- 英
- cinnamon
- 関
- シナモン
WordNet
- tropical Asian tree with aromatic yellowish-brown bark; source of the spice cinnamon (同)Ceylon cinnamon, Ceylon cinnamon tree, Cinnamomum_zeylanicum
- aromatic bark used as a spice (同)cinnamon_bark
- spice from the dried aromatic bark of the Ceylon cinnamon tree; used as rolled strips or ground
PrepTutorEJDIC
- 〈U〉シナモン(乾燥させたニッケイ樹の樹皮から作る香辛料) / 〈C〉ニッケイ樹;ニッケイの樹皮 / 〈U〉ニッケイ色,赤褐色 / ニッケイ色の,赤褐色の
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/14 14:40:59」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この項目では、植物について説明しています。その他の用法については「シナモン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
シナモン |
シナモン
『ケーラーの薬用植物』から
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
目 |
: |
クスノキ目 Laureales |
科 |
: |
クスノキ科 Laureaceae |
属 |
: |
ニッケイ属 Cinnamomum |
種 |
: |
シナモン C. zeylanicum |
|
学名 |
Cinnamomum zeylanicum J.Presl |
和名 |
セイロンニッケイ |
英名 |
Cinnamon |
シナモン(英:Cinnamon、学名:Cinnamomum verum、シノニムCinnamomum zeylanicum)とは熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹の名、またその樹皮から作られる香辛料の名である。ニッキとも。また、生薬として用いられるときには桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。特徴的な芳香成分はシンナムアルデヒド、オイゲノール、サフロールなど。
原産地は中国南部からベトナムのあたりにかけてと推測されている。熱帯各地ではばひろく栽培される。香り高く、『スパイスの王様』と呼ばれる[1]。
目次
- 1 利用
- 1.1 利用史
- 1.2 香辛料
- 1.3 生薬
- 1.4 観葉植物
- 2 脚注
- 3 関連事項
- 4 外部リンク
利用
利用史
世界最古のスパイスの1つといわれ紀元前4000年ごろからエジプトでミイラの防腐剤として使われ始めた。また、紀元前6世紀頃に書かれた旧約聖書の『エゼキエル書』や古代ギリシアの詩人サッポーの書いた詩にもシナモンが使われていたことを示す記述がある。
中国では後漢時代(25年-220年)に書かれた薬学書『神農本草経』に初めて記載されている。
日本には8世紀前半に伝来しており、正倉院宝物の中にもシナモンが残されている(「桂心」という名称で、薬物として奉納されたもの)。しかし樹木として日本に入ってきたのは江戸時代の享保年間のことであった。
香辛料
香辛料としてのシナモン(シンナモンとも)は上記のシナモンの樹皮をはがし、乾燥させたもの。独特の甘みと香り、そしてかすかな辛味がありカプチーノ等の飲料やアップルパイ、シナモンロールなどの洋菓子の香り付けに使われる。南アジア、中東、北アフリカでは料理の香りづけに頻繁に用いられる。インド料理の配合香辛料ガラムマサラの主要な成分でもある。インドのチャイの香りづけにもかかせない。近縁種のシナニッケイ(支那肉桂、ニッキ、C. cassia)の樹皮からも作られる。ただしシナニッケイからつくられるものはカシアと呼ばれ、成分が若干異なる。
粉末状に加工したいわゆるシナモンパウダーのほか、樹皮のまま細長く巻いた形のシナモンスティック(カネール(フランス語: cannelle)とも)が広く流通する。
生薬
|
この節の加筆が望まれています。
主に: 漢方について |
シナニッケイやニッケイ(肉桂、C. sieboldii、シノニム:C. okinawense)は体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用を持つ生薬として利用されておりシナモンにもこれと似た利用法があるが、過剰摂取に対する注意が出されている[2][3][4]。
漢方では桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。温熱の作用があるとされ、多くの方剤に処方されている。
シナモンは、生であれ加熱調理後であれ、α-アミラーゼ、α-グルコシダーゼのいずれに対して、顕著な阻害作用を示し、糖尿病予防への可能性が示唆された[5]。
観葉植物
葉は大きく光沢があり、葉脈がはっきりしていて美しく、観葉植物として利用されることもある。
脚注
- ^ 渡辺一也「リキュール&カクテル大事典」(ナツメ社)、194項
- ^ 食品安全情報 No.21 2006/10/11 pdf 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部
- ^ シナモンのサプリメント …2006/10(第86号)過剰摂取で肝障害の恐れ WEBニッポン消費者新聞
- ^ シナモンを含む食品中のクマリン含有量調査東京都健康安全研究センター
- ^ 市販香辛料のα-アミラーゼ活性およびα-グルコシダーゼ活性に及ぼす影響、三浦 理代、五明 紀春、日本食品科学工学会誌、Vol.43 (1996) No.2 P157-163
関連事項
|
ウィキメディア・コモンズには、シナモンに関連するカテゴリがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにシナモンに関する情報があります。 |
- 桂皮を配合する薬剤
外部リンク
- 健康食品等の素材情報データベース シナモン 2007/07/26(独立行政法人 国立健康・栄養研究所)
ハーブ・香辛料 |
|
ハーブ |
|
アサ · アンゼリカ · イノンド · イングリッシュラベンダー · エパソーテ · オレガノ · カレーリーフ · クルマバソウ · コショウソウ · コリアンダー (シアントロ) · シシリー · シソ · シソクサ · ジンブー · スイバ · セージ · セイボリー · タイバジリコ · タイホーリーバジル · タイム · タラゴン · チャービル · チャイブ · ドクダミ · ナギナタコウジュ · バジリコ (バジル) · パセリ · ヒソップ · ピペルアウリツム · ベトナムコリアンダー · ヘンルーダ · ボリビアンコリアンダー · ボルド · マジョラム · ミツバ · ミント · メキシカンコリアンダー (ロングコリアンダー) · ルリジサ · レモンバーム · レモンバーベナ · レモンマートル · ローリエ · レモングラス · ローズマリー · ラベージ
|
|
|
香辛料 |
|
アサフェティダ · アジョワン · アナルダナ · アニス · アムチュール (マンゴーパウダー) · アリゲーターペッパー · アレッポペッパー · イノンド · ウコン · オールスパイス · カイエンペッパー · カシア · ガジュツ · カラシナ · カホクザンショウ · カルダモン · キャラウェイ · クスノキ · クミン · クラチャイ · クローブ · クロガラシ · 黒カルダモン · ケシノミ · コクム · コショウ · ゴマ · コリアンダー · サッサフラス · サフラン · サルサパリラ · 塩 · シトラスピール シナモン · シヌスモーレ · ジュニパーベリー · ショウガ · 小ガランガル · シロガラシ · スペインカンゾウ · セリムグレイン · セロリ · タスマニアペッパー · タマリンド · チャロリー · 陳皮 · 唐辛子 · トウシキミ · トンカ豆 · ナツメグ · ナンキョウソウ · ニオイクロタネソウ · ニンニク · バーベリー · ゴルパー · バニラ · パプリカ · パラダイスグレイン · バンウコン · ヒッチョウカ · ヒハツ · ヒハツモドキ · フェヌグリーク · フェンネル · ブラジリアンペッパー · ブラッククミン · ブラックライム · ホースラディッシュ · マウラブチェリー · マラバスラム · メース · ラドゥニ · リツェアクベバ · ローズ · ワサビ ·
|
|
|
スパイスミックス |
|
アドジカ · アドヴィエ · エルブ・ド・プロヴァンス · オールドベイシーズニング · カーメリスネリ · ガーリックソルト · ガラムマサラ · カレー粉 · キャトルエピス · クラブボイル · 五香粉 · ザーター · 七味唐辛子 · ジャークスパイス · セイボリー · タビル · タンドリーマサラ · チャートマサラ · チャウンク · チュニジアンファイブスパイス · チリパウダー · バハラット · ハリッサ · バルバレ · ハワイジ · パンチフォロン · ファインハーブ · ブーケガルニ · ブクヌ · ペルシャード · マサラ · ミックススパイス · ミトミタ · レモンペッパー · パンプキンパイスパイス · レカードロジョ
|
|
|
|
|
|
この項目は、植物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:植物/Portal:植物)。 |
Japanese Journal
- ジョルジェ・アマード『丁字と肉桂のガブリエラ』(九) : 第二部第四章,原文二三九頁から二七一頁までの翻訳
- ジョルジェ・アマード『丁字と肉桂のガブリエラ』(八) : 第二部第三章、原文二一一頁から二三七頁までの翻訳
Related Links
- ニッキ飴や八つ橋など、日本で古くから親しまれていたニッキとシナモン・ティーで おなじみのシナモンとは近縁の香辛料です。 ちょっと辛味のある刺激的な香りのニッキ。 それに対してシナモンはあくまでもさわやかで上品な香り。 香りの主成分は2つとも同じ なの ...
- セイロンニッケイ(錫蘭肉桂) ... 近種のシナニッケイ(支那肉桂、ニッキ、C. cassia)の 樹皮からも作られる。 ... シナニッケイやニッケイ(肉桂、C. sieboldii、シノニム:C. okinawense)は体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用を持つ生薬として利用され ており ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cinnamon bark、Cinnamomi Cortex, Chinese cinnamon, cassiabark
- 同
- ケイヒ、肉桂 ニッケイ、桂枝
- ラ
- cinnamomi cortex
- 生薬
- 芳香健胃薬
- 桂皮油(cinnamic aldehyde)1-3.5%、ジテルペノイド(cinzeylanine)、タンニンなど
[★]
シナモン、肉桂
- 関
- Cinnamomum、Cinnamomum zeylanicum
[★]
- 英
- cinnamon、Cinnamomum zeylanicum
- 関
- シナモン属、肉桂