- ラ
- Rodentia、rodent
- 関
- げっ歯類、齧歯類、齧歯動物
WordNet
- relatively small placental mammals having a single pair of constantly growing incisor teeth specialized for gnawing (同)gnawer
- small gnawing animals: porcupines; rats; mice; squirrels; marmots; beavers; gophers; voles; hamsters; guinea pigs; agoutis (同)order Rodentia
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- 齧歯(げっし)類の動物(ネズミ・ウサギ・リス・ビーバーの類) / 齧歯類の / かじる;かじるのに適した
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/09 23:07:07」(JST)
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ネズミ目(齧歯目)
Rodentia |
現生種最大のネズミ カピバラ
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
上目 |
: |
真主齧上目 Euarchontoglires |
大目 |
: |
グリレス大目 Glires |
目 |
: |
ネズミ目(齧歯目) Rodentia |
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学名 |
Rodentia Bowdich, 1821 |
亜目 |
- ヤマアラシ亜目 Hystricomorpha
- ネズミ亜目 Myomorpha
- リス亜目 Sciuromorpha
|
ネズミ目 (Rodentia) は脊椎動物亜門 哺乳綱の目の1つ。齧歯目(げっしもく)、齧歯類(げっしるい)ともいう。リス、ネズミ、ヤマアラシなどが含まれる。現在の哺乳類で最も繁栄しているグループであり、現生哺乳類全種(4300-4600種)の約半数に当たる2000-3000種を占める。生息域は、南極大陸を除く全大陸、およびほとんどすべての島。さまざまな環境に適応した多様な種が存在する。
目次
- 1 特徴
- 2 系統
- 3 分類
- 3.1 ヤマアラシ亜目
- 3.2 ネズミ亜目
- 3.3 リス亜目
- 4 ネズミ目でないもの
- 5 脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
特徴[編集]
ネズミの仲間には、概して小さいものが多く、なかでもアフリカンドワーフマウスは体長6cm、体重7g程度しかない。一方、大きいものでは、現生種最大のカピバラ Hydrochoeris hydrochaeris が 45kg 程度である。化石種としては、1999年に南米ベネズエラで全身化石が発見された第三紀後期のフォベロミス・パッテルソニ Phoberomys pattersoni が最大で、体高 1.3 m(尾まで含めた体長は3 m)、体重 700 kg程度あったと考えられている。
ネズミ目の動物は、上顎、下顎の両方に伸び続ける2つの門歯をもつ。この門歯は物をかじることで次第に削れてゆき、長さを保っている。漢語名齧歯目、および学名「Rodentia」はラテン語で「かじる(齧る)」という意味のrodereからきている。歯は木を削ったり堅果類の皮をかじったり身を守るために使われる。ネズミ目の動物の多くは、種子などの植物質を食料とするが、魚や昆虫を主食とする種もわずかに存在している。
系統[編集]
真主齧上目
Euarchontoglires |
グリレス大目
Glires |
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アナガレ目 Anagalida †
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単歯類
Simplicidentata |
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混歯目 Mixodontia †(側系統?)
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ネズミ目 Rodentia
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重歯類
Duplicidentata |
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ミモトナ目 Mimotonida†
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ウサギ目 Lagomorpha
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真主獣大目
Euarchonta |
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ツパイ目 Scandentia
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ヒヨケザル目 Dermoptera
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プレシアダピス目 Plesiadapiformes †
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サル目 Primates
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分類[編集]
ネズミ目は系統的にはヤマアラシ亜目 Hystricomorpha (Ctenohystrica)、ネズミ亜目 Myomorpha、リス亜目 Sciuromorpha (Sciurognathi) の3亜目に分かれる[1]。ただし、古い分類では、同じ3目に分けていても内容が微妙に異なることがある。
ネズミ亜目の3下目をそれぞれ亜目に引き上げ5亜目とする分類もある[2]が、本質的には同じである。
顎骨の形態からリス顎亜目(リス亜目) Sciurognathi とヤマアラシ顎亜目(ヤマアラシ亜目) Hystricognathi に分ける分類もあるが、リス顎亜目はネズミ亜目・リス亜目・ヤマアラシ亜目の一部(グンディ科)にわたって分布する側系統と思われる。
ヤマアラシ亜目[編集]
ヤマアラシ下目の2つの小目をそれぞれ下目とすることもある。
- ヤマアラシ下目 Hystricognathi - 古い分類のヤマアラシ顎亜目に当たる。
- テンジクネズミ小目 Caviomorpha
- デグー上科 Octodontoidea
- ヌートリア科 Myocastoridae - ヌートリア。フチア科に含めることも。
- フチア科(カプロミス科) Capromyidae - フチア
- デグー科 Octodontidae - デグー、コルロネズミなど
- ツコツコ科 Ctenomyidae - ツコツコ
- アメリカトゲネズミ科(アメリカトビネズミ科) Echimyidae - アメリカトゲネズミ
- チンチラネズミ科 Abrocomidae - チンチラネズミ。分子系統ではチンチラ上科から移される。
- チンチラ上科 Chinchilloidea
- チンチラ科 Chinchillidae - チンチラ、ビスカーチャ
- パカラナ科 Dinomyidae - パカラナ。分子系統ではテンジクネズミ上科から移される。
- アメリカヤマアラシ上科 Erethizontoidea
- アメリカヤマアラシ科(キノボリヤマアラシ科) Erethizontidae - カナダヤマアラシ、キノボリヤマアラシなど
- テンジクネズミ上科 Cavioidea
- パカ科 Cuniculidae (Agoutidae) - パカ
- テンジクネズミ科 Caviidae - モルモット、マーラ、クイ、モコ
- カピバラ科 Hydrochoeridae - カピバラ。テンジクネズミ科に含めることも。
- アグーチ科 Dasyproctidae - アグーチ
- チンチラネズミ科 Abrocomidae - チンチラネズミ
- フィオミス小目 Phiomorpha - 側系統の可能性がある
- ヨシネズミ科 Thryonomyidae
- アフリカイワネズミ科 Petromyidae
- デバネズミ科 Bathyergidae - ハダカデバネズミなど
- ヤマアラシ科 Hystricidae - フィオミス小目から外すことも。
- グンディ下目 Ctenodactylomorphi (グンディ上科 Ctenodactyloidea)
- グンディ科(ツコツコ科) Ctenodactylidae - グンディ。従来はリス亜目とされることが多かった。
- ディアトミス科 Diatomyidae - ラオスイワネズミ。2005年に初めて現生種が発見された。
ネズミ亜目[編集]
3つの下目をそれぞれ亜目とすることもある。
- ビーバー下目 Castoriomorpha
- ホリネズミ上科 Geomyoidea
- ホリネズミ科 Geomyidae
- ポケットマウス科 Heteromyidae
- ビーバー上科 Castoroidea
- ビーバー科 Castoridae - ビーバーなど
- ウロコオリス下目 Anomaluromorpha
- ウロコオリス科 Anomaluridae - ウロコオリス
- トビウサギ科 Pedetidae - トビウサギ
- ネズミ下目 Myodonta - 亜目に格上げするときは Myomorpha となる。
- トビネズミ上科 Dipodidea
- ネズミ上科 Muroidea
- メクラネズミ科 Spalacidae - メクラネズミ、タケネズミ
- キヌゲネズミ科 Cricetidae - キヌゲネズミ、ハムスター、ミズハタネズミ、ハタネズミ
- ネズミ科 Muridae - クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミ、アカネズミ、アレチネズミ、スナネズミ
- ヨルマウス科 Calomyscidae
- アシナガマウス科 Nesomyidae - アフリカオニネズミ
リス亜目[編集]
- ヤマネ下目 Glirimorpha (ヤマネ上科 Gliroidea)
- リス下目 Sciurida (リス上科 Sciuroidea)
- ヤマビーバー科 Aplodontidae
- リス科 Sciuridae - リス、シマリス、プレーリードッグなど
ネズミ目でないもの[編集]
トガリネズミ、ジネズミ、ジャコウネズミ(スンクス)、カワネズミはモグラ目(食虫目) トガリネズミ科、ハリネズミは同じくハリネズミ科、ハネジネズミはハネジネズミ目、フクロネズミ(オポッサム)はフクロネズミ目(有袋類)で、いずれもネズミ目ではない。
脚注[編集]
- ^ Blanga-Kanfi, Shani; et al. (2009), “Rodent phylogeny revised: analysis of six nuclear genes from all major rodent clades”, BMC Evolutionary Biology 9: 71, http://www.biomedcentral.com/1471-2148/9/71/
- ^ ITIS、Wikispeciesなど
参考文献[編集]
関連項目[編集]
|
ウィキスピーシーズにネズミ目に関する情報があります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、ネズミ目に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク[編集]
哺乳類の現生目 |
|
原獣亜綱 |
カモノハシ目(単孔目)
|
|
後獣下綱 |
オポッサム目 - ケノレステス目 - ミクロビオテリウム目 - フクロネコ目 - バンディクート目 - カンガルー目(双門歯目) - フクロモグラ目
|
|
異節上目 |
被甲目 - 有毛目
|
|
アフリカ獣上目 |
ハネジネズミ目(長脚目) - アフリカトガリネズミ目(テンレック目) - ツチブタ目(管歯目) - イワダヌキ目 - ゾウ目(長鼻目) - ジュゴン目(海牛目)
|
|
真主齧上目 |
ツパイ目(登木目) - ヒヨケザル目(皮翼目) - サル目(霊長目) - ネズミ目(齧歯目) - ウサギ目
|
|
ローラシア獣上目 |
ハリネズミ目 - トガリネズミ目 - 鯨偶蹄目 - センザンコウ目(有鱗目) - ネコ目(食肉目) - ウマ目(奇蹄目) - コウモリ目(翼手目)
|
|
廃止・希 |
有袋目(フクロネズミ目) - モグラ目(食虫目・無盲腸目) - 異節目・貧歯目(アリクイ目) - ウシ目(偶蹄目) - クジラ目
|
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 小型哺乳類の分布と生息状況の再評価の必要性―岡山県における現状―
- 中本 敦,木田 浩司,森光 亮太 [他],小林 秀司,岸本 壽男
- 哺乳類科学 53(1), 107-115, 2013
- … 岡山県全域を対象とした小型哺乳類の捕獲調査を2010年10月~2011年12月にかけて実施した.齧歯目6種,トガリネズミ型目2種の計130個体が捕獲された.小型哺乳類の8種すべてで生息密度が非常に低かった.アカネズミApodemus speciosusの捕獲数が最も多く,捕獲場所も県内全域の様々な環境に及んだ.これに対してアカネズミ以外の種では,植生や標高などの生息環境に選択性が見られた.アカネズミの生息密度に最も大きな …
- NAID 130003367574
- 食肉目及び齧歯目哺乳類を対象とした進化遺伝学的研究
- 奨励賞受賞者による研究紹介 第10回受賞(2012年度) 食肉目及び齧歯目哺乳類を対象とした進化遺伝学的研究
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