- 英
- rodent、Rodentia
- 関
- 齧歯類、齧歯目、齧歯動物、ビーバー、カピバラ
WordNet
- relatively small placental mammals having a single pair of constantly growing incisor teeth specialized for gnawing (同)gnawer
- small gnawing animals: porcupines; rats; mice; squirrels; marmots; beavers; gophers; voles; hamsters; guinea pigs; agoutis (同)order Rodentia
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- 齧歯(げっし)類の動物(ネズミ・ウサギ・リス・ビーバーの類) / 齧歯類の / かじる;かじるのに適した
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ネズミ目(齧歯目)
Rodentia |
生息年代: 暁新世–現世, 56–0 Ma
PreЄ
Є
O
S
D
C
P
T
J
K
Pg
N
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現生種最大のネズミ カピバラ
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分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
上目 |
: |
真主齧上目 Euarchontoglires |
大目 |
: |
グリレス大目 Glires |
目 |
: |
ネズミ目(齧歯目) Rodentia |
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学名 |
Rodentia Bowdich, 1821 |
亜目 |
- ヤマアラシ亜目 Hystricomorpha
- ネズミ亜目 Myomorpha
- リス亜目 Sciuromorpha
|
ネズミ目 (ネズミもく、Rodentia) は脊椎動物亜門 哺乳綱の目の1つ。齧歯目(げっしもく)、齧歯類(げっしるい)ともいう。リス、ネズミ、ヤマアラシなどが含まれる。現在の哺乳類で最も繁栄しているグループであり、現生哺乳類全種(4300-4600種)の約半数に当たる2000-3000種を占める。生息域は、南極大陸を除く全大陸、およびほとんどすべての島。さまざまな環境に適応した多様な種が存在する。
目次
- 1 特徴
- 2 系統
- 3 分類
- 3.1 ヤマアラシ亜目
- 3.2 ネズミ亜目
- 3.3 リス亜目
- 4 ネズミ目でないもの
- 5 脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
特徴
ネズミの仲間には、概して小さいものが多く、なかでもアフリカンドワーフマウスは体長6cm、体重7g程度しかない。一方、大きいものでは、現生種最大のカピバラ Hydrochoeris hydrochaeris が 45kg 程度である。化石種としては、1999年に南米ベネズエラで全身化石が発見された第三紀後期のフォベロミス・パッテルソニ Phoberomys pattersoni が最大で、体高 1.3 m(尾まで含めた体長は3 m)、体重 700 kg程度あったと考えられている[1]。
ネズミ目の動物は、上顎、下顎の両方に伸び続ける2つの門歯をもつ。この門歯は物をかじることで次第に削れてゆき、長さを保っている。漢語名齧歯目、および学名「Rodentia」はラテン語で「かじる(齧る)」という意味のrodereからきている。歯は木を削ったり堅果類の皮をかじったり身を守ったりするために使われる。ネズミ目の動物の多くは、種子などの植物質を食料とするが、魚や昆虫を主食とする種もわずかに存在している。なお他のほ乳類とは異なり、ネズミ目では嘔吐反射がみられない[2]。
系統
真主齧上目
Euarchontoglires |
グリレス大目
Glires |
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アナガレ目 Anagalida †
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単歯類
Simplicidentata |
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混歯目 Mixodontia †(側系統?)
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ネズミ目 Rodentia
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重歯類
Duplicidentata |
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ミモトナ目 Mimotonida†
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ウサギ目 Lagomorpha
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真主獣大目
Euarchonta |
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ツパイ目 Scandentia
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ヒヨケザル目 Dermoptera
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プレシアダピス目 Plesiadapiformes †
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サル目 Primates
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分類
ネズミ目は系統的にはヤマアラシ亜目 Hystricomorpha (Ctenohystrica)、ネズミ亜目 Myomorpha、リス亜目 Sciuromorpha (Sciurognathi) の3亜目に分かれる[3]。ただし、古い分類では、同じ3目に分けていても内容が微妙に異なることがある。
ネズミ亜目の3下目をそれぞれ亜目に引き上げ5亜目とする分類もある[4]が、本質的には同じである。
顎骨の形態からリス顎亜目(リス亜目) Sciurognathi とヤマアラシ顎亜目(ヤマアラシ亜目) Hystricognathi に分ける分類もあるが、リス顎亜目はネズミ亜目・リス亜目・ヤマアラシ亜目の一部(グンディ科)にわたって分布する側系統と思われる。
ヤマアラシ亜目
ヤマアラシ下目の2つの小目をそれぞれ下目とすることもある。
- ヤマアラシ下目 Hystricognathi - 古い分類のヤマアラシ顎亜目に当たる。
- テンジクネズミ小目 Caviomorpha
- デグー上科 Octodontoidea
- ヌートリア科 Myocastoridae - ヌートリア。フチア科に含めることも。
- フチア科(カプロミス科) Capromyidae - フチア
- デグー科 Octodontidae - デグー、コルロネズミなど
- ツコツコ科 Ctenomyidae - ツコツコ
- アメリカトゲネズミ科(アメリカトビネズミ科) Echimyidae - アメリカトゲネズミ
- チンチラネズミ科 Abrocomidae - チンチラネズミ。分子系統ではチンチラ上科から移される。
- チンチラ上科 Chinchilloidea
- チンチラ科 Chinchillidae - チンチラ、ビスカーチャ
- パカラナ科 Dinomyidae - パカラナ。分子系統ではテンジクネズミ上科から移される。
- アメリカヤマアラシ上科 Erethizontoidea
- アメリカヤマアラシ科(キノボリヤマアラシ科) Erethizontidae - カナダヤマアラシ、キノボリヤマアラシなど
- テンジクネズミ上科 Cavioidea
- パカ科 Cuniculidae (Agoutidae) - パカ
- テンジクネズミ科 Caviidae - モルモット、マーラ、クイ、モコ
- カピバラ科 Hydrochoeridae - カピバラ。テンジクネズミ科に含めることも。
- アグーチ科 Dasyproctidae - アグーチ
- チンチラネズミ科 Abrocomidae - チンチラネズミ
- フィオミス小目 Phiomorpha - 側系統の可能性がある
- ヨシネズミ科 Thryonomyidae
- アフリカイワネズミ科 Petromyidae
- デバネズミ科 Bathyergidae - ハダカデバネズミなど
- ヤマアラシ科 Hystricidae - フィオミス小目から外すことも。
- グンディ下目 Ctenodactylomorphi (グンディ上科 Ctenodactyloidea)
- グンディ科(ツコツコ科) Ctenodactylidae - グンディ。従来はリス亜目とされることが多かった。
- ディアトミス科 Diatomyidae - ラオスイワネズミ。2005年に初めて現生種が発見された。
ネズミ亜目
3つの下目をそれぞれ亜目とすることもある。
- ビーバー下目 Castoriomorpha
- ホリネズミ上科 Geomyoidea
- ホリネズミ科 Geomyidae - ホリネズミ
- ポケットマウス科 Heteromyidae
- ビーバー上科 Castoroidea
- ビーバー科 Castoridae - ビーバーなど
- ウロコオリス下目 Anomaluromorpha
- ウロコオリス科 Anomaluridae - ウロコオリス
- トビウサギ科 Pedetidae - トビウサギ
- ネズミ下目 Myodonta - 亜目に格上げするときは Myomorpha となる。
- トビネズミ上科 Dipodidea
- ネズミ上科 Muroidea
- メクラネズミ科 Spalacidae - メクラネズミ、タケネズミ
- キヌゲネズミ科 Cricetidae - キヌゲネズミ、ハムスター、ミズハタネズミ、ハタネズミ
- ネズミ科 Muridae - クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミ、アカネズミ、アレチネズミ、スナネズミ
- ヨルマウス科 Calomyscidae
- アシナガマウス科 Nesomyidae - アフリカオニネズミ
リス亜目
- ヤマネ下目 Glirimorpha (ヤマネ上科 Gliroidea)
- リス下目 Sciurida (リス上科 Sciuroidea)
- ヤマビーバー科 Aplodontidae
- リス科 Sciuridae - リス、シマリス、プレーリードッグなど
ネズミ目でないもの
形態などから、ネズミの名を持たされた別目の種がいくつかある。
- モグラ目
- トガリネズミ科 - トガリネズミ、ジネズミ、ジャコウネズミ(スンクス)、カワネズミ
- ハリネズミ科 - ハリネズミ
- ハネジネズミ目(1目1科) - ハネジネズミ
- オポッサム目(1目1科) - オポッサム(フクロネズミ)
脚注
- ^ Sanchez-Villagra et al. (2003)
- ^ Bininda-Emonds OR, Cardillo M, Jones KE, MacPhee RD, Beck RM, et al. (2007) The delayed rise of present-day mammals. Nature 446: 507–512. doi: 10.1038/nature05634
- ^ Blanga-Kanfi et al. (2009)
- ^ ITIS、Wikispeciesなど
参考文献
- Marcelo R. Sánchez-Villagra, Orangel Aguilera, Inés Horovitz (9 2003). "The Anatomy of the World's Largest Extinct Rodent". Science 301 (5640): 1708–1710. doi:10.1126/science.1089332.
- Shani Blanga-Kanfi, Hector Miranda, Osnat Penn, Tal Pupko, Ronald W DeBry, and Dorothée Huchon (2009), “Rodent phylogeny revised: analysis of six nuclear genes from all major rodent clades”, BMC Evolutionary Biology 9: 71, http://www.biomedcentral.com/1471-2148/9/71/ 2014年5月3日閲覧。
関連項目
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ウィキスピーシーズにネズミ目に関する情報があります。 |
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ウィキメディア・コモンズには、ネズミ目に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
哺乳類の現生目 |
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原獣亜綱 |
カモノハシ目(単孔目)
|
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後獣下綱 |
オポッサム目 - ケノレステス目 - ミクロビオテリウム目 - フクロネコ目 - バンディクート目 - カンガルー目(双門歯目) - フクロモグラ目
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異節上目 |
被甲目 - 有毛目
|
|
アフリカ獣上目 |
ハネジネズミ目(長脚目) - アフリカトガリネズミ目(テンレック目) - ツチブタ目(管歯目) - イワダヌキ目 - ゾウ目(長鼻目) - ジュゴン目(海牛目)
|
|
真主齧上目 |
ツパイ目(登木目) - ヒヨケザル目(皮翼目) - サル目(霊長目) - ネズミ目(齧歯目) - ウサギ目
|
|
ローラシア獣上目 |
ハリネズミ目 - トガリネズミ目 - 鯨偶蹄目 - センザンコウ目(有鱗目) - ネコ目(食肉目) - ウマ目(奇蹄目) - コウモリ目(翼手目)
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|
廃止・希 |
有袋目(フクロネズミ目) - モグラ目(食虫目・無盲腸目) - 異節目・貧歯目(アリクイ目) - ウシ目(偶蹄目) - クジラ目
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- 非げっ歯類の多能性幹細胞 (特集 iPS細胞/ES細胞の生物学) -- (多能性の維持)
- 日本のげっ歯類におけるハンタウイルス感染の血清疫学調査とエゾヤチネズミが保有するHokkaidoウイルスの分離 (特集 人と動物の共通感染症最前線 10)
Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
げっ歯類、齧歯類、齧歯目、齧歯動物
- 関
- Rodentia
- 同
- rodents, plague
[★]
齧歯目
- 関
- beaver、capybara、rodent
[★]
- ラ
- Rodentia、rodent
- 関
- げっ歯類、齧歯類、齧歯動物
[★]
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