/分、整。血圧90/62mmHg。皮膚はやや蒼白で乾燥している。大泉門2×2cm、平坦。腹部平坦、軟。
- 血清生化学所見:尿素窒素35mg/dl、Na132mEq/l、K3.4mEq/l、Cl 88mEq/l。
- 動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.53、PaCO2 45Torr、HCO3- 33mEq/l、BE+7.7mEq/l、腹部超音波写真を以下に示す。
- この疾患で正しいのはどれか。
- a. 間欠的に啼泣する。
- b. 哺乳力は低下している。
- c. 吐物に胆汁が混じる。
- d. 胃蠕動が観察できる。
- e. 灰白色便がみられる。
[正答]
※国試ナビ4※ [098D023]←[国試_098]→[098D025]
★リンクテーブル★
[★]
- 54歳の男性。倦怠感と息切れとを主訴に来院した。30歳代から十二指腸潰瘍を指摘され、酸分泌抑制薬による治療を間欠的に受けていた。他に異常は指摘されていない。2年前にヘリコバクター・ピロリ感染を指摘されたが、十二指腸潰瘍が瘢痕期であったため、特に治療はしなかった。数日前から倦怠感、易疲労感および労作時の息切れを自覚するようになった。昨日は黒色の固形便があり、今朝は大量の黒色下痢便を排出した。脈拍104/分、整。血圧108/74mmHg。眼瞼結膜は貧血様。心窩部に軽度の圧痛を認める。この患者で予測される検査所見はどれか。2つ選べ。
- a. [[Hb 9. 3g/dl
- b. MCV 116μm3(基準83~93)
- c. BUN 39 mg/dl
- d. [[クレアチニン 3. 9mg/dl
- e. [[CRP 6. [[5mg/dl(基準0. 3以下)
[正答]
※国試ナビ4※ [098D024]←[国試_098]→[098D026]
[★]
- 64歳の男性。歩行時の右下肢痛が増悪してきたために来院した。
- 喫煙歴はない。右大腿動脈の拍動は微弱であり、右足背動脈と後脛骨動脈との拍動を触知しない。
- 3年前に左下腿の切断術を受けている。
- 下肢動脈造影写真を以下に示す。
- この疾患で正しいのはどれか。
- a. 若年男性に多い。
- b. 我が国で減少傾向にある。
- c. 主な病変部位は末梢の動脈である。
- d. β受容体遮断薬が有効である。
- e. 経皮的動脈形成術の適応である。
[正答]
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