- 英
- intra-cytoplasmic sperm injection, ICSI
- 関
- 受精
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/16 20:15:47」(JST)
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顕微授精(けんびじゅせい)とは、体外受精の1種で(体外受精から独立していると言う考えもある)精子を直接卵子に注入する方法である。
目次
- 1 工程
- 1.1 排卵誘発
- 1.2 採卵
- 1.3 精子採取
- 1.4 顕微授精
- 2 参考文献
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
工程
排卵誘発
- 点鼻薬・注射等により、卵子の成熟を増進させ1ヶ月に数個(自然周期で1個)の卵子を体内で作らせる。これは、卵子が多い方が妊娠率が高いためであり、月経3日目から服用する。
採卵
- 排卵誘発剤を服用し、36時間後に採卵する。痛みを伴うため麻酔を用い、超音波装置と針で行う。10分程度かかり、培養液にかける。
精子採取
- 男性の精子を採取し、遠心分離機にかけると、下に質の良い精子が集まるのでそれを使う。しかし精子減少症患者などの場合は、これらの方法を用いない。
顕微授精
- 卵子の周りの顆粒膜細胞で覆われているためヒアルロニターゼで除去する。
- ガラス管を使い精子を卵子に注入する。
- 18時間後に受精が確認できた場合、培養液にかけしばらくしてから、母親の子宮に着床させる。
参考文献
- 松尾紀子『赤ちゃんがほしい―不妊症治療の最前線で何がおこっているか』(文藝春秋)
関連項目
外部リンク
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Japanese Journal
- 中野 美穂,杉本 浩伸,荒田 隆志 [他]
- 近畿大学先端技術総合研究所紀要 (15), 59-65, 2010-03
- … このことから、交配卵と同様に顕微受精胚からもES 細胞が樹立可能であることが示された。 …
- NAID 120002165446
Related Links
- 受精を体外で行うので、顕微授精も体外受精の一部といえます。アメリカで取材した時には体外受精と顕微授精はほぼ同義語として扱われていました。 ただ、顕微授精は授精をする場面で精子の持つ力で受精をさせるのか、人為的に ...
- 重症男性不妊症や、通常の体外受精で受精しない症例(高度受精障害)に、現在行われている顕微授精について説明します. 顕微授精の歴史ですが、ヒトでは1988年に Cohen らが partial zona dissection (PZD、透明帯部分切除)による ...
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★リンクテーブル★
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顕微受精 intra-cytoplasmic sperm injection
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- 英
- fertilization
- 関
妊娠との関係
- 精子の生存時間:30-45時間
- 卵生の生存時間:6-24時間
- 排卵から約2日以内は妊娠する可能性がある。
[★]
- 英
- microscopic
- 関
- 顕微鏡、顕微鏡的、光学顕微鏡的、光顕的、微視的、顕微鏡レベル