- 46歳の男性。昨夕からの右足母趾の基部の激しい痛み、発赤および腫脹を主訴に来院した。3か月前の健康診断では尿糖(-)、尿蛋白(-)、空腹時血糖118mg/dl、総コレステロール208 mg/dl、尿素窒素17 mg/dl、尿酸9.8 mg/dl であった。この患者にまず行うべき治療はどれか。
- a. 副腎皮質ステロイド薬の経口投与
- b. 非ステロイド性抗炎症薬の経口投与
- c. アロプリノールの経口投与
- d. 経口血糖降下薬の投与
- e. 局所麻酔薬の関節内注射
[正答]
※国試ナビ4※ [096D051]←[国試_096]→[096D053]
★リンクテーブル★
[★]
- 12歳の男児。遠足の山道でハチに刺されて来院した。体温37.2℃。脈拍86/分、整。血圧94/46 mmHg。右腕に刺傷部が2か所あり、右腕全体に発赤、疼痛、腫脹および熱感を認める。血液所見:赤血球420万、Hb 12. 4g/dl、Ht42%、白血球9,800、血小板32万。血清生化学所見:尿素窒素12 mg/dl、クレアチニン0.8 mg/dl、AST(GOT)32単位(基準40以下)。CRP3.2mg/dl(基準0.3以下)。この疾患で正しいのはどれか。
- (1) ハチ毒ではスズメバチが最も強い。
- (2) 気道狭窄を起こすことがある。
- (3) 減感作療法は無効である。
- (4) 刺傷歴を重ねるごとに軽症となる。
- (5) RAST(radioallergosorbent test)は診断に有用である,
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [096D052]←[国試_096]→[096D054]
[★]
- 52歳の男性。ロ渇、多飲および多尿を主訴に来院した。父、姉および父方叔父に糖尿病がある,5年前に健康診断で高血糖を指摘されたが放置している,最近運動不足気味で、外食することが多い。身長170 cm、体重82kg。血圧132/78mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖2+。血清生化学所見:空腹時血糖192 mg/dl、HbA1c8.8%(基準4.3~5.8)、総蛋白6.8 g/dl、アルブミン4.6 g/dl、尿素窒素12 mg/dl。この疾患で正しいのはどれか。
- a. 発症には自己免疫機序が関与する。
- b. HLAとの関連が認められる。
- c. ケトアシドーシスを起こしやすい。
- d. インスリン注射療法の絶対適応である。
- e. 生活習慣の是正が有効である。
[正答]
※国試ナビ4※ [096D050]←[国試_096]→[096D052]