- 英
- fiber, fibre
WordNet
- the stalk of a stamen
- a thin wire (usually tungsten) that is heated white hot by the passage of an electric current
- a threadlike structure (as a chainlike series of cells) (同)filum
- a slender and greatly elongated substance capable of being spun into yarn (同)fibre
- a leatherlike material made by compressing layers of paper or cloth (同)fibre, vulcanized fiber
- any of several elongated, threadlike cells (especially a muscle fiber or a nerve fiber) (同)fibre
PrepTutorEJDIC
- (くもの巣などの)細糸 / (電球・真空管内の)フィラメント
- =fiber
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/24 14:26:49」(JST)
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繊維(せんい、英: fibre、米: fiber)は、動物の毛・皮革や植物などから得られる自然に伸びた、または人工的に伸ばされた細くしなやかで凝集性のある紐状の素材のことである。現在では化学などの技術によって人工的に作られたものも数多い。
目次
- 1 概説
- 2 言葉の意味
- 3 繊維の性質
- 4 天然繊維
- 5 化学繊維
- 6 主な繊維メーカー
- 7 かつての繊維メーカー
- 8 関連団体
- 9 報道機関
概説
繊維とは、元来は布を織る材料となる糸の素材のことである。布になるためには、それが細長く、柔軟で、なおかつ耐久性に優れることが求められる。また、その太さは相当に細いものであってほしい。そのような構造への加工は高度な技術であるため、古くは元からそのような状態にあるものが利用された。現在では様々なものを繊維状に加工することが行われている。
どのようなものが繊維として古いものであるかは断定が難しい。おそらく動物の体毛、植物の樹皮から得られる繊維が古いものであろう。現在も植物の葉や皮をそのままに衣料として利用する例もあるから、そのあたりが起源なのであろう。動物の長い毛は直接に繊維として利用されたし、一部の植物はその皮層に長い繊維細胞を持ち、引き裂くだけでたやすく繊維状のものが手に入る。毛皮や皮も繊維を含むが、これらはむしろ直接に布状の構造が得られるものとして利用された。
言葉の意味
上記のように、繊維は元来は糸のように取り出せるものを指す。ここから、人工的に作り出した糸状の構造およびその素材を化学繊維または人造繊維という。それらは当初は天然繊維の代用として開発された。
形態上の基本的性質としては、細長いもの、すなわち幅(太さ)に対して長さがきわめて大きいものといえる。いわゆるアスペクト比の値としては1:1000が、その目安といわれている。
さらに、繊維は丈夫なものである。つまり、自然に放置しておいても分解しにくく、動物によって消化されにくい。このような成分を繊維質というが、その素材は動物繊維と植物繊維では大いに異なる。動物繊維の場合、ほとんどは特殊なタンパク質であり、植物繊維の場合、セルロースなどの多糖類である。ここからこのような成分のものをも繊維というようになった。食物繊維はこのような用例であり、実際には繊維状をしていないものをも含んでいる。
このような生物の繊維は、細胞レベル、あるいはそれ以下の構造であり、実際にはその構造は顕微鏡下でしか観察できない。また、顕微鏡レベルでしか繊維状の構造を確認できないものもあり、それらも繊維といわれる。フィブリン(繊維素)等がこれに当たる。
一方、生物体内の糸状の構造を指して繊維という例もある。その中には、繊維質ではないものもある。筋肉の構成要素である筋繊維、あるいは神経繊維がその代表的な例であり、これらにおける糸状の構造は細胞そのものである。
なお、生物体内の繊維に関しては線維という表記がなされることがある。これは医学分野に始まったもので、2000年頃には正式な表記として認められている。生物学の分野でも細胞生物学的な分野ではこちらを用いることも多くなっている。しかしそれ以外の分野、および一般には今も繊維の方が正式な表記と考えられる。各種の線維腫や線維症は、病変によって細胞が壊死した痕を線維が置換し本来の機能を果たせなくなった状態であり、多くの場合は切除や移植によってしか治療できない。
繊維の性質
繊維は、特に細長くなった固体である。このような構造は、強く引き延ばした場合か、ある特定の方向に分子が積み重なることで作られる。いずれにしても、そのために構成する分子の向きが揃う(配向)など、普通の固体の状態より強くなる例が多い。しかも絶対的に細いために柔軟である。また、生物素材では内部に空洞を持って管を作るなど、さらに複雑な構造を持つものもある。
これを緩く組み合わせた布などの場合、軽くて柔らかい上に、繊維の間に多量の空気を含むことから断熱効果が高い。衣服として使われる所以である。密に組み合わせた構造では、柔らかさは失われるが、単に固めたものに比べると柔軟で丈夫な構造となる。
天然繊維
化学繊維
いわゆる化学繊維の始まりは、ナイロンである。これは絹糸の代用を目ざして作られ、ストッキングにおける需要を完全に塗り替えた。これを機に高分子有機化合物による合成繊維は様々なものが作られるようになった。他方、金属やガラスなど元来は繊維の状態に加工できなかった物質から作られた繊維は、より多様な用途に用いられるようになった。
- 合成繊維
- 半合成繊維
- 再生繊維
- ガラス繊維
- 炭素繊維
- 人造鉱物繊維(ロックウール、グラスウール、セラミックファイバーなど)
主な繊維メーカー
- 東レ
- 帝人
- 東洋紡
- クラレ
- 三菱レイヨン
- 日清紡
- ユニチカ
- 東邦テナックス
- シキボウ
- ダイワボウ(大和紡績)
- グンゼ
- 富士紡績
- オーミケンシ
- クラボウ(倉敷紡績)
- 日東紡
- 旭化成
- セーレン
かつての繊維メーカー
- クラシエホールディングス(旧カネボウ。2005年限りで繊維から撤退)
- 上毛撚糸(現・価値開発。現在は不動産業が主力)
関連団体
- 日本繊維産業連盟
- 日本紡績協会
- 日本羊毛紡績会
- 日本化学繊維協会
- 日本染色協会
- 日本綿スフ織物工業連合会
- 日本繊維輸出機構
- 日本アパレル産業協会
- 社団法人日本繊維製品消費科学会
報道機関
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Japanese Journal
- 白澤 友宏,斉藤 満,川野 道隆,松永 尚治,白井 保之,横山 雄一郎,野原 寛章,近藤 哲,新開 泰司,宮下 洋
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
クアトロバック皮下注シリンジ
組成
製法の概要
- 本剤の製法は次のとおりである。
- 百日せき菌I相菌(東浜株)の培養菌ろ液から遠心及びカラムクロマトグラフィーの物理化学的方法で感染防御抗原(百日せき毒素及び線維状赤血球凝集素)をそれぞれ単離精製し、ホルマリンで減毒化した両防御抗原を含む液を作製する。ジフテリア菌(Park-Williams No.8株)の産生する毒素を精製し、ホルマリンで無毒化(トキソイド化)したジフテリアトキソイドを作製し、アルミニウム塩を加えて不溶性とする。破傷風菌(Harvard A-47株)の産生する毒素を精製し、ホルマリンで無毒化(トキソイド化)した破傷風トキソイドを作製し、アルミニウム塩を加えて不溶性とする。弱毒ポリオウイルスセービン株の1型(LSc,2ab株)、2型(P712,Ch,2ab株)及び3型(Leon,12a1b)をVero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来の株化細胞)でそれぞれ増殖させ、得られたウイルスを精製した後に、ホルマリンで不活化し混合した三価不活化ポリオウイルス液を作製する。本剤は、これら全てを混合したものである。
- なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(カザミノ酸、スキムミルク、ポリペプトン、乳糖、エリスロマイシンラクトビオン酸塩、ラクトアルブミン加水分解物)、ウシの肝臓、ウシの血液、ウシの血液由来成分(血清)、ウシの肉、ブタの胃由来成分(ペプトン)、ブタの膵臓由来成分(パンクレアチン、トリプシン)、ウマの血液由来成分(血清)、クジラの心臓由来成分(ハートエキス)、ヒツジの毛由来成分(コレステロール)及びヒトの血液由来成分(アポセルロプラスミン)を使用している。
組成
- 本剤は、0.5mL(1シリンジ)中に次の成分を含有する。
有効成分
百日せき菌防御抗原
有効成分
ジフテリアトキソイド
有効成分
破傷風トキソイド
有効成分
不活化ポリオウイルス1型(Sabin株)
有効成分
不活化ポリオウイルス2型(Sabin株)
有効成分
不活化ポリオウイルス3型(Sabin株)
添加物
ブドウ糖
添加物
L-リシン塩酸塩
添加物
エデト酸ナトリウム水和物
添加物
ホルマリン(ホルムアルデヒドとして)
添加物
塩化アルミニウム
添加物
水酸化ナトリウム
添加物
塩化ナトリウム
添加物
リン酸水素ナトリウム水和物
添加物
リン酸二水素ナトリウム
添加物
M199培地
添加物
pH調節剤
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 百日せき、ジフテリア、破傷風及び急性灰白髄炎の予防
- 初回免疫:小児に通常、1回0.5mLずつを3回、いずれも3週間以上の間隔で皮下に注射する。
- 追加免疫:小児に通常、初回免疫後6か月以上の間隔をおいて、0.5mLを1回皮下に注射する。
接種対象者・接種時期
- 本剤の接種は、生後3か月から90か月までの間にある者に行うが、沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンと同様に、初回免疫については、標準として生後3か月から12か月までの者に3〜8週間の間隔で、追加免疫については、標準として初回免疫終了後12か月から18か月を経過した者に接種する。
- なお、被接種者が保育所、幼稚園等の集団生活に入る場合には、その前に接種を完了することが望ましい。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また、他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
- ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(0.1%未満注1)):ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
血小板減少性紫斑病(0.1%未満注1)):血小板減少性紫斑病があらわれることがある。通常、接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には、血液検査等を実施し、適切な処置を行うこと。
脳症(頻度不明注1)):脳症があらわれることがある。接種後、発熱、四肢麻痺、けいれん、意識障害等の症状があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
けいれん(0.4%注2)):けいれんがあらわれることがある。通常、接種直後から数日ごろまでにけいれん症状があらわれる。本症が疑われる場合には、観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 百日せき、ジフテリア、破傷風及び急性灰白髄炎を予防するためには、あらかじめ各々の感染防御抗原に対する血中抗体が一定(発症防御)レベル以上産生される必要がある。
- 百日せきは、罹患小児の回復期血清で抗PT抗体及び抗FHA抗体をELISA法により測定した結果から、両抗体ともに少なくとも10EU(ELISA単位)/mL以上が血中に存在すればよいとする報告もある1)。ジフテリアに対する発症防御は、0.1IU(国際単位)/mLの抗毒素(抗体)が存在すればよいと考えられている2)。破傷風に対する発症防御は、0.01IU/mLの抗毒素(抗体)が存在すればよいと考えられている3)。急性灰白髄炎に対する発症防御には、中和抗体価1:8以上(log2表示で3以上)が必要と考えられている4)。
★リンクテーブル★
[★]
- 43歳の男性。健康診断の胸部エックス線写真で腫瘤陰影を指摘されて来院した。
- 胸部単純MRIのT1強調像とT2強調像とを以下に示す。
- 腫瘤の性状として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099F041]←[国試_099]→[099F043]
[★]
- 英
- fiber、fibre、(細胞内)filament
- 関
- 細糸、線維、微細線維、フィラメント、ファイバー
[★]
[★]
- 英
- filament
- 関
- 線維、微細線維、フィラメント、繊維
[★]
- 英
- filament
- 関
- 細糸、線維、フィラメント、繊維
[★]
線維
- 関
- fiber、filament
[★]
- 英
- fibroblast growth factor-1
- 関
- 線維芽細胞増殖因子-1、線維芽細胞増殖因子1、線維芽細胞成長因子1
[★]
- 英
- non-fibrillar collagen
- 関
- 非線維性コラーゲン、非線維状コラーゲン
[★]
- 英
- non-fibrillar collagen
- 関
- 非線維性コラーゲン、非線維型コラーゲン
[★]
- 英
- cardiac fiber、cardiac muscle fiber
[★]
- 英
- special visceral efferent fiber, SVE