- 生後28日の新生児。健康診査のため来院した。在胎40週、自然分娩で出生した。出生体重3,100g、身長49cm、頭囲34cm。母乳栄養。排便回数1日5~7回。便は黄色で、柔らかく、酸臭がするとのことである。哺乳時間は約15分で、1日哺乳回数は6~8回。母親は、大きな音がするとぴっくりしたように両手を大きく広げて足をすくめる動作が気になるという。来院時体重3,850g。体温37.2℃。呼吸数40/分。脈拍120/分、整。大泉門は1.5cm開大している。胸部に異常所見はない。腹部は平坦、軟で、肝を右肋骨弓下に1.5cm触知し、弾性軟である。臍帯は脱落している。正しいのはどれか。
- a. 母乳不足である。
- b. 大きな音への反応は異常である。
- c. 脈拍は異常である。
- d. 便の酸臭は異常である。
- e. 肝の大きさは生理的範囲内にある。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 14歳の女子。無月経を主訴に来院した。8か月前に自分は太っていると思い、食事制限と過剰な運動とを開始した。また時々嘔吐を自己誘発している。初経は12歳で、4か月前から月経はない。身長151cm、体重34kg。体温35.8℃。脈拍44/分、整。血圧84/54mmHg。血液所見:赤血球424万、Hb13.2g/dl、白血球2,600、血小板21万。血清生化学所見:総蛋白5.9g/dl、アルブミン3.7g/dl、AST114単位(基準40以下)、ALT294単位(基準35以下)、総コレステロール239mg/dl、Na142mEq/l、K4.0mEq/l、Cl106mEq/l、T4 4.0μg/dl(基準5~12)。
- この疾患でみられるのはどれか。
[正答]
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- 26歳の初産褥婦。乳房の疼痛を主訴に来院した。分娩後2日目から乳房の腫脹と軽度の疼痛とを認めたが、その後の授乳により若干改善し分娩後5日目に退院した。退院後2回目に右側乳房の発赤、腫脹および疼痛が出現した。体温36.5℃。血液所見:赤血球390万、Hb12.0g/dl、Ht37%、白血球6,600、血小板24万。CRP0.2mg/dl(基準0.3以下)。適切な処置はどれか。
- (1) 乳頭清拭
- (2) 搾乳
- (3) 授乳禁止
- (4) 冷湿布
- (5) 乳汁分泌抑制薬投与
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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