- 英
- fiber、fibre、(細胞内)filament
- 関
- 細糸、線維、微細線維、フィラメント、ファイバー
WordNet
- a slender and greatly elongated substance capable of being spun into yarn (同)fibre
- a leatherlike material made by compressing layers of paper or cloth (同)fibre, vulcanized fiber
- any of several elongated, threadlike cells (especially a muscle fiber or a nerve fiber) (同)fibre
- the stalk of a stamen
- a thin wire (usually tungsten) that is heated white hot by the passage of an electric current
- a threadlike structure (as a chainlike series of cells) (同)filum
PrepTutorEJDIC
- =fiber
- (くもの巣などの)細糸 / (電球・真空管内の)フィラメント
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/22 14:25:37」(JST)
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繊維(せんい、英: fibre、米: fiber)は、動物の毛・皮革や植物などから得られる自然に伸びた、または人工的に伸ばされた細くしなやかで凝集性のある紐状の素材のことである。現在では化学などの技術によって人工的に作られたものも数多い。
目次
- 1 概説
- 2 言葉の意味
- 3 繊維の性質
- 4 天然繊維
- 5 化学繊維
- 6 主な繊維メーカー
- 7 かつての繊維メーカー
- 8 関連団体
- 9 報道機関
概説
繊維とは、元来は布を織る材料となる糸の素材のことである。布になるためには、それが細長く、柔軟で、なおかつ耐久性に優れることが求められる。また、その太さは相当に細いものであってほしい。そのような構造への加工は高度な技術であるため、古くは元からそのような状態にあるものが利用された。現在では様々なものを繊維状に加工することが行われている。
どのようなものが繊維として古いものであるかは断定が難しい。おそらく動物の体毛、植物の樹皮から得られる繊維が古いものであろう。現在も植物の葉や皮をそのままに衣料として利用する例もあるから、そのあたりが起源なのであろう。動物の長い毛は直接に繊維として利用されたし、一部の植物はその皮層に長い繊維細胞を持ち、引き裂くだけでたやすく繊維状のものが手に入る。毛皮や皮も繊維を含むが、これらはむしろ直接に布状の構造が得られるものとして利用された。
言葉の意味
上記のように、繊維は元来は糸のように取り出せるものを指す。ここから、人工的に作り出した糸状の構造およびその素材を化学繊維または人造繊維という。それらは当初は天然繊維の代用として開発された。
形態上の基本的性質としては、細長いもの、すなわち幅(太さ)に対して長さがきわめて大きいものといえる。いわゆるアスペクト比の値としては1:1000が、その目安といわれている。
さらに、繊維は丈夫なものである。つまり、自然に放置しておいても分解しにくく、動物によって消化されにくい。このような成分を繊維質というが、その素材は動物繊維と植物繊維では大いに異なる。動物繊維の場合、ほとんどは特殊なタンパク質であり、植物繊維の場合、セルロースなどの多糖類である。ここからこのような成分のものをも繊維というようになった。食物繊維はこのような用例であり、実際には繊維状をしていないものをも含んでいる。
このような生物の繊維は、細胞レベル、あるいはそれ以下の構造であり、実際にはその構造は顕微鏡下でしか観察できない。また、顕微鏡レベルでしか繊維状の構造を確認できないものもあり、それらも繊維といわれる。フィブリン(繊維素)等がこれに当たる。
一方、生物体内の糸状の構造を指して繊維という例もある。その中には、繊維質ではないものもある。筋肉の構成要素である筋繊維、あるいは神経繊維がその代表的な例であり、これらにおける糸状の構造は細胞そのものである。
なお、生物体内の繊維に関しては線維という表記がなされることがある。これは医学分野に始まったもので、2000年頃には正式な表記として認められている。生物学の分野でも細胞生物学的な分野ではこちらを用いることも多くなっている。しかしそれ以外の分野、および一般には今も繊維の方が正式な表記と考えられる。各種の線維腫や線維症は、病変によって細胞が壊死した痕を線維が置換し本来の機能を果たせなくなった状態であり、多くの場合は切除や移植によってしか治療できない。
繊維の性質
繊維は、特に細長くなった固体である。このような構造は、強く引き延ばした場合か、ある特定の方向に分子が積み重なることで作られる。いずれにしても、そのために構成する分子の向きが揃う(配向)など、普通の固体の状態より強くなる例が多い。しかも絶対的に細いために柔軟である。また、生物素材では内部に空洞を持って管を作るなど、さらに複雑な構造を持つものもある。
これを緩く組み合わせた布などの場合、軽くて柔らかい上に、繊維の間に多量の空気を含むことから断熱効果が高い。衣服として使われる所以である。密に組み合わせた構造では、柔らかさは失われるが、単に固めたものに比べると柔軟で丈夫な構造となる。
天然繊維
化学繊維
いわゆる化学繊維の始まりは、ナイロンである。これは絹糸の代用を目ざして作られ、ストッキングにおける需要を完全に塗り替えた。これを機に高分子有機化合物による合成繊維は様々なものが作られるようになった。他方、金属やガラスなど元来は繊維の状態に加工できなかった物質から作られた繊維は、より多様な用途に用いられるようになった。
- 合成繊維
- 半合成繊維
- 再生繊維
- ガラス繊維
- 炭素繊維
- 人造鉱物繊維(ロックウール、グラスウール、セラミックファイバーなど)
主な繊維メーカー
- 東レ
- 帝人
- 東洋紡
- クラレ
- 三菱レイヨン
- 日清紡
- ユニチカ
- 東邦テナックス
- シキボウ
- ダイワボウ(大和紡績)
- グンゼ
- 富士紡績
- オーミケンシ
- クラボウ(倉敷紡績)
- 日東紡
- 旭化成
- セーレン
かつての繊維メーカー
- クラシエホールディングス(旧カネボウ。2005年限りで繊維から撤退)
- 上毛撚糸(現・価値開発。現在は不動産業が主力)
関連団体
- 日本繊維産業連盟
- 日本紡績協会
- 日本羊毛紡績会
- 日本化学繊維協会
- 日本染色協会
- 日本綿スフ織物工業連合会
- 日本繊維輸出機構
- 日本アパレル産業協会
- 社団法人日本繊維製品消費科学会
報道機関
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
沈降ジフテリア破傷風混合トキソイド「北里第一三共」
組成
製法の概要
- ,*本剤は、ジフテリア菌(Park-Williams No.8株)及び破傷風菌(Harvard株)を個別に純培養後除菌ろ過して得られた各毒素液を精製濃縮し、かつ、ホルマリンを加えて無毒化したトキソイド原液を混合し、更にアルミニウム塩及び希釈剤としてリン酸塩緩衝塩化ナトリウム液を加え、規定濃度に調整した液剤である。
なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(ペプトン、スキムミルク)、ウマの血液由来成分(血清、脱繊維素血液)、ヒツジの血液由来成分(血清)、ブタの膵臓及び十二指腸由来成分(パンクレアチン)を使用している。
組成
- 本剤は、0.5mL中に下記の成分・分量を含有する。
有効成分 分量
- ジフテリアトキソイド 25Lf以下(35国際単位以上)
破傷風トキソイド 5Lf以下(20国際単位以上)
緩衝剤 分量
- リン酸水素ナトリウム水和物 0.88mg
リン酸二水素ナトリウム 0.40mg
塩化ナトリウム 4.25mg
アジュバント 分量
- 水酸化ナトリウム 0.43mg
塩化アルミニウム 0.90mg
保存剤 分量
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
○初回免疫
- 通常、1回0.5mLずつを2回、3〜8週間の間隔で皮下に注射する。ただし、10歳以上の者には、第1回量を0.1mLとし、副反応の少ないときは、第2回以後適宜増量する。
○追加免疫
- 第1回の追加免疫には、通常、初回免疫後6箇月以上の間隔をおいて、(標準として初回免疫終了後12箇月から18箇月までの間に)0.5mLを1回皮下に注射する。ただし、初回免疫のとき副反応の強かった者には適宜減量し、以後の追加免疫のときの接種量もこれに準ずる。また、10歳以上の者には、0.1mL以下を皮下に注射する。
接種対象者・接種時期
- 定期接種の場合には、ジフテリア及び破傷風の第2期の予防接種については、11歳以上13歳未満の者(11歳に達した時から12歳に達するまでの期間を標準的な接種期間とする)に、通常、本剤0.1mLを1回皮下に注射する。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
- (0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ジフテリア及び破傷風の予防には、本剤接種後、それぞれの血中抗毒素量が一定量以上産生される必要がある。
ジフテリアの感染防御に有効な抗毒素量は0.01IU/mL、破傷風の感染防御に有効な抗毒素量は0.01IU/mLがそれぞれ存在すればよいとされている。2)3)4)
★リンクテーブル★
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- 英
- filament
- 関
- 線維、微細線維、フィラメント、繊維
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- 英
- filament
- 関
- 細糸、線維、フィラメント、繊維
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- 英
- fiber
- 関
- 線維、繊維
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- 英
- fibrous dysplasia
- 関
- 線維性骨異形成症、線維性骨異形成
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- 英
- specialized atrial fiber
- 関
- 固有心房筋線維
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- 英
- carbon fiber
- 関
- カーボンファイバー
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- 英
- filament protein
- 関
- 線維タンパク質
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- 英
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- 関
- モノフィラメント