- 英
- activation energy、energy of activation
- 関
- 活性化エネルギ
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/07 06:18:01」(JST)
[Wiki ja表示]
触媒の有無に伴う活性化エネルギー()と生成エンタルピー(Δ
H)の関係。最も高いエネルギー位置(頂点)は遷移状態を表す。触媒の存在下(赤の破線)では、遷移状態へ移行するために必要なエネルギー(活性化エネルギー,)は減少し、その結果、反応の進行に必要なエネルギーは減少する。
活性化エネルギー(かっせいかエネルギー)とは、反応の出発物質の基底状態から遷移状態に励起するのに必要なエネルギーである。アレニウスパラメータとも呼ばれる。活性化エネルギーが高いことを活性化障壁と表現することもある。
化学反応においては、出発物質と生成物のエネルギーに差がある場合には、最低限そのエネルギー差に相当するエネルギーを外部から受け取らなければならない。しかし、実際の反応においてはそれだけでは十分でない場合がほとんどで、二状態のエネルギー差以上のエネルギーを必要とする。大きなエネルギーを受け取ることで、出発物質は生成物のエネルギーよりも大きなエネルギーを持った遷移状態となり、遷移状態となった出発物質はエネルギーを放出しながら生成物へと変換する。これは発熱反応の場合にも当てはまり、たとえ出発物質よりも生成物のエネルギーの方が低いとしても、活性化エネルギーの壁を越えられなければ反応は進行しない。例えば炭素と酸素を常温・常圧で混ぜても、それだけでは二酸化炭素などにならない。
なお適切な触媒があれば、反応に必要な活性化エネルギーを下げることが可能で、それにより反応が進みやすくなる。
関連項目
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 招待講演 n型トンネルトランジスタにおけるPBTI寿命の正確な予測 (シリコン材料・デバイス) -- (先端CMOSデバイス・プロセス技術(IEDM特集))
- 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 114(421), 33-36, 2015-01-27
- NAID 40020364811
- 水熱前処理条件下におけるマンニトール分解速度の決定
Related Links
- 1.1.2 活性化エネルギー 1.1.3 速い反応と遅い反応 1.1.4 反応機構 活性錯体の生成(活性化状態) 化学変化に伴うエネルギー変化を次に示す。 活性化状態 水溶液中で生ずるイオン反応の活性化エネルギーは一般に小さい。 Chapter 1 ...
- 「活性化エネルギー」に関連する人気のQ&Aのランキング。みんなが知りたい「活性化エネルギー」にまつわる質問・疑問のおすすめをまとめています。気になる1位のQ&Aは…?
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- activation energy、energy of activation
- 関
- 活性化エネルギー
[★]
- 関
- activation energy
[★]
- 英
- energy
- 関
- エネルギー代謝
- 食事のカロリー、熱量の意味で使われることがある。ちなみに肝硬変の代償期の食事は30-35cal/kgが推奨される。
[★]
- 英
- activation、activate、turn on、activated
- 関
- 賦活、賦活化、活性化型、オンにする
[★]
- 英
- activity
- 関
- 活性度、活動性、活量、活動